HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）のサコウです。サテンシルバーメタリックの後期型シビック(EP3)の納車前点検を行いました。前オーナーより直接買取をしたシビックタイプRはノーマルコンディションにこだわり選んだそうです。ただ足廻りはやわらかめが好みだったそうでラルグス車高調をすぐに交換されたそうです。作業はメカニックのワタナベです。

シビックタイプR(EP3)車検点検整備

まずエンジンルームから順番に点検していきます。 バッテリーチェッカーにてバッテリー本体の健全性を確認しました。良好な状態ですが、バッテリーは定期的な点検を行い劣化してきたら交換をおススメいたします。 エアクリーナーを確認していきます。エアクリーナーに大きな汚れもなくキレイな状態です。エアフィルターは2年に1回交換することをおススメいたします。 エアフロパイプを確認しましたが、大きな劣化や破れなどはありませんでした。破れてしまうとエアフィルターを通さない空気を吸ってしまいエンジン不調の原因となるので要注意です。 ラジエター本体やラジエターホースに亀裂やクーラントの滲みなど目立つ劣化はありませんでした。ラジエター本体やラジエターホースからクーラント液が漏れるとオーバーヒートの原因となります。定期的な点検をおススメいたします。続いて補機ベルトの状態およびオートテンショナーの異音やガタがないか見ていきます。点検を行いましたが問題ありませんでした。補機ベルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなったり、充電不足になり最悪エンジンが停止することもあります。定期的な点検をおススメいたします。 点火プラグを確認しましたが端子の減りと焼け具合に問題はないです。定期的にチェックをして交換時期が来たら交換をおススメしてさせていただいております。 ピロボールアッパーマウントのスライド固定ボルトに緩みがないか確認していきましたが、問題ありませんでした。ハブベアリングやボールジョイントのガタが無いかタイヤを縦横方向に揺らして確認しましたが問題ありませんでした。ハブベアリングやボールジョイントにガタが出てくると走行中の異音の原因となります。定期的な点検をおススメいたします。下廻り全体の写真ですが目立つサビや腐食、大きな突き上げなどはなくキレイな状態ですね。 続いてラジエター液を抜いていきます。 クーラント液を抜いている間に足廻りの点検を行っていきます。まずはラルグス車高調ですが新品取り付けして1年ほどしか経っていないので、ダンパーからオイル漏れやロックシート・スプリングシートの固着も無くきれいな状態です。 車検に通らないようなブーツの破れやブッシュのキレはありませんでした。ブレーキローターは摩耗が出てきていますので、次回ブレーキパッド交換時に同時交換をおススメいたします。 続いてブレーキ廻りを確認していきます。ブレーキキャリパーシールの状態およびブレーキピストンの動きに問題はありませんでした。 ブレーキパッドに変摩耗などはありませんでした。ブレーキパッド残量はフロント7mm リア 7mmと十分に残っていて変摩耗もありませんが定期的な点検をおススメいたします。

シビックタイプR(EP3)油脂類の交換

HMR HONDAでは納車前点検でエンジンオイル・ブレーキフルード・ミッションオイル(FRの場合はデフオイルも)・オイルフィルター・ラジエタークーラント液(スーパーLLCの場合は補充)を新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていると気持ちが良いですよね。まずはエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な交換を行わず走り続けるとエンジン不調など重大な故障につながります。使用状況によりますが半年または5,000㎞での交換をおススメいたします。 同時にオイルフィルターも交換していきます。 ミッションオイルを抜いていきます。出てきたミッションオイルの色や粘度も問題ありませんでした。 ミッションオイルを注入していきます。ミッションオイルはホンダ純正のMTF-Ⅲを使用しています。エンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルにはWAKO’SプロステージS 100%化学合成油 10W-40を使用します。 ラジエタークーラント液を入れていきます。 続いてブレーキフルードを交換しながらエア抜きも同時におこないます。ブレーキフルードはDOT4を使用しています。使用状況によりますが車検毎の交換をおススメいたします。エアコンフィルターの状態を確認します。フィルターが少し汚れてきていますので、次回点検時に交換をおススメいたします。 空気圧を4輪すべて適正圧に調整しています。空気圧の調整はガソリンスタンドで自分でも簡単出来るので、1ヶ月に1回は行うことをおススメいたします。タイヤの溝は約6mm残っておりしばらくは交換の心配はありませんね。 続いてスペアタイヤも同じく空気圧を適正圧に調整しています。いざ使用するときに使えないと困るので定期的な点検をおススメいたします。 リアワイパーゴムが劣化していたので交換させていただきました。ワイパーゴムは消耗品なので1年に1回のサイクルで交換をおススメいたします。 以上でシビックタイプR(EP3)納車前点検整備が終了いたしました。S様、この度はシビックタイプRのご契約ありがとうございました。自然吸気VTECのサウンドをぜひ楽しんでください。

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