タイムアタックが次から次へと行われる、寒空の下で行われた熱いイベント
イシケンです!先日、筑波サーキットで行われた「SPEED×SOUND TROPHY2016」に行ってきましたので、そのレポートを書きます。このイベントは、2015年から始まり、2016年の今年で2回目を迎えました。イベントの目玉は、スーパーフォーミュラマシンであるSF14でのタイムアタックです。ドライバーは元F1ドライバーであり、現在はスーパーフォーミュラで活躍する小林可夢偉選手。昨年は2001年から塗り替えられなかった、フォーミュラカーレコードタイムである46秒935を大きく上回り、44秒008を記録しました。今年はそのタイムを塗り替えるべく、複数回のタイムアタック枠が設けられていました。
さて、そんな目玉のタイムアタックに実はあまり興味がなく、このイベントで走行するチューニングカーにイシケンは釘付けでした。ホンダスポーツカー専門店としては、やはりホンダ車の走行が気になるところ。今年のイベントでは3台のホンダスポーツカーがタイムアタックしてくれました。それでは、それぞれのチューニングカーをご紹介します。
S2000のタイムアタック先駆者であるASM S200
ASMのS2000は、S2000でのタイムアタックで初めて筑波1分を切った車です。S2000乗りにとっては憧れであり、応援したい1台です。エンジンはTODA2.4LドライサンプエンジンをMOTECで制御。最高出力は345PSと最近のターボ車と比較するとローパワーです。ただ、専用のワイドボディと煮詰められたシャーシによってとてつもないコーナリングマシンに仕上がっています。
北から新たな刺客、クルマドーカスタムS2000
最近タイムアタックで元気がいいのが、岩手県に店舗を構えるクルマドーカスタムのS2000。このS2000は、初期型のAP1がベースになっています。エンジンはF20Cベースの2.2L仕様に、HKS7040スーパーチャージャーを装着。最高出力は383.2ps。ステッカーが多く貼ってあるためにド派手なチューニング内容かと思いますが、ボディはノーマル形状にプラスαという感じです。フロントバンパーはAP1ノーマルにJ’sracingのフロントリップ(現在廃盤)を装着し、専用のカナードを装着しています。前後フェンダーにはオーバーフェンダーを装着し、265幅のタイヤを前後に納めています。
老舗チューニングショップ、アドバンスのNSX(NA1)
横浜市都筑区に店を構えるアドバンスが製作したNA1型NSX。他のチューニングカーと違い、外装はノーマルボディとなっており、とてもキレイでおしゃれなチューニングカーでした。もちろん、他のチューニングカーとはチューニングに差があるため、チューナーズバトルではやや不利でしたが、この日走行した車の中で一番親近感のわく車でした。何よりもカッコイイ!!このNSXの仕様については、…よくわかりません。
R32GT-Rに86、RX-7、フェラーリもタイムアタック
■ADMIX GT-R[BNR32]
■いろいろなスポーツカー大集合
おわりに
筑波サーキットという全長2kmのコースで行われたこのイベントは、すべてのコーナーを観に歩いて回れることから、いろいろな角度でチューニングカーを観て楽しむことができました。また、午前と午後で同じ車の走行枠が設定されているため、一度撮り逃してしまった車も再度撮影ができるなど、参加者への配慮も素晴らしいイベントでした。目玉のスーパーフォーミュラのタイムアタックでは、昨年のレコードタイムを塗り替え、43秒304を記録しました。間近で見えるスーパーフォーミュラのコーナリングは大迫力でした。こんな楽しいイベント、来年も続けてほしいですね!!そして、ホンダ車は来年も多数参加してほしいところです!!