HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）のイシケンです。最近FD2型シビックが当社ではとても人気です。S2000は高くなりすぎてしまったし、EK9やDC2も同じく高く手が届かないというところで、実用性や価格帯、そして性能面でピッタリくるのがFD2型シビックRです。そんなこんなで最近とても多く販売させていただいております。今回はそんな中の1台で、走行距離はまだ4万km台と少ない車両の納車前点検を行いましたのでご紹介します。
シビックタイプR(FD2)納車前点検
まずはエンジンルームから点検します。
こちらはインテークホースです。亀裂などが入っていないかチェックしています。ここに亀裂が入るとエアクリーナー後のエアを吸ってしまうため、エンジンへゴミなどが入ってしまう危険性があります。
続いてバッテリーチェックです。充電状況などをテスターで確認して問題ありませんでした。
こちらはエアフィルターです。多少の汚れはありますがまだ交換するほどではありませんでした。エンジンのレスポンスなどに影響するので、定期的にチェックしておきたい部品ですね。
こちらは点火プラグです。端子の焼けや劣化具合など4本とも特に問題ありませんでしたが、それなりに使ってきたプラグのようなのでどこかのタイミングで交換しておいた方がいいでしょう。プラグ一つでもエンジンのパンチは変わってきます。
こちらは補機ベルトです。ささくれなどが出ていたら要交換ですが、こちらのベルトはまだ大丈夫です。
続いてリフトアップして下回りの点検です。点検している画像はないのですが、走行距離が少ないので特に劣化しているところはなく状態良好でした。なのでそのまま油脂類の交換をしていきます。
シビックタイプR(FD2)油脂類交換
こちらはエンジンオイルを抜いているところです。オイルはそれなりに黒くなっていましたが、透明なエンジンオイルが出てくることはまずないのでこれくらいが普通です。
こちらはミッションオイルです。ミッションオイルは透明なオイルが出てくることが多く汚れという点ではエンジンオイルのようには汚れません。ただ、しっかりと粘度が保たれているかがポイントです。こちらのオイルもそこまでの劣化はありませんでした。
オイルフィルターも新品に交換します。
続いて冷却水を抜きます。スーパークーラントを使っていない車両は全量交換しています。
ミッションオイルはホンダ純正のMTF3を注入します。
続いてブレーキパッドの点検です。ブレーキパッドはフロント10mm残っていて新品状態でした。
リアは8.5mmとこちらもかなり残っている状態なのでまだまだ使えます。
リフトから降ろしたら冷却水を入れます。
エンジンオイルはワコーズのプロステージSを注入します。100%化学合成油のオイルです。
最後にブレーキフルードを交換して油脂類の交換は終了です。
エアコンフィルターだけ汚れがあったので新品に交換しました。
全体的には状態がとても良く点検整備もスムーズに進みました。G様この度はご契約ありがとうございました。ぜひ、FD2の走りを楽しんでいただければと思います。
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