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HMR HONDA新デモカー! インテグラTypeR(DC5) をサーキット仕様へ改造!第2弾

DC5 車高調 SPIRIT

HMR HONDA(エイチエムアール ホンダ)のメカニック ムラマツです。前回のDC5デモカー制作風景の第2弾を紹介します。今回は足回りとブレーキ回り、室内に手を付けていきます。今回も中古パーツ満載でお届けします。

SPIRIT車高調&j’sレーシング ショートタイロッドを装着

まずはスポーツ走行の為に車高調を装着します。とは言えサスペンションキットを新規に投入すると今回装着したSPIRITのサスペンションですと30万円近くしてしまいます。そこでタイミングよく入手できた中古品を装着しました。しかし、中古の為スペックも使用期間も全くもって不明、、、ダストブーツは切れまくり、右前はロックシートが固着して車高も下げられない状態でしたが、SPIRIT車高調の性能を信じて装着します(笑)DC5 車高調 SPIRITSPIRITの車高調はロゴステッカーの色でスペックが分かります。今回装着したモデルは赤ラベルなのでSPEC-N+ですね。ワインディングメインのモデルでしたので本格的に使用するとなれば、オーバーホールと仕様変更・スプリング交換が必要になりそうですね。
DC5 車高調 SPIRIT車高調の投入と同時にDC5や同形状のサスペンション形式を採用するEP3 シビックのネックなポイントとなるタイロッドを交換します。DC5インテグラとEP3シビックのフロントサスペンションはホンダ車の中でも特殊な構造をしており、通常車体の下側につくステアリングギアボックスが車体の中央付近に位置しています。その為車高調などで車高を下げたり、キャンバー調整を行っていくと、タイロッドが長すぎてトーインが過大になってしまう事があります。そこで純正のタイロッドより短いショートタイロッドを装着してトーアウト側へ調整を出来るようにします。
DC5 ショートタイロッド j'sレーシング
新品は高額だったので中古パーツを用意しましたが、タイロッドエンドブーツが切れていたので同サイズのブーツを探して交換しました。これでひとまず足回りの強化は終了です。DC5 ショートタイロッド j'sレーシング

APレーシングブレーキキャリパーとロングハブボルトを取付

続いて、ブレーキキャリパーの交換とフロントのハブボルトをロングハブボルトに交換します。ハブボルトは通常交換する必要はありませんが、今回使用するホイールがキャリパーに当たってしまうため、15ミリのスペーサーを入れる必要がありました。ワイドトレッドスペーサーを使えば簡単ですが、FFで負担の掛かるフロントにワイトレは使用したく無かったので、ハブベアリングのリフレッシュを含めてロングハブボルトに打ち換える事にしました。
DC5 JURAN ロングハブボルト本来はナックルだけ外せばいいのですが、ロアアームとナックルのジョイントが固着気味に、、、仕方なくロアアームごと取り外しました。

プレスを使ってハブを打ち抜き、ハブベアリングを新品に交換します。
DC5 JURAN ロングハブボルトこちらが装着するJURANの20㎜ロングハブボルトです。先端が尖っていてタイヤの脱着もスムーズになります!DC5 JURAN ロングハブボルト1本ずつ丁寧に打ち換えて、DC5 JURAN ロングハブボルトナックルにハブを圧入して完成です。見た目がとてもワイルドになりました(笑)
DC5 JURAN ロングハブボルト続いてブレーキキャリパーを交換します。DC5は純正でブレンボキャリパーが装着されていますが、本格的なサーキット走行では剛性の低さからキャリパーが開いてしまう事があります。そこでより耐久性の高いAPレーシングの4PODキャリパーへと交換します。もちろん中古です!
DC5 APレーシング キャリパーガーランド製のローターはスリットがなくなっていたので、DIXELの補修用ローターへ交換しました。ローター径も純正の300㎜から330㎜と大径化され制動力の向上も見込めますね。
DC5 DIXEL ピースローターロングハブにAPレーシングキャリパーでとってもレーシーに仕上がりました。
DC5 APレーシング キャリパースペーサーはデモカーS2000のお下がりのKSP製です。ハブボルトの負担軽減とホイール振れ防止の為にハブリングも忘れずに装着します。
DC5 APレーシング キャリパータイヤはHMRデモカーでは初装着のハンコック ventus RS-4です。HMRデモカーは今までダンロップのDIREZZA ZⅢを使用してきましたが、ZⅢのロングライフ&安定したグリップ感が、RS-4でも同じ感じという事で試してみる事になりました。フロントには255/40R17を、リアには225/45R17を投入します。DC5 ventusRS-4ホイールはデモカーS2000のお下がりのRAYS CE28を使用しました。かなりムチムチな仕上がりですね。DC5 ventusRS-4

BRIDEフルバケ・MOMOステ装着&Defiメータを取付

最後は室内をサーキット仕様に変えていきます。DC5のノーマルシートはRECAROが装着されていますが、本格的なサーキット走行ではホールド性が足らず完全に役不足なので、フルバケットタイプのシートへ交換します。軽量化もされて一石二鳥ですね。今回はBRIDEのZETAⅢ JAPANを装着します。DC5 BRIDE ZETAⅢ フルバケシートはもちろん中古ですが、シートレールはしっかりとBRIDEの新品を投入します。
DC5 BRIDE ZETAⅢ フルバケシートベルトはTAKATAの4点ハーネスを装着します。サーキット走行をするなら必須アイテムですね。
DC5 BRIDE ZETAⅢ フルバケステアリングはMOMOのモデル08です。バックスキンが劣化でテカテカになってますが純正よりシャープになって握りやすくなります。
DC5 MOMO MOD.08過度な油温上昇や、油圧低下はエンジンブローにつながります。エンジンのコンディションのチェックの為にスポーツ走行をするなら追加メーターを付けておきたいですね。今回はストックしてあったDefiのZDを装着しました。Defi ZDはコレ1つで水温・油温・油圧・エンジン回転・車速の表示が出来る上、シフトランプまで付いています。追加メーターを沢山並べなくても1に集約されているので、内装をスッキリさせられます。取付は見やすさ重視でエアコンの吹き出しを一つ犠牲にしました(笑)DC5 Defi ZDこれで一通りの準備が終了しました。今回はコストダウンの為各所に中古パーツやお下がりを使用し、走行に間に合わる為突貫工事な部分もかなりありましたが、サーキットでは元気よく走行してくれました。今後はやはりスペック不足だったサスペンション廻りのを仕様変更とブッシュ類のリフレッシュ、ストレートが遅い問題を改善する為に吸排気の変更とECUチューンなどを行っていきます。また更新します。
DC5 Defi ZD

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