HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）スタッフのモリヤマです。今回はハイブリッドスポーツの先駆け、CR-Z(ZF1)の納車前整備を行いました。今となっては珍しくないハイブリッド+MTという組み合わせは発売当時はCR-Zのみでした。低走行で内外装もキレイな一台です♪
CR-Z(ZF1)納車前整備
まずはエンジンルームの点検からしていきます。エアクリーナーは綺麗な状態ですね。汚れの溜まったエアクリーナーは吸入空気の妨げになるため燃費の悪化やエンジンの不調につながることもあります。交換時期、もしくは汚れが酷い場合は交換することをおススメします。
次にスパークプラグの点検です。こちらも碍子の焼けや電極の異常な摩耗などもなく正常ですね。
バッテリーの点検です。ここでは端子の緩みや固定がしっかりしているか確認します。緩んでいるとバッテリーが走行中にずれてしまい、最悪ショートして車両火災なんてことも。。。
ラジエターホースの点検です。こちらも劣化もなく正常です。
ラジエターの点検です。こちらも割れや漏れもなく正常な状態です♪
ブレーキマスターの漏れの点検です。こちらも問題なしです。
ハイブリッドでもMTなので、当然クラッチマスターも装着されています。クラッチフルードの量も問題なしですね。
ヘッドカバーからのオイル漏れもなく、とてもキレイな状態です♪
ブレーキの点検です。ここではブレーキパッドの残量やブレーキキャリパーのブーツ類の損傷、ブレーキピストンの固着がないか確認します。
ブレーキパッドもブレーキキャリパーも問題なしです♪
リアのブレーキも同じように点検します。
リアのブレーキも良好な状態です！
次に車両下からエンジンオイル、トランスミッションオイルを抜き取ります。特にトランスミッションオイルは少ない量にもかかわらず高回転、高負荷を支える重要なオイルなので、年に一回は交換しておきたいですね。
新しいトランスミッションオイルはHONDA純正のMTF-3です。こういった精密な箇所にはメーカー純正品が安心ですね。
オイルエレメントも交換します。
続いて下回りの点検です。こちらの車両では右のリアダンパーからオイル漏れがありました。こちらは新品に交換します！
その他ブッシュやブーツに破れがないかチェックします。今回は走行距離も少ないため、ブッシュ、ブーツ類も良好な状態でした。
最後に車両を下ろしてエンジンオイル、ブレーキフルードの交換をして作業は終了です。
CR-Z(ZF1)リアサスペンションダンパーの交換
右リアのサスペンションダンパーからのオイル漏れは車検に通らない上、乗り心地も悪くなってしまいますので新品に交換します。
交換作業自体はシンプルで、トランクルームからナットを一つ外して・・・
ダンパー付け根のボルトを緩めて、車両をリフトアップすればダンパーは外れます♪
ダンパーはサスペンションの上下の動きを抑制する部品で、乗り心地に影響する部品です。乗り心地が悪い車でのドライブはできれば避けたいですよね。。。
ダンパー内のオイルが漏れ出し、本来の性能を失っています。
先ほどと逆の手順で新しいダンパーを装着して、交換作業は終了です。S様ご成約ありがとうございました！
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