アドバン18AW オプションHDDナビを装着したミニクーパー(F56)の納車前点検整備を行いました
HOT HATCH HMR(ホットハッチエイチエムアール)の栗原です。今回は、ミニクーパー 3ドア(F56)のアドバン18AW オプションHDDナビを装着した車両の納車前点検整備を行いました。F型は、2013年から現在に至るまで発売されている現行車です。このF型からボディサイズが拡大され3ナンバー登録となっています。それでもオリジナルミニのような愛くるしさは維持しつつもBMWが持つ上質なクルマづくりが合わさった1台として高い人気を維持しています。
ミニクーパー 3ドア(F56)の納車前点検
まず最初にエンジンルームを点検していきます。バッテリーテスターでバッテリーの健全性を点検していきます。特に問題ありませんでした。バッテリーの交換時期は使用状況によりますが3〜5年のサイクルで交換することをおススメいたします。また寒い時期になるとバッテリー上がりが多くなります。少しでもマメにエンジンを掛けて充電したり、カー用品店などで購入できる充電器を用意しておくといいでしょう。 エアクリーナーは、表面に汚れが付着していますがまだ交換の必要はありませんでした。フィルターが汚れで目詰まりを起こすと燃費悪化やエンジン本来の性能を発揮できなくなります。定期的な点検をおススメします。インテークホースの点検を行いました。インテークホースは経年劣化で蛇腹部分に亀裂が入ると、そこからエアフィルターを通さない空気を吸ってしまいエンジン不調に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメします。 次にプラグの点検を行いました。4本とも特に問題ありませんでした。先端の部分がひどく汚れてしまうとエンジンが掛かりづらくなったり、走行中に失火が起こり故障の原因となります。エンジンが掛かりづらくなるなどの症状が出た場合は当店にご相談ください。 続いてリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初にハブベアリングとボールジョイントのガタがないかチェックしていきます。特に問題ありませんでした。消耗が進んでいくと、ハンドリングが安定しなくなり、最悪ベアリングが焼け付いて走行できない恐れもありますので定期的な点検をおススメいたします。 下廻りのチェックをしていきます。目立つキズやサビもなくキレイな状態ですね。 ブレーキ廻りの点検をしていきます。まずブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンを確認していきます。 キャリパーシールが劣化することでピストン内に水分が侵入することでサビが発生します。それをそのまま放置しているとキャリパーの動きを阻害されてしまい、ブレーキの引きずり症状や固着を引き起こしてしまう可能性があります。ブレーキパッドの残量をチェックしていきます。フロント8mm,リア7mmでした。まだまだしばらくは交換しなくても大丈夫ですね。 ブレーキディスク表面にはキズがあります。使用していれば大小のキズは必ずついてしまいます、原因としてはパッドにとても小さな砂粒やディスクの摩耗粉が固まって接触してしまってることが多いです。足廻りのブッシュ・ブーツをチェックしていきます。問題ありませんでした。ブッシュ・ブーツにヒビが入ってしまいそのままにしておくと、そこからグリスが漏れ出したり、異物が侵入して足廻りの機能に支障をきたすだけではなく、車検を通過できなくなってしまいます。
ミニクーパー 3ドア(F56)の油脂類交換
HOT HATCH HMRでは納車前点検でエンジンオイルやオイルフィルター、ブレーキフルードを新品交換(車種によって)しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。まずはエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な点検を行わず走り続けるとエンジン不調の原因となります。ミッションオイルも抜いていきます。 新しいミッションオイルはWAKO’SのMT-75です。当店でのエンジンオイルはWAKO’SのEuroTuring 5W-40になります。 ブレーキフルードを交換させてました。フルードはDOT4を使用しています。 タイヤ溝の残量をチェックしていきます。フロント6mm・リア5mmでした。まだ交換しなくても大丈夫ですね。 サンフレアの有効期限が切れていたので交換します。サンフレアは有効期限が切れていても車載されていれば車検は問題ありません。但しいざとなった時に使えるとは限りませんのでHMRでは有効期限が切れたものは交換させていただいております。 キーレスエントリーのバッテリーを交換しました。以上で作業は完了となります。S様、この度はミニクーパー3ドア(F56)ご契約いただきありがとうございました。納車まで今しばらくお待ち下さい。