HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のヤナギです。一般整備でお預かりしたインテグラタイプR(DB8)のクラッチ交換を行いました。4枚ドアのDB8はなかなか見かけないのでレアです。クラッチの切れ、ギアの入りが悪いという相談があり、そろそろクラッチ交換かなということで作業させていただきました。しかし問題はクラッチの減りではなく、クラッチディスクのダンパーが欠けていたことでした。では作業をご覧ください。
インテグラタイプR(DB8)クラッチ交換
まずはエンジンルームの作業から行います。エアクリーナーなどを取り外してトランスミッションにアクセスしやすくします。セルモーターもこのタイミングで取り外します。上物の取りはずし作業が終わったらミッションオイルを抜きます。スレーブシリンダーも取り外します。これで、やっとミッションが下ろせます。固定されているボルトが外れたらジャッキを使用してミッションを下ろしていきます。ミッションが降りました。ハウジング内が汚れているので綺麗に清掃を行います。こちらが今回のメインであるクラッチです。取り外して交換を行います。こちらが問題のクラッチディスクです。指で挟んでいる部品が欠けた部品です。スプリングを固定しているプレートが折れてしまっています。破片が挟まりクラッチが切りきれなくなってしまった為に各ギアの入りが悪くなってしまったと思われます。なのでディスクを交換すればこの症状は解決しますね。次にリアのクランクシャフトシールを交換します。クラッチを外した際にしか交換できない部品です。今回交換する新品部品はこちらです。クランクシャフトシールとドライブシャフトシールはクラッチ交換時にマストで交換したい部品です。ハード走行はしないということでクラッチディスクは純正品を仕様します。純正フライホイールは既に廃盤となっているので、使用するフライホイールはSPOONの軽量フラいホイールです。純正で7.8キロのフライホイールですが、SPOON製は4.2キロとかなり軽くなっています。吹け上がりが軽快になります♪純正と並べるとこんな感じです。レリーズベアリングの汚れが目立ちます。ここが汚れてしまうのは仕方がないのですが、レリーズベアリングにガタが起きたりグリス切れを起こすとクラッチフィールが悪くなります。フライホイールから取り付けます。取付ボルトをしっかり均等に締めます。クラッチディスクとカバーを取り付けます。この際に専用ツールでセンター出しを行います。センターが出ていないとミッションがうまく取りつけられません。。。センター出しが終わったらミッションを戻します。以上で作業は終了です。A様、この度はご依頼いただきありがとうございました。また何かございましたらお声かけください♪
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