HMR HONDA(エイチエムアールホンダ）のワタナベです。今回はSSRホイール・社外車高調＆マフラーが装着されたH11年式17万キロ走行の98インテグラR(DC2)の納車前点検・整備をしました。
98DC2タイプR(DC2)の納車前点検
まずは足回りのガタやハブのガタを点検します。タイヤを上下左右に揺すりガタチェックをしましたが特に問題はありませんでした。
続いてエンジンオイル漏れをチェックしたところオイルパンの付近のオイル漏れが大きかったのでオイルパンP/Kを交換します。B型エンジンの定番症状でもあります。
エンジンオイルを抜いてオイルフィルターも同時に交換します。
エキゾーストマニホールドを外してオイルパンを外します。96DC2はエキゾーストマニホールドが2分割になっていますが98DC2は等長の一体型になっています。ちなみに98モデルになって4-2-1から4-1に変更されてトルクアップをされています。
車高が低いせいでぶつけたのかオイルパンの下部に少し凹みがあったのですがオイルを吸い込むオイルストレーナーに影響するような凹みではありませんでした。
シリンダーブロックとオイルパンの間に入るゴムパッキンを新しい物に交換します。
組付けて廻りのオイル汚れもクリーナーでキレイにしました。
98インテグラR(DC2)ヘッドカバーP/K交換
タイプRですと赤いヘッドカバーが装着されているのですがそのヘッドカバーのパッキンからもオイル漏れがありましたので交換します。ヘッドカバーを開けるとヘッドの中が見えるのですが17万キロ走行にしてはかなり状態は良いと思います。
新しいヘッドカバーP/Kに交換してコーナー部に液体シールP/Kを塗って取り付けます。
続いて油圧でVTECを作動させるスプールバルブとその奥にあるシールラバーにも漏れがあったので交換します。
外したパッキンはゴムの柔軟性がなくなってプラスチックみたいに固まってました。
組付けてエンジンオイルを入れます。これでオイル漏れ関連の修理は終了です。HMR HONDAではこのようにオイル漏れしている車は全て直してご納車しています。もちろん追加費用をいただくことはありません。
次にミッションオイルの交換です。社外の機械式LSDは入ってないようなので純正のMTF-Ⅲを使用します。
最後にプラグの状態はチェック。ちょっと燻り気味でした。あまり高回転まで回してなかったのかな？プラグ自体は問題ないので、新しいオーナーさんの元で高回転まで回してもらいましょう。
本日作業した以外に、ドライブシャフト切れ、左リアキャリパーの引き摺り、クラッチマスターシリンダー漏れなどがありますが、それはまた後日作業させていただきます！
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