HMR HONDA（エイチエムアール ホンダ）のヤナギです。今回はS2000(AP1)の納車前点検整備を行いました。トラストのフロントリップとボルテックスのGTウィング、16インチのレイズホイールが装着されているレーシーな1台です。吸排気も交換されているのでレスポンスがとても良いです♪作業はメカニックのモリヤマです。
S2000(AP1)納車前点検整備
エンジンルームの点検から行います。AP1に搭載されているF20Cは、9000回転まで回る高回転型エンジンです。私もS2000に乗っているのですが、運転していてドライバーをやる気にさせてくれる、そんな車両です！
ラジエーター廻りの点検を行います。アッパータンクが劣化で割れてしまって、冷却水が漏れてしまうことがS2000では良くあります。。。こちらの車両は問題ありませんでした。
リザーブタンクも問題なしですね。
エアクリーナーも綺麗な状態で問題ありませんでした。
エンジンヘッドカバー、スプールバルブからのエンジンオイル漏れはなく問題なしですね。走行距離が多い車両はパッキンが劣化してしまい、オイルが漏れてしまうことがあります。。。
補機ベルトは切れなどなく問題なしです。補機ベルトが切れてしまうとオルタネーターやウオーターポンプなどが作動しなくなってしまいます。
バッテリーの固定、端子の締め付けは問題ありませんでした。端子が外れてしまうとショートしてしまう可能性があり危険です。。。
バッテリーの充電状況も問題なしですね。
点火プラグは端子の減りと焼け具合は問題ないですが使用感はあるので定期的にチェックして、交換時期になったら交換したいです。
イグニッションコイルは社外の、ハイスパークイグニッションコイルに交換されていました。
強い電力を流すことができる部品で、エンジンのレスポンスアップの効果があります。
ブレーキフルードとクラッチフルードの漏れはなく問題ありませんでした。
続いて油脂類の交換です。エンジンオイルは定期的に交換することによってエンジンの調子を維持することができます。長く愛車に乗りたい方は油脂類はこまめに交換したいですね。エンジンオイルは3000キロまたは交換から半年のどちらか早い方で交換することをおススメしています。
トランスミッションオイルの交換作業です。こちらも定期的な交換をして、トランスミッションオイルの調子を維持してあげたいです。スポーツ走行をする方は走行毎に交換すると安心できます。
デフオイル交換も同時に行っていきます。トランスミッションオイル同様の交換サイクルをお勧めします。
トランスミッション、デフオイルはホンダ純正オイルを使用します。精密な部分にはメーカー純正オイルが安心ですね。
エンジンオイルフィルターも交換します。エンジンオイル交換2回に1回の交換サイクルが理想的です。
エンジンオイルはワコーズのプロステージSを使用します。100％化学合成油なので安心安全です♪
続いてブレーキ廻りの点検作業です。ブレーキパッドは前後4mmと減ってきていたので定期的にチェックを行って少なくなってきていたら交換をお勧めします。
ブレーキフルードの交換＆エア抜き作業です。エアーが抜けていない状態だとブレーキのタッチがフカフカで、ブレーキの利きやフィーリングが悪くなってしまいます。劣化したブレーキフルードだとエアが噛みやすくなってしまうので、こちらも定期的に交換をおススメします。
タイヤの残量は5mmと半分ほどになっていたので、こちらも定期的に確認を行ってスリップサインが出たら交換をお勧めします。
S2000(AP1)ルームランプ修理
S2000のルームランプがつかない定番症状です。湿気などで錆びてしまうのはオープンカーならではですね。。。
基盤を磨いてあげれば大体の車両は治ります。
ここの基盤が錆てしまうとルームランプが点灯しなくなってしまいます。。。気になる方はチェックしてみましょう！当店でも修理できるのでお声掛けください♪
以上で納車前の点検整備は終了です。S様、この度はありがとうございました。納車まで楽しみにお待ちください♪
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