HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)の栗原です。今回はFEEL’Sエアロ・エキマニ・マフラー・車高調、RAYS TE37/RE30、BRIDEフルバケ、Defi追加メーターなどアフターパーツが盛り沢山なシビックタイプR(FD2)の納車前点検整備を行いました。FEEL’Sというのは東京・杉並区に本社があるホンダ専門のチューニングショップ、ホンダツインカムが販売するチューニングパーツのブランド名です。「痒いところに手が届く」ようなパーツを開発販売しています。
シビックタイプR(FD2)納車前点検
まず最初にエンジンルーム廻りを点検していきます。バッテリーテスターでバッテリーの健全性を点検していきます。特に問題ありませんでした。バッテリーの交換時期は使用状況によりますが3〜5年のサイクルで交換することをおススメいたします。また寒い時期になるとバッテリー上がりが多くなります。少しでもマメにエンジンを掛けて充電したり、カー用品店などで購入できる充電器を用意しておくといいでしょう。インテークホースの点検を行いました。特に問題ありませんでした。インテークホースは経年劣化で蛇腹部分に亀裂が入ると、そこからエアフィルターを通さない空気を吸ってしまいエンジン不調に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメいたします。 エアフィルターの点検していきます。特に問題ありませんでした。汚れで目詰まりを起こしてしまうとエンジン本来の性能が発揮できなくなります。定期的な点検と汚れが目立ち始めて来たらお早めの交換をおススメします。 次に冷却系廻りを点検していきます。ホースに漏れはありませんでした。経年劣化していくと亀裂が入りそこから冷却水が漏れてしまいエンジンがオーバーヒートを起こす可能性があります。定期的な点検をおススメいたします。 次にベルト廻りを点検していきます。特に問題ありませんでした。補機ベルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなったり、充電が行なえず最悪走行中に停止するなどのトラブルを起こしかねません。定期的な点検を行いたいですね。 続いてプラグの点検を行いました。4本とも特に問題ありませんでした。先端の部分がひどく汚れてしまうとエンジンが掛かりづらくなったり、走行中に失火が起こり故障の原因となります。エンジンが掛かりづらくなるなどの症状が出た場合は当店にご相談ください。 リフトアップして足廻りをチェックしていきます。タイヤを縦横に揺らしてハブベアリングとボールジョイントのガタが無いかチェックを行いましたが問題ありませんでした。走行中に異音やハンドルのガタつきなどを感じた場合は当店へお早めにご相談下さい。 下廻りの状態です。目立つサビや腐食も無く大きな突き上げや目立つスリキズも見受けられませんでした。 ミッションケース継ぎ目よりオイル滲みが見受けられました。リアクランクシールからオイルが滲んでる可能性がありますののでおススメさせていただいたクラッチ交換時にリアクランクシールも同時交換をおススメいたします。 オイルパンはTODAレーシング製に交換されています。 マフラーはFEEL’S製セミチタンマフラーに交換されています。 ブレーキ廻りの点検をしていきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。シールが劣化するとピストンに水が進入して錆びついてブレーキの引きずり症状に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメします。 パッドの残量をチェックしていきます。フロント6mm・リア7mmでした。フロントは向こう1年以内の交換をおススメいたします。 足廻りのブッシュ・ブーツをチェックしていきます。ブッシュ・ブーツにヒビが入ってしまいそのままにしておくと、そこからグリスが漏れ出したり、異物が侵入して足廻りの機能に支障をきたすだけではなく、車検を通過できなくなってしまいます。またそれ以外にもダンパーのオイル漏れがないかを点検していきます。足回りもアラゴスタ製ベースのFEEL’S車高調に交換されています。 ブッシュ・ブーツ類に問題ありませんでした。
シビックタイプR(FD2)の油脂類交換
HMR HONDAでは納車前点検でエンジンオイルやブレーキフルード、ミッションオイル、ラジエタークーラントを新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。まずエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な点検を行わず走り続けるとエンジンパワー低下、燃費悪化の原因となります。使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。ミッションオイルも抜いていきます。ミッションオイルが劣化していくとギアの入りが悪くなったり、最悪ミッションのギアを痛めてしまいミッションブローに繋がりますので定期的な交換をおススメいたします。 クーラント液も抜いていきます。 交換するミッションオイルはホンダ純正のMTF-3を使用しています。 エンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルはWAKO’SプロステージS 100%化学合成油 10W-40を使用しています。 エンジンの冷却に必要不可欠なクーラント液も交換していきます。高性能・長寿命なSLLC(スーパーロングライフクーラント)を入れます。 次にブレーキフルードを交換しました。フルードはDOT4を使用しています。 タイヤ溝の残量をチェックをしていきます。フロント3mm・リア5mmでした。フロントタイヤは向こう1年以内に交換をおススメします。 各タイヤの空気圧を調整していきます。空気圧はガソリンスタンドなどで定期的な点検を行うことをおススメします。 室内のエアコンフィルターがかなり汚れていましたので新しいフィルターに交換していきます。エアコンフィルターに汚れやゴミなどが溜まってしまうと車内のニオイの原因となります。定期的な点検と交換をおススメいたします。 ワイパーラバーを交換していきます。 リアのナンバー灯の右側が球切れを起こしていましたので交換します。 以上で作業は終了です。U様、この度はシビックタイプRご契約いただきありがとうございました。シビックタイプRとの、最後の自然吸気VTECを思う存分お楽しみください。
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