HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)スタッフのモリヤマです。今回はS2000(AP1)に2DINナビを取り付けるために純正DVDナビ用のダッシュボードに交換し、2DINナビ、ETC、ドライブレコーダーの取付をします。作業はメカニックのムラマツが行いました。
S2000(AP1)ダッシュボード取り外し
まずはセンターコンソールなどの内装を外していきます。センターコンソールが外れたらインパネ周りを外します。どんどん外していきます。ハンドルも外します。エアバックが付いているのでバッテリーは最初に外しておきましょう。手順を間違えるととても危険な作業です。助手席側のエアバックも外します。カプラーを外して慎重に脱着します。メーターやオーディオなどの電装品が外れたら、内側の配線類や取付ボルトを外します。ダッシュボードにはエアコンダクトや配線が蜘蛛の巣の様に張り巡らされているため、ひとつずつ確実に外していきます。中にはECUにつながるコネクタもあるため、力業は厳禁です。いよいよダッシュボードを取り外します。配線などの引っ掛かりがないか確認しながら慎重に外します。無事に外れました。なかなか見られない光景ですね。
S2000 (AP1) トランク、背面内装取り外し
続いてETC、リアカメラを取り付けるために背面の内装とトランクの内装を外します。なんだかサーキット仕様のAP1を製作している気分になりますね。S2000はここにスペアタイヤが収まっています。最近の車はパンク修理キットが入っていることが多く、スペアタイヤを見る機会も少なくなりましたね。今回ナビを取り付けるため、CDチェンジャーは必要なくなりますのでこちらは取り外します。純正のCDチェンジャーは最近S2000で多発しているバッテリー上がりの原因になることもあります。このチャンジャーの故障で電力を消費しバッテリーが上がってしまう事がありますので、症状は出てるけど原因に心当たりがないオーナ様は、一度疑ってみてもいいかもしれません。後ろのコンソールボックスはタッピングネジで前からも後ろからも固定されているため、トランク内からもネジを外す必要があります。こちらはCDチェンジャーの配線用の穴が開いているため、交換します。さらにETCを後ろのコンソールボックスに取り付けるために加工します。
S2000 (AP1) 純正DVDナビ用のダッシュボード取付
純正DVDダッシュボードを新品で手配して取り付けます。ナビを取り付けるために、純正のナビのステーを切り落とします。あとは新しいダッシュボードに配線類を移植していきます。これで準備OKです。新しいダッシュボードを取り付けます。
S2000 (AP1) ナビ、ETC、ドライブレコーダー、リアカメラ取付
無事にダッシュボードの取付が終了したので、今度は新たに追加する電装品を取り付けていきます。こちらが今回取付する電装品です。クリスマスと誕生日が一度にやってきた感じですね♪WSエンジニアリング製の2DINナビインストールキットです。こちらの商品は純正のDVDナビから最新の2DINナビへ簡単に交換するためのカバーとエアコンダクトのセットです。カーボン製で室内が一気にレーシーな雰囲気になりそうです!まずはナビの配線をしていきます。今回使用したWSエンジニアリングのナビ取付キットには、純正ではナビに干渉してしまうエアコンダクトの対策品も付いています。プラスチック製からフレキシブルなチューブに変更されており、ナビ背面が干渉しなくなります。ただダクト形状が変わるため、助手席側のエアコンの風量が少し弱くなってしまうデメリットもあります。ドライブレコーダーを取り付けます。ドライブレコーダーは必ずフロントガラス上部の視界の邪魔にならない位置に取り付けます。ETCの配線やリアカメラの配線をしていきます。いよいよナビ本体の取付です。ナビの配線が終わったら、徐々に内装を戻していきます。純正DVDダッシュボード交換にあたって気を付けなければならないのが、助手席のエアバックは再使用するため、劣化が酷い場合はエアバックも併せて交換をお勧めします。また、一部のS2000にあるレッドやブルーの内装の場合も周りと色が合わなくなるため、黒の内装のエアバックへの交換が必要です。ETCはコンソールボックスの中に設置します。一通り取付が終わったら、動作を確認します。動作確認が終わったら、カーボンのナビカバーを取り付けます。仮付けして位置を決めていきます。取付は両面テープではなく厚手のマジックテープで固定します。こうすることで製品の微妙なズレによる浮きを最小限にできます。取り付きました。やっぱりかっこいいですね!リアカメラも取り付けて、これにて作業は終了となります。最新の電装品でより快適にドライブが楽しめますね♪K様ご依頼ありがとうございました!
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