HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)メカニックのモリヤマです。今回は以前ご納車したインテグラTYPE-R(DC2)の車検整備を行いました!DC2も年数が経ち、寿命を迎える部品も増えてきました。良いコンディションを保つためにもしっかりチェックしていきます!
インテグラTYPE-R(DC2)車検整備作業
まずはエンジンルームから点検していきます。ヘッドカバー周りにはオイル滲みなどありませんね。バルクヘッド側にも滲みなどは見られません。VTECスプールバルブにもオイル滲み、漏れなどはありません。ヘッドカバー、VTECスプールバルブのパッキンからの漏れはDC2やEK9では定番症状ですね。ラジエターホースの点検です。こちらも劣化もなく良好です。ラジエターの点検です。アッパータンクにひび割れがないか、金属のカシメ部分から漏れがないかチェックします。パワーステアリングポンプの点検です。リザーブタンクの液量も問題なしで、配管にも漏れや滲みはありません。バッテリーの点検です。端子やバッテリー本体の固定がしっかりされているかチェックします。端子が緩んでいるとエンジンが始動しないなど、バッテリー上がりのような症状が出ることもあります。また走行中の振動で外れてしまうと、最悪ショートして車両火災が起こってしまうことも。。。クラッチマスターの点検です。クラッチフルードの液量は問題なしですね。クラッチマスターは車内のペダルのプッシュロッド部から漏れることが多いですが、そちらも問題ありませんでした。ブレーキマスターの点検です。ブレーキフルードの漏れもなく正常です♪エアクリーナーの点検です。こちらもキレイな状態ですね!エアクリーナーにゴミが溜まると、燃費の悪化やエンジンの不調の原因になることもありますので、定期的にチェックして汚れが酷いようであれば交換したいですね。続いて車両を上げてブレーキの点検です。ブレーキの点検ではブレーキピストンブーツやスライドピンの動きなどをチェックします。ブレーキパッドの残量もチェックします。リアブレーキも同じように点検していきます。HONDAお馴染みの十字溝のブレーキピストンが見えます。リアパッドの残量も問題なしです♪最後にトランスミッションオイルを交換して基本整備は終了です。オイルは少し焼けていますがキレイな状態ですね。トランスミッションオイルはHONDA純正のMTF-3を使用します。トランスミッションのような精密な箇所にはメーカー純正品が安心ですね!
インテグラTYPE-R(DC2)クラッチレリーズシリンダ交換
今回の点検にてクラッチレリーズから漏れが発生していたので、こちらを交換していきます。クラッチレリーズシリンダーはクラッチマスターからの油圧でレリーズフォークを動かしてクラッチを断続させる重要な部品です。レリーズシリンダーの中のピストンシールが劣化して、クラッチフルードが漏れ出しています。このまま症状が進むと、クラッチが切れなくなってしまい走行不能になることもあります。新品のレリーズシリンダーに交換して、最後にエア抜き作業をして作業は終了です♪H様ご依頼ありがとうございました!
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