HMR HONDA(エイチエムアール ホンダ)のイシケンです。以前車検整備でお預かりした際にメンテナンスポイントとしてリストアップしていたウォータポンプの交換を行いました。交換と同時に補機ベルト、アイドラプーリー、オートテンショナーの交換とエンジンオイル、オイルフィルター交換も行いました。作業はメカニックのムラマツです。
シビックタイプR(FN2)ウォーターポンプ交換
K20Aエンジンはタイミングベルト駆動ではなくタイミングチェーンなので、ウォーターポンプの駆動は補機ベルトで回しており交換工程としては比較的少ないです。ただ、ウォータポンプの取り外しにアクセスする隙間がなく工具が入らないのに苦労します。この奥の方に見えていて水漏れ跡が確認できるところがウォーターポンプです。こちらを交換していきます。まず冷却水を抜きます。今回同時にエンジンオイルの交換もオーダーいただきましたのでこのタイミングでエンジンオイルを抜きます。オイルフィルター交換もオーダーいただきましたので交換しました。これまたウォーターポンプとは別のご依頼ですが、後付けの水温センサーから冷却水が漏れてきていたので、そちらの処理も行いました。インテークパイプを外してラジエターアッパーホースに装着されている水温センサーを取り外します。 こんな感じでまぁまぁ漏れてきていました。シールテープの劣化が原因です。というかもうシールテープがほぼありません。これでは隙間から漏れてきてしまいますね。 きれいに清掃して、新しいシールテープを巻き付けて取り付けます。 ではいよいよ本題のウォーターポンプの交換に入ります。まずドライブベルトのオートテンショナーを外します。こちらは後ほど新品に交換します。 オルタネーターにかかっているベルトも外していきます。 FN2はベルト1本で駆動しているので、これでベルトが取り外しできました。 そこまで劣化している感じではないですが、ベルトは再利用せずに新品に交換します。 続いてウォーターポンプを取り外します。これがかなり大変です。ボルトを緩めるだけなのですが、フレームとウォータポンプの隙間が全然なくて工具が入らないのです。チーフメカニックのムラマツでさえもかなり悩ませる仕様のFN2。悪戦苦闘しながらなんとかボルトを緩めることができました。 で、かなりの時間を要してなんとかウォーターポンプの取り外しができました。 ウォーターポンプ内のパッキン劣化によって冷却水が漏れてきていた感じです。 こちらが新品との比較ですが、パッキンの状態が明らかに違います。 エンジン側の取付面にも古いパッキンが付いているので、こちらはきれいにパッキンを落として清掃します。ここに古いパッキンや固まった冷却水が残っているとまたそこから漏れが発生する可能性があります。しっかりときれいにします。 きれいに清掃できたら新品のウォーターポンプを取り付けます。こちらは新品のオートテンショナーとアイドラプーリーです。 そして新品のドライブベルトを取り付けます。 こんな感じでウォーターポンプの交換とオートテンショナー、アイドラプーリー、ドライブベルトの交換が完了しました。 抜いていたエンジンオイルを入れます。ワコーズのプロステージSを入れました。 最後に冷却水を入れてエア抜きをしてウォータポンプの交換終了です。以上で作業は終了です。O様いつも作業のご依頼ありがとうございます。
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