HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）の栗原です。今回はレイズ18AW・TEIN車高調・無限エアクリーナーを装着したシビックタイプR(FD2)の納車前点検整備を行いました。TEINの車高調の魅力としては、なんといってもラインナップの広さ。こちらの車両にはストリートでの日常使いを重視したストリートフレックスを装着しています。
シビックタイプR(FD2)納車前点検
まず最初にエンジンルーム内をチェックしていきます。バッテリーテスターでバッテリーの健全性を点検していきます。特に問題ありませんでしたがしっかりと充電をさせていただきました。バッテリーの交換時期は使用状況によりますが3〜5年のサイクルで交換することをおススメいたします。
エアフィルターの点検をしていきます。特に汚れもなく問題ありませんでした。フィルターが目詰まりを起こしてしまうと燃費悪化やエンジン本来の性能が発揮できなくなってしまいます。定期的な点検をおススメいたします。 
インテークホースの確認です。特に問題ありませんでした。こちらも経年劣化で蛇腹部分に亀裂が入ることがあり、そこからエアフィルターを通してない空気を吸ってしまい故障につながってしまいます。時折エンジンが熱くなってない時に触ってみたり定期的な点検をおススメいたします。 
続いて補機ベルトの状態およびオートテンショナーの異音やガタが無いかを点検していきます。問題ありませんでした。ベルトが切れてしまうとバッテリー充電が出来なくなり最悪エンジンが停止する恐れがあります。定期的な点検をおススメいたします。
次にプラグの点検を行いました。4本とも特に問題ありませんでした。先端の部分がひどく汚れてしまうとエンジンの掛かりが悪くなったり、走行中に失火が起こり故障の原因となってしまいます。定期的な点検をおススメいたします。 
足廻りの調整用ボルトを増し締めしています。
リフトアップしてハブベアリングとボールジョイントのガタがないかチェックしていきます。ガタつきはありませんでした。消耗や破損があると走行中に異音やハンドルのガタつきなど走行に支障をきたす場合があります。これらの症状が感じられましたら当店での点検をおススメいたします。 
下廻りをチェックしていきます。大きなキズ、サビや見受けられずキレイな状態です。 
キャリパーの状態を点検していきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。長い時間少しづつキャリパーピストンに水や汚れが入ってきてそれらがサビを引き起こし、最悪ピストンの動作不良に繋がり事故に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメいたします。 
続いてブレーキパッドの残量のチェックを行いました。フロント8mm・リア7mm残っていましたのでまだ交換しなくても大丈夫ですね。 
続いて足廻り周辺のブッシュやブーツの点検をしていきます。今回、右タイロッドエンドブーツが切れていたり、左前後のスタビリンクブーツに切れが確認できました。それぞれ後ほど交換させていただきました。ブッシュやブーツにヒビまたは裂け目が生じてしまうとそこからグリスや滲み出してきて本来の役目を果たさなくなるばかりか、車検を通過できなくなってしまいます。
こちらが右のタイロッドエンドブーツです。完全に裂けていますね。
スタビリンクブーツです。こちらも裂けていますね。
シビックタイプR(FD2)の油脂類交換
HMR HONDAでは納車前点検でエンジンオイルやブレーキフルード、ミッションオイル、クーラントを新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。まずエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な点検を行わず走り続けるとエンジンパワー低下、燃費悪化の原因となります。使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。
同時にオイルフィルターも交換しました。オイルフィルターは、オイル交換2回に1回のタイミングでの交換をおススメいたします。
ミッションオイルも抜いていきます。ミッションオイルが劣化していくとギアの入りが悪くなったり、燃費悪化つながったりします。そのまま交換しないで走行していると最悪ギアの破損につながる場合もありますので、定期的な点検をおススメいたします。
クーラント液も抜いていきます。クーラント液はエンジンの冷却に必要不可欠なものです。基本的には車検毎の交換をおススメしていますが、走行状況によっては短い周期で残量が少なくなっている場合もあります。定期的な点検と補充をおススメいたします。 
ミッションオイルを注入していきます。ミッションオイルはホンダ純正MTF-Ⅲを使用します。 
エンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルはWAKO’SプロステージS 100%化学合成油 10W-40使用しています。 
ラジエタークーラント液も入れていきます。より長寿命なスーパーロングライフクーラント(S-LLC)を使用しています。 
ブレーキフルードも交換していきます。フルードはDOT4を使用しています。 
タイヤ溝の残量をチェックしていきます。フロント・リアともに5mmでした。まだ交換しなくても大丈夫ですが、１年以内の交換をオススメいたします。 
空気圧を調整していきます。燃費向上を狙って指定圧より多めに入れることがありますが、入れすぎると表面が硬くなり、接地面積が狭くなってしまいスリップを引き起こしやすいので注意が必要です。 
サンフレアの有効期限が切れていたので交換します。サンフレアは有効期限が切れていても車載されていれば車検は問題ありません。但しいざとなった時に使えるとは限りませんのでHMRでは有効期限が切れたものは交換させていただいております。 
室内のエアコンフィルターを交換していきます。外気を取り込むのでゴミやチリなどを受け止めています。汚れが増えると車内の不快ない匂いの原因となったりエアコンの効きが悪くなり、燃費悪化に繋がってしまいます。定期的な点検をおススメします。
キーレスエントリーのバッテリーを交換していきます。
雨の拭き残しがあったのでワイバーラバーも交換していきます。ワイバーラバーは、直射日光による熱や紫外線で劣化しやすいので拭きスジや拭き残しに気づいたり、ビビリや異音が聞こえましたらお早めの交換をおススメします。
シビックタイプR(FD2)の部品交換作業
点検の中で発見されたスタビリンクブーツの切れ、新しいものに交換していきます。
こちらもパックリ切れてしまったタイロッドエンドブーツを交換していきます。
これで一安心です。
以上で作業は終了です。T様、この度はシビックタイプRご契約いただきありがとうございました。最後の自然吸気VTECを思う存分お楽しみください。
シビックタイプRの買取相場はこちら
シビックタイプRの中古車一覧はこちら
スポーツカーの買取・査定
LINE@の友達からスタート！！
※HMRのLINE@は、LINE認証済み法人アカウントです。安心してご利用ください。
HMR HONDA店舗情報
TEL：042-568-1388 FAX：042-568-1389
contact@hm-r.co.jp
〒190-1222
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎東松原11-5
