HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。前回ブレーキ回りのリフレッシュを施したデモカー2号機S2000ですが、今回は冷却系のチューニングをしました。ラジエター、ラジエターホース、サーモスタットやサーモスイッチ、オイルクーラーにDefiのメーター取付けなどです。サーキットを走行するうえで水温油温を適正な温度で安定させるというのはエンジンパワーの面でとても大事ですからね。オイルクーラーはタイムアタックだけならいらないですが、周回もしたいので入れておきます。作業はメカニックのムラマツです。
HMRデモカーS2000(AP2)HPIラジエター、HPIラジエターホースの取付
まずはラジエターから交換します。現在はノーマルラジエターにノーマルのラジエターホースです。これをHPIのEVOLVEアルミラジエターへと交換します。ラジエターホースもHPI製のホースに交換します。では早速交換作業に入りましょう。この後サーモスタットやサーモスイッチ、ウォーターポンプなども交換するので、エアクリーナー周りを取り外してからラジエターを抜きました。純正ラジエターとの厚みの差は歴然!!これはよく冷えてくれることでしょう。ホースも純正品を取り外してブルーのHPIホースに交換しました。これだけでもエンジンルームがスタイリッシュになります。HPIのラジエターは水温センサーのピッチもついているので、水温系取付けのためにラジエターホースに穴を開ける必要がありません。これでまずラジエターまわりの作業は終了です。
HMRデモカーS2000(AP2)SPOONサーモスタット、サーモスイッチの交換
続いてサーモスタットとサーモスイッチを交換します。どちらもSPOON製のローテンプサーモにスイッチです。純正よりも低い温度で弁が開き、電動ファンが回るようになるので、水温の上昇を抑えてくれます。冬場に冷えすぎないかは少し心配ですが・・・。同時にウォーターポンプやオートテンショナー、補機ベルトなども交換作業したので、一式ごっそりと取り外した画像です。エンジンルームはこんな感じになっています。オートテンショナーはガタが出やすいのでこのタイミングで交換しておきました。補機ベルトも少し劣化気味でしたね。そして、こちらが純正のサーモスタットとSPOONのローテンプサーモです。見た目には違いはわかりませんね。でも、ようく見るとSPOONの方は68度と記載があり、純正は78度の記載があります。10度低く弁が開くということですね。ウォーターポンプも新品に交換して、こんな感じでもろもろ装着完了です。
HMRデモカーS2000(AP2)トラストオイルクーラーの取付
続いてオイルクーラーの取付です。このオイルクーラーは中古です(笑)転がっていたものを付けます。トラスト製で、導風板もついてラジエター前ですが水平マウントするタイプなのでラジエターやコンデンサーの冷却に影響せず、空気の抜けも良いタイプなのです。サンドイッチブロックには油温、油圧センサーを装着して取り付けます。フロントバンパーを取り外して取付位置決めをします。アンダーパネルをカットして風が抜けるようにします。こんな感じで装着しました。下から見るとこんな感じです。抜けが良さそうですよね。配管を取りまわして取付け完了です。DefiのメーターはシンプルなZDタイプにしました。1号機と同じくメーターフードパネルに装着しました。これで冷却系の作業はもろもろ終了です。
HMRデモカーS2000(AP2)SPOONバッフルプレート付きオイルパン装着
冷却系ではないですが、最後にSPOONのバッフルプレート付きオイルパンの装着をしました。コーナーでオイルが偏って吸わないという現象はエンジンブローに繋がるので、バッフルプレート付きのオイルパンは必須です。純正を取り外します。SPOONのオイルパンと比較するとプレートが追加されているのがわかります。これでオイルの偏りを防止して、コーナリング中にエンジンオイルが吸えなくなるという症状を回避します。装着すると全くわかりませんが、なんかエンジンが新しくなったような気分になりますね♪下から見た時にSPOONのプレートがついているのでよくわかります。以上で2号機のチューニングは一旦終了です。この後今の状態でテストして細かな調整をしていきます。1日中走れるエビスのマンデーチャレンジに参加して、いろいろとセッティングしてこようと思います。お楽しみに~。
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