HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。無限マフラーを装着したライトチューンのシビックタイプRの納車前整備をさせていただきました。EP3型の前期モデルになります。EP3はそもそもの台数が少ないので当社でも在庫を確保するのが難しい1台です。そんなEP3の納車前整備をご紹介します。作業はメカニックのワタナベです。
シビックタイプR(EP3)納車前点検
エンジンルーム内から点検していきます。こちらはエアフィルターです。とても綺麗な状態だったのでまだ交換してからそこまで経過していないものと思われます。続いて点火プラグをチェックします。焼けの具合や端子の状態などチェックし問題ありませんでした。その他ベルト類やホース類、各種オイル漏れやフルード漏れなどがないかチェックさせていただきました。1点大きなトラブルで、エアコンコンプレッサーが動いていない状態でした。後半でコンプレッサー交換の様子をご紹介します。
シビックタイプR(EP3)油脂類交換
リフトアップして油脂類の交換及び下回りチェックをしていきます。まずはハブべリングのガタがないかチェックします。タイヤを上下左右に揺すってガタをチェックしました。特に問題ありませんでした。オイル交換をしていきます。まずはエンジンオイルを抜きます。適度な汚れでオイルとしての役割をきっちりと果たしたくれた感じですね。オイルの役割は潤滑と洗浄、そして冷却です。 オイルフィルターも交換します。 こちらはミッションオイルです。ピンボケしちゃってますが綺麗なオイルが出てきました。 注入するオイルはホンダ純正のMTF-3です。 リフトアップしている間に冷却水も抜いておきます。 下回りの点検では、フロントのロアアームブッシュにヒビが入り始めているのが確認できました。ここは力がかかりやすい箇所なので年数の経過とともにヒビが入りやすくなりますね。切れてはいないのでまだ大丈夫ですが、交換するとシャキッとしたハンドリングになると思います。タイヤを外して残量チェックです。残量としてはまだ6mmほど残っているのですが、ヒビが入ってきているので早めの交換おすすめです。続いてブレーキ回りの点検です。パッドを外して残量チェックとピストンの動きをチェックします。どちらも問題ありませんでした。そのままブレーキフルードの交換に入ります。DOT4のフルードを使って交換します。最後にワコーズプロステージSのエンジンオイルを入れて、冷却水を入れてエア抜きをします。これで油脂類の交換は終了です。残りはスペアタイヤの空気圧チェックと発煙筒の期限が切れていたので交換しました。
シビックタイプR(EP3)コンプレッサー交換とバルブ交換
点検で不具合の発生していたエアコンコンプレッサーと点灯していなかった左スモールバルブを交換しました。まずはすぐに交換できるスモールバルブから変えました。続いて重い作業のエアコンコンプレッサー交換です。 コンプレッサーを取り外すのに邪魔な電動ファンを取り外します。 エアコンベルトも取り外してエアコンコンプレッサーが取り外せました。 こちらは新品のコンプレッサーとの比較です。明らかに綺麗ですね。ベルトが駆動するプーリーが渋くなってしまっており、それによってコンプレッサーが回っていませんでした。 新品のコンプレッサーを取り付けしました。エアコンベルトも取り付けしてコンプレッサーの交換は完了です。 コンプレッサーリレーも新品に交換しました。 エアコンガスを入れて作業は完了です。涼しい風がしっかりと出てくるようになりました。HMRではこれらの作業も納車前整備の一環として追加費用いただかずにやっております。年式の古い車が多いのでそれなりに整備には時間かかりますが、しっかりと1台1台点検整備してお渡しするようにしています。しかし、こちらのEP3はご納車した日にオルタネーターが突然死してしまいご迷惑をおかけしました。電装系は前兆がなく動くか止まるかのどっちかなので点検が難しいですが、納車前に発生していたらお客様にご迷惑をおかけすることなかったのにと思います。K様この度はご契約ありがとうございました。ぜひ、EP3の楽しい走りを満喫してください。
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