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トルクフルなF22C搭載!S2000(AP2)の納車前整備を行いました。

S2000 AP2 納車前整備

HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)スタッフのモリヤマです。今回はS2000(AP2)の納車前整備を行いました。モデューロリップに純正オプションのサイドストレーキを装着してよりスポーティーになった一台です!S2000 AP2 納車前整備

S2000(AP2)納車前整備

まずはエンジンルームの点検からしていきます。エアクリーナーは綺麗な状態ですね。汚れの溜まったエアクリーナーは吸入空気の妨げになるため燃費の悪化やエンジンの不調につながることもあります。交換時期、もしくは汚れが酷い場合は交換することをおススメします。次にスパークプラグの点検です。こちらも碍子の焼けや電極の異常な摩耗などもなく正常ですね。F型エンジンはスパークプラグへのアクセスが早くて助かります♪スパークプラグ点検ラジエター&ラジエターホースの点検です。こちらも劣化もなく良好です♪ここではホースの劣化やアッパータンクのひび割れ、カシメ部分からの漏れなどをチェックします。エアフローチューブの点検です。蛇腹部分やセンサーの分岐などにヒビ割れや裂けが生じることが多いので、注意が必要です。S2000 AP2 エアフローチューブ点検バッテリーの点検です。端子やバッテリー本体の固定を確認します。万が一緩んでいるとエンジン始動できなかったり、最悪の場合はショートして車両火災になることもあります。クラッチマスターの点検です。クラッチフルードの漏れもなく正常です。クラッチマスターは車内側のプッシュロッドの部分からの漏れもチェックします。S2000 AP2 クラッチマスター点検ブレーキマスターの漏れの点検です。ブレーキフルードやクラッチフルードは塗装を溶かしてしまう為、周辺の塗装剥げの有無が一つの目安にもなります。S2000 AP2 ブレーキマスター点検補機ベルトの点検です。ベルトが劣化していないか、プーリーから異音がしていないかチェックします。S2000 AP2 補機ベルト点検VTECスプールバルブの点検です。滲みや漏れもなく良好です。この部分からのオイル滲み、漏れはスポーツVTEC搭載車の定番症状ですね。S2000 AP2 スプールバルブ点検エンジンを点検していくとヘッドカバーにオイル漏れが発生していました。S2000 AP2 ヘッドカバー点検オイル漏れは車検に通らないため、こちらはヘッドカバーパッキンを交換します!S2000 AP2 ヘッドカバー点検続いてブレーキの点検です。走る・曲がる・止まるを支える重要なパーツです。S2000 AP2 タイロッドエンドブーツ交換ここではブレーキパッドの残量やキャリパーピストン、ピストンブーツが劣化していたり、固着していないか点検します。こちらの車両では右フロントに固着の症状が出ていたので、ブレーキキャリパーのオーバーホールを行います。S2000 AP2 タイロッドエンドブーツ交換リアブレーキも同じように点検します。HONDAお馴染みの十字溝のあるキャリパーピストンが見えます。他メーカーではサイドブレーキをインナードラム式にしていますが、HONDA車はサイドブレーキもキャリパーピストンにて行います。S2000 AP2 リアブレーキ点検ブレーキブラケットのスライドピンの動き、ブーツの破けも点検します。S2000 AP2 キャリパーピン点検リアのブレーキパッドの残量は問題なしです♪S2000 AP2 ブレーキ点検ブレーキの点検が終わったら、車両を上げてエンジンオイルを交換します。結構汚れているので交換時期だったようです。オイルフィルターも交換します。オイルフィルターはエンジンオイル2回に1回の交換がベストですね!トランスミッションオイルを交換します。少し焼けていますね。リアデフオイルを交換します。こちらは汚れが結構たまっていますね。新しいオイルでリフレッシュしましょう!

S2000(AP2)フロントブレーキオーバーホール

右フロントのブレーキが固着しているので、ブレーキキャリパーのオーバーホールを行います。S2000 AP2 タイロッドエンドブーツ交換ブレーキキャリパーを外してブレーキピストンを取り出します。ピストンブーツの破れや、空気中の水分を吸って劣化したブレーキフルードなどが原因でブレーキピストンが錆びてしまい、動きが悪くなってしまっている状態です。S2000 AP2 ブレーキキャリパー固着このまま放置すると錆がどんどん進行し、ブレーキピストンが戻らなくなってしまいます。常にブレーキが効いた状態になってしまう為、動きが悪くなったり、最悪ブレーキによって発熱した各部品の破損や車両火災が起こることも。。。S2000 AP2 ブレーキキャリパーOHブレーキキャリパーの方にも錆が出ています。こちらは再利用するので丁寧にクリーニングします!S2000 AP2 キャリパー清掃錆を放置すると、まるで病気のように広がってしまうので丁寧にクリーニングします。S2000 AP2 キャリパー清掃クリーニングが終了したら新しい部品を組み付けて、車体に取り付けます。そのあとブレーキフルードの交換&エア抜きをして作業は終了です。S2000 AP2 ブレーキフルード交換

S2000(AP2)タイロッドエンドブーツ交換

次に破れてしまっているタイロッドエンドブーツを交換します。ブーツの中にはタイロッドエンドのジョイント部の潤滑のためにグリスが封入されています。ですからブーツが破けると中のグリスが飛び出てしまうので、ホイールやタイヤハウスに付着することがあります。見慣れない汚れがホイールについている場合は要注意です!S2000 AP2 タイロッドエンドタイロッドエンドのジョイント部を外すには特殊工具を使用します。叩いて外すこともできますが、周辺の部品を痛めてしまう場合もあるので、できれば避けたいですね。S2000 AP2 タイロッドエンドブーツ交換外したタイロッドエンドブーツは劣化して縮んでしまっています。S2000 AP2 タイロッドエンドブーツ交換このようにひび割れが段々と大きくなり、やがてグリスが漏れ出てきます。ジョイント部は錆びやすいのでこのまま放置すると錆で動きが悪くなり、破損してしまうことも。S2000 AP2 タイロッドエンドブーツ交換ブーツやブッシュの破れ、切れがあると車検に通らないためマストで交換ですね。S2000 AP2 タイロッドエンドブーツ交換

S2000(AP2)エンジンヘッドカバーパッキン交換

エンジンヘッドカバーからオイル漏れが発生しているので、こちらも修理していきます♪オイル漏れも車検に通らないのでマストで交換なのですが、スポーツVTEC搭載車両は街乗りでのオイル消費が激しいため、こういう小さな漏れも致命傷になることもあります。S2000 AP2 ヘッドカバー点検本日のメカメカしいのきました。F型エンジンのシリンダヘッドはいつ見てもカッコいいですね♪今回交換するヘッドカバーパッキンは劣化して縮んでしまっています。パッキンとしての弾力も失っているのでオイルが漏れてしまいます。ヘッドカバーパッキンと合わせて、プラグホールのオイルシールも交換します。F型エンジンはヘッドカバーのアクセスはいいのですが若干エンジンがバルクヘッド寄りになっている為、脱着にコツがいります。。。最後に新しいエンジンオイルを入れて交換作業は終了です。

S2000(AP2)ルームランプ修理

最後に点灯しないルームランプを修理します。これもまたS2000の定番症状ですね。S2000 AP2 ルームランプ修理ルームランプを取り外し、スイッチの接点部分を分解します。S2000 AP2 ルームランプ修理このように白錆が発生して通電しなくなります。S2000 AP2 ルームランプ修理この通電部分をキレイにクリーニングすると。。。S2000 AP2 ルームランプ修理しっかり点灯するようになります!S2000 AP2 ルームランプ修理電球を替えても点灯しない、スイッチの接触が悪いなどの症状が出ているオーナー様はぜひ一度お試しください♪以上で全ての作業が終了です!R様ご成約ありがとうございました♪S2000 AP2 ルームランプ修理

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