HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のヤナギです。今回はインテグラ タイプR(DC5)の納車前点検整備を行いました。ビビットブルーのDC5は珍しく、なかなか見かけることがないです。タイプRの生産はほとんどがチャンピオンシップホワイトなので、それ以外の色は基本的に珍しいです。DC2からエンジンが2リッターのK20Aに変更されていて、パワーとトルクが大幅に上がっています。トルクがあるので街乗りも不自由なく乗れるのが良いですね♪作業はメカニックのモリヤマです。
インテグラ タイプR(DC5)納車前点検整備
エンジンルームの点検から行います。スプールバルブ、エンジンヘッドカバーからのオイル漏れはなく問題ありませんでした。スポーツVTECエンジンはこの付近からのオイル漏れがよくあるので、注意したいです。点火プラグは端子の減りと焼け具合は問題なしですね。ただ碍子部分が焼けてきているので、そろそろ交換時期ですね。エアクリーナーも綺麗な状態でした。目つまりを起こしてしまうと吸気効率が悪くなってしまい、エンジンの力を最大限に引き出せなくなってしまいます。バッテリーは劣化していたので新品に交換します。新品のバッテリーを取り付けます。しっかりと動かないように固定しないとバッテリー端子が緩んでしまい、外れてショートしてしまう可能性があります。補機ベルトも問題なしですね。補機ベルトが切れてしまうとオルタネーターやパワステが作動しなくなってしまいます。パワステのフルード漏れもありませんでした。クラッチマスターシリンダーからのフルード漏れはなかったのですが、隣のブレーキマスターシリンダーから漏れていたので、後程交換作業を行います。続いては油脂類の交換です。エンジンオイルは劣化したオイルが出てきました。スポーツカーは3000キロ前後で交換することをおススメします。定期的に交換することによって、エンジンの調子を長く維持できます。トランスミッションオイルも少し劣化していました。オイルの容量が少ないトランスミッションとデフは気を使ってあげたい部分ですね。トランスミッションオイルはホンダ純正のMTF-3を使用しています。エンジンオイルはワコーズのプロステージSを使用しています。スポーツ走行もできる万能オイルです♪ブレーキ廻りの点検です。ブレーキパッドの残量は前後とも6mm残っていました。半分以上残っているのでしばらくは平気そうですね。タイヤを上下左右に揺らしてハブベアリングにガタがないかチェックします。こちらの車両は問題ありませんでした。スペアタイヤに空気が入っているかチェックします。使う機会が少ないスペアタイヤは放置していると空気が抜けてしまいます。
インテグラ タイプR(DC5)下廻りブーツ交換
下廻りの点検時にフロントのロアアームブーツ、左右のタイロッドエンドブーツ、フロントとリアの左右スタビリンクが劣化して割れていたので交換しました。この年式になってくると、ブーツ類の劣化が出始めてきます。古い年式の車両ですと、交換してある車両もちらほら出てくるのですが、朽ち果てているブーツか交換してあるかは下廻りを見るまで分かりません。。。このようにぱっくりと割れてしまっています。ブーツが破れて中のグリスがなくなってしまうと、ジョイントが傷んでしまい走行中の異音の原因に繋がってしまいます。。。新品のスタビライザーリンクに交換します。タイロッドエンドブーツとロアアームブーツも新品に交換しました。ナックルとアームを外すのには特殊工具を使用します。グリスをたっぷり詰めて、潤滑を良くします。ブーツ類のリフレッシュは気持ちもリフレッシュされて、気持ちよくドライブができそうです♪
インテグラ タイプR(DC5)ブレーキマスターシリンダーのオーバーホール
エンジンルームの点検の際に、ブレーキマスターからのオイル漏れが見つかったのでオーバーホールの作業を行います。まだ漏れ具合が少なかったので大丈夫でしたが、漏れている状態だとブレーキが効かなくなってしまうのでとても危険です。タンクとマスターシリンダーがそれなりに汚れていたので、おそらく新車時から交換したことがなかったのでしょう。。。スプリングやピストンなどのマスターシリンダー内部の部品を交換します。このスプリングを取り出すのに少しコツが必要です。組みなおして、綺麗に清掃します♪以上で納車前の点検が終了です。T様、この度はご契約ありがとうございました。VTECスポーツインテグラでのドライブを存分に堪能してください♪
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