HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）スタッフのモリヤマです。今回は以前ご納車したインテグラタイプRの6ヶ月点検をさせて頂きました。HMRでは車両をご購入いただいたオーナー様に無料で6ヶ月点検をご案内しております。作業はメカニックのムラマツです。
インテグラタイプR(DC2)ABSチェックランプ点検
点検の前にオーナー様からABSのチェックランプが付いているので確認してほしいとご用命があったので、まずそちらの確認をします。ABSの警告灯はDC2では定番の症状となっていますね。
助手席側に診断コネクタがあるので、短絡させて故障コードを確認します。
ABSユニットの故障が疑われる故障コードが出ていましたが、今回は様子見となりました。DC2のABSユニットは現在廃番になっているため、程度のいい中古品を探すか、ヒューズを抜いてABSを切ってしまうしかない状況です。年式の経った車両の維持は難しいですね・・・
インテグラタイプR(DC2)6ヶ月点検
エンジンルームの点検をします。まずはエンジンオイルの油量の確認をします。
続いてラジエターの点検です。ここではラジエターのアッパータンク、アッパーホースの状態の確認をします。劣化が進んで漏れが発生するとオーバーヒートしてしまいます。
インテークホースを点検します。このホースに穴があると、エンジンがエアクリーナーを通さずに空気を吸入してしまうので、エンジンの不調や故障の原因になることも。
ブレーキのマスターパックの配管もチェックします。ここに異常があるとブレーキペダルの踏力のアシストが無くなる為、ブレーキペダルが恐ろしく重くなります(泣)
バッテリーの点検はバッテリー液の量はもちろん、固定や端子の取付が緩んでいないか確認します。意外と点検の時に忘れられているケースも多く、端子が抜けてエンジンが始動しないなんてこともあります。
アース線も年月が経ちかなり傷んでいますね。
ハブベアリングのガタを点検します。
下廻りの点検をしていきます。ここが６ヶ月点検のメインです。車体の下は自分で点検するにはなかなか難しいですよね。しっかりチェックしていきます。
ドライブシャフトやアーム類のガタがないか点検します。
ブーツ類の点検をします。こちらが破けていると車検に通らないだけでなく、走行不能や事故の原因になることも・・・走っている時に何か変な音がすると思ったら、一度点検することをお勧めします。
上からでは見れなかったラジエターのロアータンクやホース類の点検をします。ラジエターの銀色のフィンは非常につぶれやすいので、お触りは厳禁です。
オイルパンからもオイル漏れはありませんね。
続いてブレーキの点検です。
ブレーキホースなどの状態を確認します。オーナー様の車両にはメッシュタイプのブレーキホースに交換されています。ブレーキ時のホースの膨張が無くなって、カチッとした踏み心地になるスポーツ走行向けのパーツですね。
アーム類の締め付けを確認します。意外と緩んでいることがあるので、一つ一つ確認していきます。これにて作業は終了です。
下廻りのブッシュやブーツ類は交換されたばかりという事で、大きな不具合などはありませんでした。次回のアップグレードが楽しみですね♪Y様ご依頼ありがとうございました！
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