2代目ミニクーパー(R56系) に、2DINナビを専用キットで取付しました
HOT HATCH HMR(ホットハッチエイチエムアール)の栗原です。今回は、2代目ミニJCW(R56)に社外2DINナビを専用キットを用いて取付しました。2代目BMWミニのインテリアの特徴であるセンターコンソールにある大きなスピードメーター。このメーターがあることで純正ナビが用意されていません(3代目からセンターコンソールにビルトインされたナビゲーションシステムが設定されました)。今の時代、ナビはドライブの必須アイテムとなっています。しかし、2代目ミニは設定がなく多くのオーナーの悩みでした。スマートフォンをエアコンの吹き出し口にホルダーに固定してナビアプリで対応している方もいらっしゃると思います。けどスマートではないですよね。
そうなると社外ナビ取付キットとなります。しかし、それがどういったキットでどの様に取付されているか、取付するのにどれぐらいの費用がかかるのか、細かく解説してくれているページが少ないのが実情です。それ故に取付に二の足を踏んでいる方もいらっしゃると思いますので当店デモカーを使って当店のメカであるホリグチが装着しましたのでその様子を解説していきます。
2代目ミニ(R系)の社外2DINナビ取付
当店デモカーのミニ・ジョン・クーパー・ワークスに取り付けていきます。ダッシュパネルです。エアコンの操作パネル上、CD挿入口の位置にナビが装着されます。 こちらがナビ本体と取付キットになります。右側がカバーになりますが、これだけだと1DINナビしか取り付けられません。こちらはナビに付随するアンテナ類と2DINナビ取付キット。1DIN取付キットは、カナテクス製のGE-BM111Gという製品です。上の1DIN取付キットに2DINナビを取付する拡張キット、こちらもカナテクス製のGE-BM205という製品になります。そして、こちらもカナテクスから販売されているCAN-Busインターフェイス「GE-XA02」という製品。CAN-Busインターフェイスというのは欧州車に社外ナビを取り付ける際に車速信号、バック信号などクルマから発信されている信号、アクセサリー電源をこの製品に集約することで接続作業を容易にしてくれます。まず助手席のグローブボックスを取り外していきます。開け閉めできるグローブボックスのカバーを取り外していきます。センターメーター周辺の樹脂パーツを取り外して、メーター+CDプレイヤー・エアコンが取り外せるようにしていきます。 メーター+CDプレイヤー以外はごっそり取れました。一通り取り外すとこのようになります。上のセンターメーター+CDプレイヤー固定していたフレーム下半分の箇所に2DINナビが入ります。その為のパーツを装着するので細かな加工が必要となります。ナビを支えるフレームを仮当てしています。適正な位置を決めたらボルト止めの位置をマーキングします。マーキングしたところにドリルを使って穴を開けてネジ穴を作っていきます。ここから細かな配線をしていきます。まず配線一本一本がどの機能に繋がっているのか、繋がなければならないかを間違いなく確認していきます。一本でも間違ってしまうと全てやり直しです。ここから仮組みに入っていきます。ナビ本体がズレなく装着できるか確認してからダッシュボードに組み付けていきます。この時点で新しいカバーにはエアコン、パワーウィンドウといった室内装備スイッチ類が取付配線されています。写真中央にCAN-Busインターフェイスがあるのがわかりますか?これだけ狭いスペースだとこの製品がないと配線はより困難なものになってしまうのがわかると思います。メーター下に付いていたCDプレイヤーのユニットを接続して、グローブボックスだったスペースに入れようとしています。メカニックのホリグチによるとこれはメーター類も動かすユニットでもあるので移設をして接続する必要があると教えてくれました。このユニットをグローブボックスだったスペースに固定する金具もキットに付属しています。ナビ本体を取り付けていきます。しっかりとしているので取付がそれなりにタイト。誤って金具を曲げたり、ナビ本体を傷つけないように注意を払いつつ作業を続けていきます。 ナビが取付できたらカバーを上から被せるように取付します。ここもスペースに余裕がないのでカバーを壊さないように慎重に・・・無事取り付けできました。とても自然な仕上がりですね。センターメーターも取付をして、仮組みの状態でクルマの電源を入れ、各部の通電・機能に問題がないかを確認していきます。緊張の瞬間ですね。ナビの電源が付いてセットアップの画面が表示されました。エンジンも掛けて、エアコンのスイッチの動作確認を行っています。ナビともに動作に問題有りませんでした。動作に問題がないことが確認できましたので取り外してしまったダッシュボード・内装のカバー類を取り付けていきます。こちらが完成形となります。 元々のBMWミニのアイデンティティともいえるインテリアを崩さずにナビを装着できました。ナビがあるだけで、目的地の案内だけではなくテレビ・DVDをみたりお気に入りの音楽を流したり、ドライブをより楽しいものにアップグレードしてくれます。作業は以上となります。
今回の2DINナビ取付作業にかかる費用ですが
取付に必要なキット+工賃を合わせて、税込135,400円となります。
※ナビ本体については別途お客様でご用意・注文していただく必要あります。
※バックカメラ追加取付けの場合は、工賃がプラス16,500円(税込)となります。
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