HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。シャーシリフレッシュ、ヘッドライトなどの交換に続いて、こちらのアコードユーロR作業ブログの最後です。今回はブレーキ回りのリフレッシュになります。前後のキャリパーOH、パッドローター交換、ブレーキホース交換、ブレーキマスターシリンダーの交換です。
アコードユーロR(CL7)キャリパーOHと耐熱塗装
今回はキャリパーからローターパッド、ホースまで交換するので、ごっそりと取り外していきます。こちらはフロントです。まずキャリパーのOHをするのでローターからキャリパーを取り外します。リアも同じく取り外します。こちらが前後のキャリパーです。キャリパー本体はそこまでサビはなく、どちらかと言うと状態は良い方です。画像がブレていますが、パッドは前後ともまだまだ残っている状態ではあります。キャリパーのシールも劣化しているというほどではまだないです。ただ、リフレッシュのために早めに早めにメンテナンスしていくのは大事ですね。特にブレーキ回りはトラブルが出てからでは大変なので、中古で購入したら早めのタイミングで自身で履歴としてメンテナンスをしておけば、そこから次のメンテナンス時期も見定めやすいです。
それではキャリパーのOH作業を開始します。まずこちらはOHキットです。ピストンやシール類一式です。通常のOH作業でキャリパー本体は洗浄してそのまま組み付けるのですが、今回はお客様のご要望でチタン塗装を施工させていただきました。もちろん耐熱塗装です。キャリパーはそのまま再利用ですが、塗装が綺麗でさらにオシャレなカラーになると別物のように見えますね。このキャリパーに新品のピストンやシールを組み付けていきます。これでキャリパーのOH作業は終了です。今回はローターとパッド、ホースの交換もあるので組み付けはまだお預けです。
アコードユーロR(CL7)ディクセルローター・パッド、アクレホース取付け
ピストンの組み付けが完了したので、続いてローター、パッド、ホースの交換です。今回装着するローターはディクセルのSDローターです。スリット入りのタイプですね。パッドはディクセルESです。ホースはAPPのステンメッシュタイプになります。純正ブレーキホースは表面少しヒビ割れがありました。ローターは錆防止で耐熱ブラック塗装を施しました。パッドが当たる部分は擦れればシルバーの表面に戻りますが、ベルハット部分はブラックのままになります。ちなみに、ディクセルのスリットローターは逆組みが通常なのですが、こちらのアコードは街乗りメインでパッド減りを抑えたいので正組みにしてあります。キャリパーも取り付けました。チタンカラーとブラック塗装された状態のローターがとてもスタイリッシュです。ブレーキホースも装着済です。APPロゴがチラッと見えますね。最後にブレーキマスターシリンダーの交換です。こちらもリフレッシュ目的で、フルードが漏れているなどの症状は出ていませんでした。こちらが新旧比較です。今回はマスターシリンダーASSYで交換します。取付け部分を清掃して新品を組み付けます。 最後にフルードを入れてエア抜きしました。これでブレーキ回りのリフレッシュは終了です。これで当面はブレーキ回りは安心して乗れますね。K様、いつも作業のご依頼ありがとうございます。大切に長く乗って頂ければと思います。