HMR HONDA(エイチエムアール ホンダ)のサコウです。今回はS2000(AP1)の納車前点検整備を行いました。前ユーザーより直接買取した車両でTODAマフラーやエキマニ、オーリンズ車高調などアフターパーツがたくさんついてます♪走行距離は10万キロですがまだまだ問題なく走ってくれそうです。生産から15年経っているので、ブーツの破れなど経年劣化が出てくる部分があります。定期的なメンテナンスは不可欠ですね。作業はメカニックのワタナベです。
S2000(AP1)納車前点検整備
エンジンルームの点検から行います。オイル漏れや劣化している部品がないか一つずつチェックしていきます。
スパークプラグはNGKのレーシングプラグ8番が入っていました。レーシングプラグは耐久性よりも着火性を重視していますので定期的に点検をして時期が来たら交換を行いたいですね。S2000のエアクリーナーは純正で吸気効率の高いキノコ型を採用しています。他メーカーにはないこだわりですね。フィルターに目立つ汚れはありませんが、劣化がすすむとエンジン不調の原因になります。定期的なメンテナンスをおこないたいですね♪エアインテークパイプにヒビ割れや切れがないか確認します。特に劣化は見られませんがこちも定期的に点検をおこないたい箇所ですね。ラジエターホースを点検します。特に問題ないですね♪ラジエターホースの劣化はエンジンオーバーヒートに原因となります。ラジエーター本体やキャップと併せて定期的に点検をおこないたい箇所ですね。補器ベルトを点検します。目立つヒビやキレなど劣化は見受けられませんね♪あわせてオートテンショナーやアイドラプーリーの異音やガタがないかも確認しましたが問題ありません。写真はありませんが、バッテリーテスターにてバッテリーの健全性を確認しましたが問題ありません。バッテリーの端子の締め付け状態も確認しましたがしっかり締まっていました。バッテリーは使用状況によりますが3年程度が寿命となります。定期的な交換をおススメいたします。続いてタイヤを縦横に揺らしてハブベアリングのガタがないか確認します。点検の結果は問題ありません。ハブべリングにガタが生じると異音が発生し、放置するとハブベアリングが粉砕して最悪タイヤごと外れることもあります。。。エンジンオイルを抜きましたが焼けたオイルが出てきました。ちょうど交換時期でしたね。エンジンオイルは6ヶ月~1年または3,000~5,000㎞どちらか早い方で交換することをおススメします。オイルフィルター交換の目安はエンジンオイル交換2回に1回のサイクルで交換することをおススメします。オイルフィルターはエンジンオイルの汚れなどをろ過する役目となります。交換しないとエンジンに負荷がかかりエンジントラブルの原因となります。トランスミッションオイルを交換します。トランスミッションオイル容量は1.5Lと少ないので安全信頼のおけるHONDA純正MTF-3を使用します。オイルを定期的に交換しないとトラスミッション内部を痛めたり、ギアの入りが悪くなることもあります。通常1年に1回のサイクルで交換することをおススメします。
リアデフオイル抜いていきます。ちょうど交換時期にきてましたね♪ドレーンボルトにはオイルに混じった鉄粉を付着させる役目があります。付着した鉄粉の量は問題ないですね♪ホンダ純正デフオイルを入れていきます。もちろんHONDA純正オイルを使用します♪1年に1回交換するサイクルで交換をおススメいたします。オーリンズ車高調が装着されています。ダンパーにオイル漏れやロックシートに固着はありませんでした。最低地上高が9㎝を下まわっていたので車高を上げさせていただきました。続いてブレーキ廻りの点検です。ブレーキパッドの残量やローターの摩耗、キャリパーのピストン動きなど良好でした。ブレーキ廻りは定期的な点検をおこないたいですね♪
エンジンオイルには100%化学合成油 WAKO’SプロステージSを使用しています♪ラジエタークーラントにはエンジン本体を冷却する重要な役目があります。古くなってしまうと冷却効率がわるくなります。車検毎の交換サイクルをおススメします♪ブレーキフルードを交換していきます。劣化したブレーキフルードで過酷な走行を行うとペーパーロック現象が発生したり危険です。また劣化したブレーキフルードは水分を含み、金属製のブレーキシステムを内部から腐食させブレーキトラブルを引き起こします。使用状況によりますが車検毎の交換をおススメいたします♪タイヤ溝の残量は4.7㎜でした。1.6mm以下になったりトレッド面に大きなヒビが発生すると車検に通らなくなります。適切な空気圧など定期的な確認が必要となります。緊急時に使用する発煙筒の期限が切れていました。車検では期限が切れていても問題ないのですが、もしもの時に使用できないと困りますよね♪HMRでは期限が切れている発煙筒は交換させていただいております。
S2000(AP1)クラッチマスターシリンダー交換
クラッチマスターシリンダーよりフルード漏れが発生しており交換させていただきました。S2000では経年劣化などでたまに見受けられます。そのまま放置するとクラッチペダルが戻らなくなったり、ギアが入りづらくなったりするので定期的な点検が不可欠ですね♪
以上で納車前の点検整備は終了です。Y様、この度はS2000を購入いただきありがとうございました。納車まで楽しみにお待ちください♪
S2000の買取相場はこちら
S2000の中古車一覧はこちら
HMR HONDA店舗情報
TEL:042-568-1388 FAX:042-568-1389
contact@hm-r.co.jp
〒190-1222
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎東松原11-5