HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)の栗原です。今回このブログで紹介するのは、走行距離がまだ7.5万キロと低走行で希少なS2000タイプS(AP2)です。今回、ご契約されたお客様から様々な持ち込みパーツによる交換作業がありました。このページでは部品交換作業を紹介していきます。作業はメカニックのワタナベとムラシタになります。
S2000タイプS(AP2)の部品交換作業〜エンジン廻り編〜
まず最初にエンジン廻りの部品交換作業を紹介しています。まず最初にバッテリーステーを交換させていただきました。 お客様からの持ち込みでモンスタースポーツのバッテリーステーに交換しました。アルミブロックからの削り出しで作られているので、純正部品よりも強度や腐食に強いものになっております。次にプラグ交換をさせていただきました。元々装着されていたプラグも問題はありませんでしたが、このタイミングリフレッシュしておくことで当面は点火系に何も心配なく乗れます。 エンジン内部のパーツなので見えるわけではないですが、パーツが新しくなるととても気分がいいですよね。次に補機ベルトを交換させていただきました。 元々装着されていた補機ベルトも特に問題があるわけではありませんが、早め早めの交換をしていただければ、それだけクルマにかかる負荷を低減できますのでより不安なく楽しいカーライフを過ごせますね。
ここからは少し大作業になりました。次にエキゾーストマニホールド(エキマニ)を純正から無限製に交換させていただきました。まず遮熱カバーを外していきます。 リフトアップして慎重に取り外していきます。 写真下が無限のエキマニになります。ノーマルと比べて4kg減の6.2kgと非常に軽く作られています。純正と比較して全域でパワーアップを実現しています。
先程の逆の順序で慎重にエキマニを入れていきます。 「無限」のエンブレムとこの製品が車検対応であることを示すJASMA(日本スポーツマフラー協会)プレートが輝いていますね。
最後に遮熱カバーを装着してエキマニ交換は完了です。次に触媒(キャタライザー)を交換していきます。排気ガスを浄化するのに必要不可欠な箇所です。それ故にこのキャタライザーが大きな抵抗となっていてエンジン本来のパワーを活かしきれていません。
そこで交換するのはHKS製のメタルキャタライザーです。純正と比較して触媒のセルが約半分となり大幅にロスを低減しています。浄化性能については、触媒貴金属(白金、パラジウム、ロジウム)を多く担持(たんじ)することで浄化性能を確保しています。 これらの交換と同時にO2センサーを交換していきます。 O2センサーは、排気ガス中に含まれる酸素濃度を出力電圧で測定、空燃比(混合気における空気と燃料の比率)が理論空燃比より濃いか薄いかを検出し、ECUにフィードバックして燃料噴射量をコントロールしています。 下の写真のセンサーの真ん中に品番が刻まれていますがよく見ると「A-F910」とありますね。この「A-F」とはA/Fセンサーを指していて、O2センサーともいいます。O2センサーとの違いは、排ガス中の酸素濃度の変化を広範囲でリニア検出できるだけなく、フィードバックの速度がO2センサーより劇的に早く直ぐに空燃比を補正できます。 次にフロントバンパーを外していきます。 外部の空気が一番最初に出会うダクトを取り外しました。次は、エンジンに新鮮な空気を送り込むダクトを交換していきます。
お客様からの持ち込みでホンダ車のチューニングで定番のSPOONが販売している「ENGINE FRESH AIR DUCT」に交換していきます。 このダクトは、SPOONが参戦している耐久レースでの経験に基づいて製品化されたもので、強制的に空気を取り入れられるようにしたことで、長時間のサーキット走行でもパワーダウンを抑えられています。またエンジンルームをよりレーシーに演出します。
ダクト入口が純正バンパーに干渉しないように若干ですが加工していきます。 エンジン廻りは以上となります。
S2000タイプS(AP2)の部品交換作業〜インテリア編〜
続いて車内の作業に移っていきます。下の写真は販売時のインテリアです。ご契約にあたってお客様から「社外ナビ、ドライビングレコーダー、バックナビ、レーダー探知機の取り付け」などをご依頼いただきました。こちらがお客様がご用意されたナビ、ドライビングレコーダー、バックカメラ、レーダー探知機そしてETCになります。まず元々のインテリアを丸ごと取り外していきます。写真でわかると思いますが、真ん中に穴がありますね。これは社外ナビを取り付ける際に配線をダッシュボード内に通すために開けた穴だと思われます。
ナビゲーションのユニットなどを設置するトランクルーム、以前のナビがどの様に配線されていったのかを確認していきます。 前ではハンドルを外し、慎重にコネクターも外していきダッシュボードを取り外せるようにしていきます。助手席側にはクルマの頭脳とも言えるECUユニットがありますので慎重に取り出していきます。 元々装着されていたナビはかなり古いタイプだったので、取り外したら配線がこんなにごっそりと不要になりました。 そしてS2000の特徴の一つであるデジタルメーターユニットを取り外していきます。 これでようやくダッシュボードが取り外せました。 こちらが新しいダッシュボードです。メーカーオプションのナビゲーションユニットを取り付けるスペースが設けてあるものです。新しいダッシュボードを取り付ける前に、シート横にあるコンソールボックスにETCユニットを取り付けておきます。「ETC2.0」とは今までのETCの機能に加えて、渋滞情報の提供やその渋滞情報に基づいた回避ルートでの料金割引など将来の高速道路利用にあたっての必須アイテムになっていくものです。それでは新しいダッシュボードを取り付けていきます。 エアコンダクトを指定の位置に接続しています。ナビをインストールしていきます。 次にフロントガラス上部にドライブレコーダーを装着していきます。今や快適なドライブに必須アイテムとなったドライビングレコーダー。この製品は車内を360度に渡って録画撮影できる高性能モデルになっております。次にオーディオリッドを交換していきます。写真右のリッドは、S2000の海外専用グレード・CRのオーディオリッドです。 カーボン調で車内の印象を引き締めますね。次にステアリングを同じ純正品の新品に交換させていただきました。元々装着されていたものはキレイですが、やはり擦れてテカっていますね。 一気に車内が新車同然になりました!車内の作業は以上となります。
S2000タイプS(AP2)の部品交換作業〜エクステリア編〜
次は外装部品交換作業に移っていきます。まず最初にサイドミラーをZOOM製のワイドミラーに交換していきます。 より左右の視界が得られるだけでなく、後続車のライトの眩しさを低減することでドライバーの疲労も和らげます。
一回り大きくなっていますね。これで右左折や車線変更時の死角が減ります。次にフロントスポイラーを交換していきます。傷のない同じスポイラーになります。 最後に車体底面の空気の流れをスムーズにするストレーキを新しいものに交換していきます。
元々装着されていたストレーキ、汚れが目立っていますね。ボルトもサビが出ています。常に目につくところではないですが、キレイな状態にすることでより愛着が湧くものです。 以上で部品交換作業は終了となります。M様、この度はS2000タイプS(AP2)の部品交換作業のご依頼ありがとうございました。
S2000の買取相場はこちら
S2000の中古車一覧はこちら
スポーツカーの買取・査定
LINE@の友達からスタート!!
※HMRのLINE@は、LINE認証済み法人アカウントです。安心してご利用ください。
HMR HONDA店舗情報
TEL:042-568-1388 FAX:042-568-1389
contact@hm-r.co.jp
〒190-1222
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎東松原11-5