HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のヤナギです。今回はS2000の12ヵ月点検とイグニッションコイル、スパークプラグの交換、以前の点検時にお勧めさせて頂いたブレーキキャリパーオーバーホールの作業を行いました。オーナー様のS2000は2009年式ということでS2000の中では新しいほうですが、それでも12年経過となります。ブレーキをはじめ各部に痛みが出ている個体が多くなっていますので、年数や距離が多いS2000はオーバーホールを視野に入れてもいいかもしれませんね。作業はメカニックのムラマツです。
S2000(AP2)半年点検作業
エンジンルームの点検作業から行います。オイル漏れがないか、劣化している部品がないチェックしていきます。ラジエーター廻りの点検作業です。ラジエターアッパータンクに割れなどなく問題ありませんね。冷却水漏れはエンジンのオーバーヒートの原因になるので要注意です。リザーブタンクも問題なしです。ラジエーターホースも問題なさそうですね。インテークホースはゴムが硬くなってヒビが入って亀裂が発生している個体もありますので要チェックです。エアクリーナーも目立つ汚れはなく問題なしですね。バッテリーの固定と端子の締め付けも問題ありませんでした。バッテリーテスターにて確認しましたが、充電状況は問題ありません。S2000の定番ウィークポイントのハブガタもチェックしましたが、問題ありません。全体的に状態が良いS2000ですね♪
イグニッションコイル&スパークプラグ交換
ではイグニッションコイルとスパークプラグの交換を行います。お客様のご用命でイグニッションコイルを交換したいという事でした。10万キロ超えている車両なので予防で交換というとですね。古いイグニッションコイルを取り外します。NGKの新品を取り付けます。。プラグもNGKを使用します。点火系をリフレッシュするとエンジンフィールが変わるので、今まで以上に気持ちよくドライブができますね。
S2000ブレーキキャリパーオーバーホール
ブレーキキャリパーオーバーホールの作業に入ります。このように茶色く錆が見えます。ピストンが錆びてしまうと動きが渋くなってブレーキの固着の原因になります。フロントに錆は見られませんでしたがピストンが錆びているかもしれません。先にキャリパーに錆があったリア側から作業を行います。ピストンを見てみると若干錆がある感じでしたが問題はなさそうですね。ピストンの周りに錆が酷くつくと固着の原因になります。キャリパーのダストシール部分は錆が出始めていますね。こちらは錆を落として内部はクリーニングを行います。新品のピストン、シール類を組み付けていきます。これでリアのオーバーホールは終了です。続いてフロントのオーバーホールです。ピストンの状態はリアより錆多めですね。こちらも新品に交換を行います。まずキャリパーの清掃を行いいます。それからピストンとシール類を組み付けます。前後オーバーホール作業が終わったのでキャリパーを車体に戻します。戻し終えたらブレーキフルードの交換とエア抜きの作業を行います。S2000はブレーキ内のエアが抜けにくい為、ブレーキタッチのフィーリングがもとに戻るまでしっかりとエア抜きします。以上で作業は終了です。T様、この度はご依頼いただきありがとうございました。また何かありましたらお声掛けください♪
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