HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)の栗原です。今回はレイズ19AW TEIN車高調を装着したアコード・ユーロR(CL7)の納車前点検整備を行いました。
アコードユーロR(CL7)納車前点検
まず最初にエンジンルーム内の点検をしていきます。バッテリーの健全性を点検しました。健全性とは健康状態を示します。健全性が低くなっていくとしっかり充電されなくなったり、本来の電力を発揮出来無くなって走行に支障をきたす場合があります。今回は良好な状態でした。バッテリーの交換時期は使用状況によりますが3〜5年のサイクルで交換することをおススメいたします。エアフィルターの点検を行います。部分的にうっすらと黒く汚れていましたが交換が必要なほどではありませんでした。汚れで目詰まりを起こすと燃費悪化やエンジン本来の性能を発揮できなくなります。定期的にケースを開けて目視で確認してみましょう。
インテークホースの点検を行いました。特に問題ありませんでした。インテークホースは経年劣化で蛇腹部分に亀裂が入ると、そこからエアフィルターを通さない空気を吸ってしまいエンジン不調に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメいたします。
次に冷却系廻りを点検していきます。ホースに漏れはありませんでした。経年劣化していくと亀裂が入りそこから冷却水が漏れてしまいエンジンがオーバーヒートを起こす可能性があります。定期的な点検をおススメいたします。
続いて補機ベルトの状態およびオートテンショナーの異音やガタが無いかを点検していきます。問題ありませんでした。ベルトが切れてしまうとバッテリー充電が出来なくなり最悪エンジンが停止する恐れがあります。定期的な点検をおススメいたします。
続いてプラグの点検を行いました。イリジウムプラグに交換されており、4本とも特に問題ありませんでした。先端の部分がひどく汚れてしまうとエンジンが掛かりづらくなったり、走行中に失火が起こり故障の原因となります。エンジンが掛かりづらくなるなどの症状が出た場合は当店にご相談ください。
続いてリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初にハブベアリングとボールジョイントのガタがないかチェックを行います。特に問題ありませんでした。走行中に異音やハンドルのガタつきなどを感じた場合は当店へお早めにご相談下さい。
下廻りをチェックしていきます。一部サビが見受けられますが、特に問題はありませんでした。
ブレーキ廻りの点検をしていきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。シールが劣化するとピストンに水が進入して錆びついてきてブレーキの引きずり症状に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメします。
ブレーキパッドの残量をチェックしていきます。フロント9.5mm、リア7.5mmでした。まだしばらくは交換しなくても大丈夫ですね。
足廻りのブッシュ・ブーツをチェックしていきます。ブッシュ・ブーツにヒビが入ってしまいそのままにしておくと、そこからグリスが漏れ出したり、異物が侵入して足廻りの機能に支障をきたすだけではなく、車検を通過できなくなってしまいます。またそれ以外にもダンパーのオイル漏れがないかを点検していきます。
左右のロアアームブッシュにヒビが見つりました。すぐの交換が必要なほどではありませんでしたが、お早めの交換をおススメさせていただきました。また、TEIN車高調のリアアッパーマウントのピロガタが出始めています。走行には特に支障ないですが、段差などでリアからカタコト音がで始めています。社外車高調のなのでピロの劣化は仕方ない部分ではありますね。
アコードユーロR(CL7)の油脂類交換
HMR HONDAでは納車前点検でエンジンオイルやブレーキフルード、ミッションオイルなど(お車のコンディションによって交換項目が変わる場合もあります)を新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。まずエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。エンジンオイルは使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。オイルフィルターを交換していきます。オイルフィルター交換タイミングは、エンジンオイル交換2回毎の交換をおススメいたします。
ミッションオイルも抜いていきます。ミッションオイルが劣化していくとギアの入りが悪くなったり、最悪ミッションのギアを痛めてしまいミッションブローに繋がります。
新しいミッションオイルを入れていきます。ミッションオイルはホンダ純正のMTF-3を使用しています。
エンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルはWAKO’SプロステージS 100%化学合成油 10W-40を使用しています。
次にブレーキフルードを交換しました。フルードはDOT4を使用しています。交換タイミングは、車検毎をおススメしております。
各タイヤの空気圧チェックをしています。タイヤのエアはゆっくり少しずつ抜けていきます。ガソリンスタンドで簡単に入れられますので1ヶ月に1度のチェックをおススメいたします。万が一の際のスペアタイヤの空気圧もしっかりとチェックしていきます。
アコードユーロR(CL7)の部品交換整備
ドアロックアクチュエーターを交換していきます。 アクチュエーターが劣化すると正常にドアロックの施錠解除がされなくなる恐れがあります。
こちらが新しいアクチュエーターになります。
後部の左側のナンバー灯が欠けていましたので交換しました。
次にエアコンフィルターも交換させていただきました。エアコンフィルターに汚れやゴミなどが溜まってしまうと車内のニオイの原因となります。定期的な点検と交換をおススメいたします。写真でわかるようにかなり色々なゴミが溜まっているのがわかります。
こちらが新しいエアコンフィルターです。
最後にワイパーゴムを交換していきます。
以上で作業は終了となります。I様、この度はアコードユーロRご契約いただきありがとうございました。ご納車まで今しばらくお待ち下さい。
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