HMR HONDA(エイチエムアール ホンダ)のイシケンです。以前販売させていただいたインテグラタイプR(DC2)の各種リフレッシュをさせていただきました。作業メニューとしては、ラジエターカシメ部分から冷却水漏れが発生してたので、ラジエター本体・ホース・サーモスタットを交換。ドラシャブーツ切れがあったので左右リビルト品へ交換。そして、右リアブレーキ固着からのリア左右オーバーホール、パッド摩耗の為DIXEL ESへ交換という内容です。作業はメカニックのムラマツです。
インテグラタイプR(DC2)ラジエター、ホース、サーモのリフレッシュ
それではラジエター周りから作業に入ります。まずは冷却水を抜きます。続いてラジエター本体を取り外します。ラジエターアッパーとロアホースを車体側から外し、ラジエターコアサポートの固定を外したら上にスッと引き上げます。こちらが取り外したラジエターです。ファンやシュラウドはそのまま抜くので、新しいラジエターへ移植します。今回の作業の原因となった冷却水漏れはここから発生していました。見てもわかる通り冷却水が滲んでいます。ラジエターアッパーのカシメ部分から滲んできています。この状態で走り続けるとラジエターアッパーがパンク(これでも既にパンク)します。冷却水がダラダラと漏れて走行不能になるので、そうなる前に交換です。アッパーだけの交換はできないので、ラジエターASSYでの交換となります。ラジエター交換と同じタイミングでサーモスタットも交換します。サーモ不良で弁が開きっぱなしというトラブルも多いので、このタイミングなら工賃は安いですからリフレッシュです。 そしてラジエターホースは必ず新品を装着します。一度緩めたらバンド部分から冷却水が漏れる可能性があるため、ラジエター交換の際は同時にラジエターホースも新品にしておくのが別のトラブル防止になります。では、新しいラジエターを装着します。新品のラジエターにファンシュラウドを移設します。あとは車体に載せてラジエター交換、ホース交換は完了です。冷却水を入れてエア抜きして終了です。
インテグラタイプR(DC2)ドライブシャフト交換
続いて右ドライブシャフトの交換です。FF車両では定番症状であるドライブシャフトブーツの破れが発生してグリスが飛び散ってました。左フロントは見た目は大丈夫そうですが、開いてみるとそろそろかなぁという感じ。左右ともリフレッシュした方がいいので、左右ともリビルト品にてリフレッシュしました。こちらが取り外したドライブシャフトです。パックリと来ています。この状態で走り続けるとドライブシャフト内のグリス切れによってボールベアリングが焼き付き走行不能になる可能性もあります。こちらがリビルト品のドライブシャフトとの比較です。リビルト品とは言え分解して清掃して組み付けているのでとても綺麗です。ドライブシャフトを外したので同時にデフサイドシールも交換します。このタイミングなら工賃お得です♪ こちらが新品との比較です。少し劣化が進んできていたかなという感じですが、まだオイル漏れなどは発生していないシールです。こんな感じで交換完了です。続いて右側のドライブシャフトを取り付けます。続いて反対側です。 こんな感じでリフレッシュ完了です。
インテグラタイプR(DC2)リアブレーキキャリパーオーバーホール&パッド交換
最後にリアのブレーキキャリパーオーバーホールとパッド交換をします。リアキャリパーは固着して引きずっている状態でした。ローターを見てもわかる通りパッドが引きずってあたっている感じです。パッドが接触している箇所も均一ではありません。反対側もこんな感じです。 ではキャリパーをばらしていきます。キャリパー内のシールを外してピストンを抜き取ります。 左右ともキャリパー内を綺麗に清掃します。錆などはブラシで研磨して落とします。 ここで手を抜くとしっかりとオーバーホールできないので、きっちりと綺麗にします。 新品のピストン、シールを組付けます。 ブレーキパッドはディクセルのESを新品で装着します。 こんな感じでリアのブレーキキャリパーOHとパッド交換が終了しました。 最後にブレーキフルードのエア抜きをして終了です。当社ではご納車後半年ごとに無料で点検を行っています。今回のリフレッシュメニューも半年ごとの点検で発覚したポイントのリフレッシュでした。古い車なので定期的な点検が長く乗るための秘訣です。W様、この度は作業のご依頼ありがとうございました。
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