HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のメカニック ムラマツです。今回はS660にSPOONのダウンサスの取付をご依頼頂きました。S660は小さながらもエンジンはリアミッドに搭載されておりミッションも6MT(CVTもあります)エンジンはNシリーズと同じS07Aベースですが専用のタービンだったり、タイヤも標準でADVAN ネオバを装着!ロールトップを外せば2シーターオープンになったりと軽自動車とは思えないくらい立派なスポーツカーです。すでに生産終了してしまったプレミアムビーチパールに白いレイズがお似合いの一台ですね。
S660SPOONダウンサスの取付
まずは作業前の状態です。フロントリア共にタイヤとフェンダーのクリアランスはそこそこある感じですね。
早速フロント側から作業を行っていきます。S660は前後共にストラット式のサスペンションです。普通車でもリアは車軸式が多い中しっかりと独立懸架を採用しています。 アッパーマウントのナットを外して、ストラット固定用のナットを外します。ストラットのナット穴は長穴になっていますね。少しだけですがココでキャンバー調整をする事が出来ます。今回はオーナー様とご相談の上、数百キロ走ってスプリングを馴染ませた後に行うとい事で取り付け後のアライメント調整は行いません。元のキャンバー位置からなるべくズレないようにマーキングをしてから取り外します。 通常ダウンサスの交換というと、サスペンション一式を車体から取り外して専用工具でスプリングを固定して、取り外して、ダウンサスに交換して・・・という工程を行うのですが、なんとS600のフロントはサスを取り外す事なくスプリングが抜けてきます!!なんとも不思議な構造ですね。 ノーマルのスプリングとSPOON製のスプリングの比較です。大きさはほとんど変わらないですが巻き方が全然違いますね。 バンプラバーも車高の落ち幅に合わせてカットします。そうしないとバンプタッチしてしまい乗り心地が悪くなったり、しっかりとしたサスペンションストロークが行えなくなってしまいます。 スプリングやアッパーマウントを車体に戻したら、アーム類を一度緩めて1G締めを行います。ローダウン時の必須作業ですね。 反対側もサクッと交換してフロント側は終了です。ブルーのスプリングが映えますねぇ 続いてリアの作業です。リアのエンジンフード内には660㏄ターボエンジンが鎮座します!S660の前身であるビート(PP1)はエンジンルームが狭く、幌のスクリーンやメンテナンスリッドを外さないとアクセス出来なかったりと整備性が悪かったですが、S660では広大なスペースが広がっていますね!メンテナスもしやすそうですね。 リアはフロントと違ってスプリングだけ抜けてくれません。セオリー通りサスペンションを取り外してスプリングの交換を行います。 サスペンションを分解してスプリングを交換します。リアもフロント同様純正とSPOONでは巻き方が異なっていますね。 ダウンサスを組み付けて車体に戻します。 こちらもアーム類のテンションを緩めて1G締めを行います。そうしないとサスペンションブッシュに”ヨレ”が生じてしまいせっかくダウンサスを投入したのに車高が下がらない!なんて事にもつながります。 これでSPOONのダウンサスの取付が完了しました。作業後の状態がこちら。ダウン量が10~15ミリですので激変はありませんが少し下がったなという印象です。スプリングが馴染んだらもう少し落ちるかもしれませんね。 ダウン量はわずかでしたがオーナー様からは、乗ってすぐ車高の違いやフィーリングの違いが感じ取れたとの事で、大変ご満足頂けたようです。今後HMRホンダではS660の取り扱いを増やしていく予定ですので、メンテナンス・カスタムもお気軽のご相談下さいませ♪
I様 遠方よりご依頼ありがとうございました。
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