HMR HONDA(エイチエムアールホンダ）のムラシタです。今回は15インチアルミホイールを装着し、エキゾーストマニホールドとマフラーも社外のものに変更された後期型最終H7年式17.3万キロ走行のシビックSiR(EG6)の納車点検・整備をしました。作業はメカニックのワタナベです。
シビック(EG6)の納車前点検＆オイル類交換
まずは、エンジンルームの点検をします。エアクリーナーの汚れやプラグの状態をチェックします。汚れやゴミがついてましたが目詰まりをするほどではなかったですね。プラグはデンソーのイリジウムプラグが入っていまして消耗の状態は特に問題ありませんでした。
次にリフトアップし、ハブベアリング・ステアリング廻りのガタをチェックします。特に異常ありませんでした。
続いて、クーラントの交換をします。
ブレーキ廻りの点検をしてフルードを交換します。パッドの残量も十分でピストンやスライドピンの動きもスムーズでした。
下廻りで各部アームやブッシュのチェックをします。年式も経過しているので、ブッシュ類にもひび割れ等が出てきています。車検では問題ありませんが、そろそろリフレッシュしてあげてもいいかもしれませんね。
タイヤとスペアタイヤの状態を確認してエアチェックをします。残量もタイヤの劣化もまだ大丈夫です。発煙筒は、期限の切れたものから新しいものに交換しておきます。
以上で基本整備と点検は終了です。
シビック(EG6)のオイル漏れ修理
点検時オイルパンからエンジンオイルの漏れがあったのでオイルパンのパッキンを交換します。この時一緒にオイルフィルターも交換しておきます。
EKと同様にEG6もEXマニが2分割になっているので下の部分を外して、オイルパンを外します。オイルの管理を定期的にしていない場合はカーボンスラッジというゴミが蓄積されて真っ黒の状態になってます。
新しいオイルパンパッキンに交換して取り付けます。
シビック(EG6)のドライブシャフト交換＆アッパーアームブーツ交換
左のドライブシャフトのIN側のブーツが切れてしまっていたので交換します。まずは、ミッションオイルを抜きます。
ドライブシャフトを外します。
今回はブーツの交換ではなくリビルト品のドライブシャフトASSYで交換します。
組付けをしてミッションオイルを入れます。使用オイルは純正のMTF-3です。
続いてリフトアップしている間にアッパーアームのブーツが切れていたので交換します。
シビック(EG6)のヘッドカバー＆スプールバルブのパッキン交換
続いてヘッドカバーとスプールバルブからもオイル漏れが出ていたので、こちらのパッキンも交換しておきます。まずはヘッドカバーに取り付けられているプラグコードなどを外してヘッドカバーを外します。
B16Bエンジンのシリンダヘッド内部です。
新しいヘッドカバーパッキンを取り付けて、ヘッドカバーをエンジンに取り付けます。
次にスプールバルブとカムエンドカバーのパッキンも交換しておきます。まずは、スプールバルブを外して、フィルターのついたパッキンを交換します。
次にカムエンドのキャップを外し、内部を清掃して新しいのを取り付けます。
最後に、新しいエンジンオイルとクーラントを入れて作業は終了です。
痛んでいるところもありましたが全体的にはしっかりした車です。だいぶ個体数も減ってきて希少なコンパクトスポーツですのでメンテナンスをしながら是非VTEC全開で楽しんでいただきたいと思います。M様ご成約ありがとうございました。
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