HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）のイシケンです。ホンダ車でよくある症状なのですが、エンジン始動時にシャーシャー音がするいや～な感じの症状。これはほぼスターターモーターが原因です。エンジン始動時のみ音がして、それも冷えている一発目の始動時のみすることが多いです。これはスターターモーターがオーバーランして、エンジンが始動しているのにさらに回ろうとしている音です。スターターモーターが暖まると正常になり、寒い時期にしか発生しないということも多くあるので、そのまま放置しているクルマも多いですね。当社のステップワゴンもそんな状態でもう数年・・・。
で、こちらのシビックはその音が気になるということで交換させていただくことになりました。
シビックタイプR(FD2)スターターモーター交換
それではスターターモーターを取り外します。FD2のスターターモーター交換は下からになります。
FD2はアンダーカバーがなくスターターモーターは見えるところにあるのですが、狭いので外すのはそこそこ大変です。
外す際の注意点が、スターターモーター隣にあるノックセンサーを外すことですが、これが経年劣化でカプラーが割れるなどよくあります。
今回はスムーズに取れました。当社ではスターターモーター交換時、このノックセンサー交換も念のため予算には入れてもらっています。
こちらが取り外したスターターモーターです。
スターターモーターのオーバーランは、このギアが戻ってこないことから発生します。エンジンスタート時にギアが上にスライドしてフライホイールを回します。エンジンが始動すると今の写真の位置に戻るのですが、動きが渋くなってくると戻らなくてオーバーランしてしまうのです。なので寒い時期やまだ暖まっていない一発目の始動時はどうしても動きが渋くなり、オーバーランしやすいのです。
右側がリビルト品のスターターモーターです。
こんな感じで取付け完了です。これで嫌な音からも解放されますね。
今回の作業は、部品代と工賃で税込み39,050円でした。Y様、この度は作業のご依頼ありがとうございました。
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