HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）スタッフのモリヤマです。今回はご納車前のS2000 TYPE-Sの大改装 第二弾として脚回りのフルリフレッシュを行いました。S2000の乗り味はサスペンションの状態に大きく左右されます。今回は10万キロを超え、お疲れ気味のサスペンションブッシュをアームごと交換して本来の乗り味を取り戻します。作業はメカニックのムラマツです。
S2000 TYPE-S足回りリフレッシュ
今回はフルリフレッシュということで、アッパーアーム、ロアーアームなどアーム類を中心に新品に交換していきます。
S2000も発売から年数が経っているので、こういったリフレッシュはかなり効果があるのではないでしょうか。
スタビリンクやトーコントロールアームなども交換します！
作業をしていく中でフロントロアアームとサブフレームを固定するボルトが固着していました。この部分にはキャスター調整のカラーが入っているのですが、カラーとブッシュが錆で固着してしまい調整が効かない状態になっていました。今回はオーナー様にご相談の上、フロントサブフレームを交換することとなりました。
実はHMRでは今年に入って3件目のサブフレーム交換です。いずれもカラーとブッシュ部分が固着してしまい、ロアアームが取り外せなくなってしまい交換せざるおえない状況に・・・
サブフレームの到着を待つ間にどんどん作業を進めます！
ダンパーブッシュの状態は亀裂もなくきれいな状態ですね。今回はフルリフレッシュなので、こちらもアームごと交換します♪
新品のアーム類がずらりと並んでいます♪
こちらはフロント一式です。アッパーアーム、ロアーアーム、スタビリンクを交換します。
リアはアッパーアーム、ロアーアーム、スタビリンクにトーコントロールアームを交換します。こうやって並べてみるとリアのロアアームはかなり巨大なのが分かりますねぇ
まずはリアから交換していきます。新品のハブが見えますが、それは第三弾をお楽しみに♪
今回はアームごとの交換ですのでサクサクと交換していきます。
リアスタビライザーのブッシュも交換します。
目立った亀裂などはありませんが、劣化で縮んでしまっていますね。S2000 のスタビライザーはモデル毎に太さが変わっています。ブッシュもそれに合わせて交換しないといけませんね。
さらに今回はブレーキのバックプレートを撤去するので、タイロッドエンドには熱対策として断熱テープを巻きつけます。こちらの詳細は次回！
S2000 TYPE-Sフロントサブフレーム交換
後日サブフレームが届いたので、こちらを新品交換します！
先ほどご紹介した通り、HMRでは今年に入って3回目のサブフレーム交換です。。。
フロントロアアームブッシュと共締めとなるこのボルトはキャスター調整のカラーが入っているのですが、錆でブッシュとカラーが固着してしまい調整不能となってしまいます。こうなってしまうと何をしてもカラーを抜く事が出来ず、泣く泣くサブフレームごとの交換となります。エンジンルームからの雨水がサブフレームに滴り落ちるので錆が発生しやすいのかもしれませんね。
新品の塗装がまぶしいですね♪走りは限りなく新車に近いものになるのではないでしょうか。固着してしまうキャスター調整のカラーは防錆の為グリスアップしてから組付けます。
最後は1G締めをしてアライメント測定・調整をしたら作業終了です！次回はチラ見えしていたハブとブレーキの大改装です♪K様ご依頼ありがとうございました！
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