HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。デモカーS2000に快適装備を追加しました。サーキット走行がメインなので走りに関係しない部品は取り外した方が軽量化になっていいのでしょうが、普通に街乗りもしてS2000を楽しみたいのが個人的な考えです。そこで、WSエンジニアリングさんの2DINナビキットを使い、新品の純正DVDナビ用のダッシュボードを手配して、2DINモニターを装着しました。ナビは特に必要ないのですが、DVDを観たりTVを観たりしたいのと、バックカメラが欲しかった感じです。
そして、サーキット向けではスマホをミラーリングしてデジスパイスアプリを画面に表示させることが目的の1つにありました。ラップタイムをモニターに出力する感じですね。では、早速作業に入ります。今回の作業はメカニックのムラシタです。
S2000ダッシュボード取り外し
まずは既存のダッシュボードを取り外します。ステアリングコラム周りからバラバラと外していきます。S2000というかホンダ車は隠しネジが多くあるので取れそうで取れないところがいっぱいあります。 こんな画像だとあまり変わりばえしませんが、ここまで約4時間ほどです。いよいよダッシュボードの取り外しです。 こんな感じでダッシュボードを取り外しました。
S2000 2DINモニター取り付け
こちらが新品のDVDナビ用ダッシュボードとWSエンジニアリングさんの2DINナビキット、そして2DINモニターのセットです。この2DINナビキットにはオーディオパネルとカバー、助手席のエアコンダクトが付いてきます。2DINモニターは安物です。スマホミラーリング用にRCAケーブルの入力端子が必須だったので、その入力端子があるかだけ確認して購入しました。あとバックカメラもセットで購入しました。黒い小さい部品はスマホをミラーリングするアダプターです。まずはダッシュボードに2DINモニターを仮合わせします。これ、サイドのネジは通常2本使ってとめるのですが、モニターによって奥行きが異なるため、通常通りとは行きませんでした。左右の角度を微調整するのを繰り返しようやくネジ位置が決まり、はみ出し過ぎない絶妙な位置に仮合わせしました。結果的には、モニターのサイドのネジは1本しか使えずでしたが、綺麗に収まりました。続いて、取り外したダッシュボードからショートパーツを移植します。助手席のエアコンダクトは2DINモニターによって取り付けできないので、WSエンジニアリングのエアコンダクトに付け替えます。この純正ダクトは撤去です。こんな感じでWSエンジニアリングのエアコンダクトを装着します。多少風量が落ちるそうですが、実際はそこまで気になりません。取り付けが終わったら新品のダッシュボードを取り付けます。 ダッシュボードを乗せたら、助手席のエアコンダクトを設置します。モニター裏はこんな感じになります。あとはダッシュボード取り付けの部品を元に戻していきます。一通り元どおりにしたら、モニター、バックカメラ、地デジの配線をして映像チェック。地デジもバッチリ映りました。ほぼサーキットでしか使わないですが、サーキットまでの道中は快適に過したいんですよね^ ^そして今回の目的の一つであったスマホのミラーリングをチェック。この変換アダプターを使ってミラーリングします。i-phoneで通常使っている充電用のUSBをこのアダプターに刺し、RCAケーブルはモニターの入力へ。黒い配線は電源コードで、USBになっているのでシガーUSBに刺しました。で、見事にこんな感じでミラーリングできました。デジスパイスの画面もきっちりと映ります。これでサーキット走行中のラップタイムチェックがとても見やすくなりました!で、このモニター、地デジチューナーは内蔵していないので、後付けチューナーを接続してテレビを観るのですが、そこもRCAケーブルで出力なんですね。でもモニターには1つしか入力がないんです。これでは地デジとスマホミラーリングのRCAケーブルを毎回差し替えしないと観れない。。。そこでRCAケーブルのスイッチャーの登場です。2つのRCAケーブル入力をスイッチングすることで抜き差ししなくても両方使えます♪ 普段は地デジチューナーを表示して、サーキットではダイヤルをカチッと回してスマホミラーリングにします。これで日常使いとサーキット使いを両立できました。そして元々の1DINスペースが空いたので、1DINケースを購入しました。ここにETCとDefiコントローラーを移設したいので、裏がこんな感じで予め穴があるタイプにしました。こんな感じで綺麗に収まりました。左サイドのスペースは今後のために何か使うかもということで残しておきました。ちなみに、この1DINポケットの下に地デジチューナーが収まっています。こちらが完成したダッシュボードです。モニター位置の調整に時間をかけたこともあって、2DINモニター用のカバーとダッシュボードの隙間はほぼありません。これでサーキットまでの道中も快適になりました。そして、サーキットではデジスパイスの画面をミラーリングしてラップタイムの確認も容易になりました。下の動画では、スマホは助手席側のネットに収めています。2DINモニター枠は、モニター自体が1本ネジでとまっているので、サーキット走行でも特に問題ないか確認後に固定しようと思い、この動画では装着していません。
同じような感じでやりたい方はぜひお問い合わせください。下記に2019年7月時点での金額を掲載しておきます。ネットで購入した部品はリンクを貼っています。値段が変わったりそもそもその商品がなくなったりする可能性はありますのでご了承ください。
今回の作業にかかった部品代と工賃
2019年7月時点での金額(税抜き)
■部品代
・ダッシュボード:42,471円
・WSエンジニアリング2DINナビキット(レザーVer):39,000円
・2DINモニター&地デジチューナー&バックカメラ:23,888円
・ラジオアンテナ延長コード:494円
・スマホミラーリングアダプター:7,389円
・RCAケーブルスイッチャー:907円
・1DINポケット:540円
部品代合計:114,689円
■工賃
・ダッシュボード交換:40,000円
・ナビバックカメラ取り付け:30,000円
工賃合計:70,000円
合計:184,689円