HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)スタッフのモリヤマです。今回はシビックTYPE-R(FD2)にSPIRIT車高調を取り付けさせて頂きました!SPIRITは様々な仕様をワンオフで製作するメーカーで、HMRデモカーのS2000やDC5インテグラもスピリット車高調を装着しています♪作業はメカニックのムラマツです。
シビックTYPE-R(FD2)純正サスペンション取り外し
まずはお疲れ気味の純正サスペンションを外します。ダンパーブーツも破けてしまって哀愁が漂います。。。外れてしまうと広々と感じるタイヤハウスですが、取り外しは結構大変です(泣)ABSセンサー配線やブレーキホース、各アーム類を引っ掛けないように取り外します。
FD2ではアッパーマウント固定のボルトにアクセスするためにワイパーやカウルトップを外さないといけません。なかなか整備士泣かせです。。。
純正サスペンションはここでお役御免となります。
ダンパーブーツはボロボロになってしまっています。ダンパーブーツの破れは軽視されがちですが、放置するとダンパーシャフトや内部のオイルシールに傷が入ってしまい、オイル漏れなどのトラブルの原因にもなります。
リアダンパー、スプリングを取り外します。
FD2のリアダンパーはトランクルームの内張の裏に隠れているので、内張を取り外してアッパーマウントの固定ナットを外します。
リアダンパーはフロントに比べるとスプリング一体式ではないので、取り外しは簡単です♪
あとは純正スプリングを外して準備はOKです♪
シビックTYPE-R(FD2)SPIRIT車高調取付
こちらが今回装着するSPIRIT車高調です。SPIRIT車高調はケースのロゴステッカーの色でグレード分けされています。今回はカーボンカラーのサーキット走行をメインターゲットとしたSPEC‐Sをオーダー頂きました。
スプリングは通常KYB製ですがオーナー様たっての願いでHYPERCO製のスプリング仕様です!!HYPERCOと言えばモータースポーツのトップカテゴリーでも使用されるハイスペックなスプリングブランドですね。フルオーダーなのでスプリングも自由に選べるのがSPIRIT車高調の魅力です。ちなみに、ショック形状は正立式です。ストラットというと倒立式のほうが剛性もあって良いというイメージですが、SPIRITさんでは倒立タイプのデメリットである冷却性の悪さからくる消耗の早さを減らす為正立式がおススメになります。もちろん剛性は大径44φのピストンロッドの採用で心配いりません。減衰調整のダイアルも倒立式ですとダンパーの下側になり毎回タイヤの隙間から腕を突っ込んでダイアルを回す必要がありますが、正立式はダンパーの上部にダイアルが来ますので減衰調整がすぐに出来ます。セッティングをする時にはとてもありがたいですね!
早速車体に取付ます。外し時の逆の手順ですね。
サクッと取付完了です。
続いてリア側を取付ます。ノーマルと比べるとスプリングのサイズがぜんぜん違いますねぇ
ダンパーも一回り太くなっている感じですね。
こちらも外した時と逆の手順で組み付けていきます。
最後に、サスペンションアームのブッシュのよじれを無くすため、各ブッシュを一度緩めてから1G締めを行います。これをしないと本領を発揮出来ないどころかブッシュを痛めてしまいます!
リア側の減衰調整のダイアルはダンパーの上がにありますが、トランクの内装パーツを付けてしまうと調整出来なくなってしまいます。そこで付属の延長ケーブルを取付ます。
トランクの内装パーツに穴開けをして、、、
こんな感じでニョキっとダイアルを出します。これで内装パーツを外さないでも減衰調整が可能になります!
最後にアライメントの測定・調整を行って作業終了です。車高調を装着した事で車高の前後調整だけでなくフロントはキャンバー調整も出来るようになりセッティングの幅が広がります。サーキットでのフィーリングの違いが楽しみですね。E様ご依頼ありがとうございました。
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