HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)スタッフのムラシタです。今回はインテグラタイプR(DC2)6ケ月点検と、フロントブレーキのオーバーホール、パッド&ローターの交換、ドライブシャフト交換、ラックエンドブーツ交換、オイルパンパッキンの交換のメンテナンス作業を行いました。DC2やEK9など年数も経ち、劣化した部品が増えてきましたね。しっかりメンテナンスして良好な状態を保っていきたいですね。作業はメカニックのムラマツです。
インテグラタイプR(DC2) 6ケ月点検
まずは、エンジンルームのところでヘッドカバー等にオイル漏れがないかを確認し、下廻りのチェックを行います。
下廻りの点検を行ってみたところ、右側のドライブシャフトのブーツが切れていましたので、お客様とご相談しリビルトにて交換することになりました。その他にも、ラックエンドブーツの切れと、オイルパンからの漏れが確認できたので、それぞれ追加でメンテナンスを行うことになりました。
インテグラタイプR(DC2) ドライブシャフト交換
まずは、ドライブシャフトの交換をします。ブーツが切れてしまっていますね。
ダンパーフォークを外して、ナックルのロア側のジョイントを外します。ドライブシャフトのスプラインはスルっと抜けてくれました。
ちなみに、右側のドライブシャフトはトランスミッションに直接刺さっているので、ドライブシャフトを抜くとオイルが出てくるのと、通常オイルが漏れないようシールパッキンがついているので、新しいものに交換しておきます。
リビルト品と並べてみました。新品同様にピカピカですね。
各部の状態を確認して元通り組み付けていきます。トランスミッションオイルが少し出てしまうので忘れずに補充します。組み付けが終わってもいきなり走行してはいけません。リフト上で空転させて左右にハンドルを切って異常がないか確認してから走行テストを行います。これでドライブシャフトの交換は完了です。
インテグラタイプR(DC2)ラックエンドブーツ交換
続いて、右側のラックエンドブーツにも、切れが見つかったのでこちらも交換します。
タイロッドエンドを外して、切れているラックエンドブーツを取り除きます。
新しいブーツを取り付け、タイロッドエンドなどを戻して交換終了です。
インテグラタイプR(DC2) オイルパンパッキン交換
続いてオイル漏れが発生しているオイルパンパッキンを交換します。DC/EKでは定番の症状ですが、スポーツVTEC装着車はオイル消費が多いためできるだけ早めに交換したい部品ですね。
まずはオイルパンを外す前にエンジンオイルを抜きます。そして、エキマニを外していきます。続いてステーを外します。これでオイルパンが外せます。
取り付けの外周の取り付けナットを外せば、オイルパンが取り外せます。落とさないように慎重に作業します。古いオイルパンパッキンにはスタッドボルトを通すワッシャーが埋め込まれています。これがスタッドボルトに残っていると、ダブルパッキン状態でまた漏れてしまうので取り外した時はしっかりと確認しましょう!パッキンを取り除き、オイルパンを清掃したら新しいパッキンを取り付けます。
あとはパッキンがずれないように中心から外側に向かって取り付けナットを締めていきます。取り付けが終了しました!あとは部品を元に戻して漏れたオイルで汚れてしまった周辺をキレイにクリーニングします。新しいエンジンオイルを入れます。
最後にエンジンを始動させて漏れを確認して作業は終了です。
インテグラタイプR(DC2)フロントブレーキオーバーホール&パッド・ローター交換
早速車体から取り外しました。
ピストンが外れました。もちろんピストンは新品交換です。
キャリパー本体にはうっすら錆が出ていたのでちょうどいいオーバーホールのタイミングでしたね。キャリパー内部を軽くホーニングしておきました。
新品ピストンとピストンシールを組み付けます。
スライドピンもキレイにクリーニングし、グリスアップして組付けます。
そして今回は、ノーマルでの交換ではなく、DIXELのディスクとACREのブレーキパッドに交換です!赤いパッドがカッコいいですね!
キャリパーを組付けてローター、パッドを組んでいきます。組付け作業が終わったら、ブレーキフルードを注入・エア抜きを行い、ペダルタッチを確認して終了です。
最後に、走行テストを行いブレーキローターの慣らしを行って完成です! 以上で作業終了です。I様ご依頼ありがとうございます。
インテグラタイプRの買取相場はこちら
インテグラタイプRの中古車一覧はこちら
HMR HONDA店舗情報
TEL:042-568-1388 FAX:042-568-1389
contact@hm-r.co.jp
〒190-1222
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎東松原11-5