ビルトイン社外ナビを装着したミニ クロスオーバー(R60) クーパーSDの納車前点検整備を行いました。
HOT HATCH HMR(ホットハッチエイチエムアール)の栗原です。今回は、ミニ クロスオーバー(R60)のディーゼルモデルのスポーツグレードの「クーパーSD」の納車前点検整備を行いました。多くの欧州車にはディーゼルエンジンモデルが用意されています。発進時からの低回転域からの力強さを兼ね備えながらの低燃費と軽油で給油代の安さが魅力です。
ミニクロスオーバー(R60)の納車前点検整備
まずはエンジンルームをチェックしていきます。エアクリーナーは、表面に汚れが付着していますがまだ交換の必要はありませんでした。フィルターが汚れで目詰まりを起こすと燃費悪化やエンジン本来の性能を発揮できなくなります。定期的な点検をおススメします。 バッテリーの健全性をチェックしました。今回は良好な状態でした。健全性が低くなっていくとしっかり充電されなくなったり、本来の電力を発揮できなくなり走行に支障をきたす場合があります。バッテリーの交換時期は使用状況によりますが3〜5年のサイクルで交換することをおススメいたします。 続いて水廻りの点検をしていきます。ラジエターホースに亀裂やクーラント漏れはありません。ラジエター本体からもクーラント液の漏れ跡も見受けられません。クーラント液はエンジン本体を冷却する役目を担ってます。定期的な点検と交換をおススメいたします。 補機ベルトの状態およびオートテンショナーの異音やヒビ、ささくれ、ガタのチェックをしていきます。チェックを行いましたが問題ありませんでした。ベルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなるだけではなく、バッテリー充電ができなくなりエンジンが停止してしまいます。定期的な点検をおススメいたします。続いてリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初にハブベアリングとボールジョイントのガタがないかチェックしていきます。特に問題ありませんでした。消耗が進んでいくと、ハンドリングが安定しなくなり、最悪ベアリングが焼け付いて走行できない恐れもありますので定期的な点検をおススメいたします。 下廻りのチェックをしていきます。目立つキズやサビもなくキレイな状態ですね。 ブレーキ廻りの点検をしていきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。 ブレーキパッドの残量をチェックしていきます。フロントリアともに7mmでした。まだまだしばらくは交換しなくても大丈夫ですね。 足廻りのブッシュ・ブーツをチェックしていきます。問題ありませんでした。ブッシュ・ブーツにヒビが入ってしまいそのままにしておくと、そこからグリスが漏れ出したり、異物が侵入して足廻りの機能に支障をきたすだけではなく、車検を通過できなくなってしまいます。
ミニクロスオーバー(R60)の油脂類交換
HOT HATCH HMRでは納車前点検でエンジンオイルやオイルフィルター、ブレーキフルードを新品交換(車種によって)しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。まずはエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な点検を行わず走り続けるとエンジン不調の原因となります。カートリッジ式オイルフィルターを交換していきます。 当店でのエンジンオイルはWAKO’SのEuroTuring 5W-40になります。 ブレーキフルードを交換させてました。フルードはDOT4を使用しています。タイヤ溝の残量をチェックしていきます。フロント・リアともに約6mmでした。まだ交換しなくても大丈夫ですね。 各タイヤの空気圧チェックをしています。タイヤのエアはゆっくり少しずつ抜けていきます。ガソリンスタンドで簡単に入れられますので1ヶ月に1度のチェックをおススメいたします。サンフレアの有効期限が切れていたので交換します。サンフレアは有効期限が切れていても車載されていれば車検は問題ありません。但しいざとなった時に使えるとは限りませんのでHMRでは有効期限が切れたものは交換させていただいております。 オイル交換の際に取り外したアンダーカバーを装着していきます。ワイパーラバーを交換していきます。直射日光の熱や紫外線、汚れできれいに拭き取れなくなってきていきますので定期的な交換をおススメいたします。室内のエアコンフィルターを交換していきます。外気を取り込むのでゴミやチリなどを受け止めています。汚れが増えると車内の不快ない匂いの原因となったりエアコンの効きが悪くなり、燃費悪化に繋がってしまいます。定期的な点検をおススメします。 以上で作業は完了となります。S様、この度はミニクロスオーバーご契約いただきありがとうございました。納車まで今しばらくお待ち下さい。