HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）のムラシタです。今回はRAYSの17インチのアルミホイールを装着した。インテグラタイプR（DC５）の納車前整備を行いました。作業を担当したのはメカニックのモリヤマです。走行距離も9万キロ台と年式から考えると少なめですね。
インテグラタイプR（DC5) 納車前整備
まずはエンジンルームの点検からしていきます。こちらの車両にはブリッツのアドバンスパワーというエアクリーナーが装着されていたのでフィルターも綺麗で問題ありませんでした。汚れの溜まったエアクリーナーは吸入空気の妨げになるため燃費の悪化やパワーの低下につながることもありますので、定期的に点検をして汚れが酷い場合は交換することをおススメします。
次にスパークプラグの点検です。こちらもガイシの割れや電極の異常な摩耗などもなく正常ですね。劣化が進んでいくとエンジンの吹け上がりなどに影響してくるので定期的な点検・交換がおススメです。
続いてラジエターの点検です。アッパータンクの割れやカシメ部からの漏れをチェックします。漏れや割れもなく良好でした。続いてラジエターホースの点検もします。ホースが劣化すると弾力がなく硬くなり、最後は弱くなった部分から漏れてしまいます。今回の車両は、しっかりと弾力性もあり良好でした。
続いてバッテリーの点検をします。ここでは各端子が緩んでいないかどうか、バッテリーステーに緩みがなくしっかりと固定されているかをチェックします。端子の緩み等により、固定がしっかりしていないとバッテリー上がりの原因などになるので注意が必要ですね。
ブレーキ及びクラッチマスターの漏れもチェックします。こちらは漏れもなく正常です。
続いて車両をリフトアップしてエンジンオイルを抜き、同時にオイルフィルターも交換します、だいぶ汚れが出てますね。ちょうど交換時期だったようです。HMRでは納車前整備時はエンジンオイルは全車交換しています。オイルフィルターは通常のメンテナンスではオイル交換2回に1回の交換をおススメします。
続いてトランスミッションオイルも抜きます。走行距離のわりに綺麗な状態です。エンジンオイルに比べて頻繁に交換しないオイルなので定期的な交換をしておきたいですね。古いオイルが抜けたら新しいトランスミッションオイルを入れます。オイルはHONDA純正品を使用します。こういった精密な箇所にはメーカー純正品が安心ですね♪
次に下回りの点検です。まずブレーキの点検をします。ここではピストンブーツの劣化やキャリパーピストン、スライドピンの動きをチェックします。もちろんブレーキパッドの残量チェックも行います。
リアブレーキも同じように点検していきます。こちらもブーツの破けなどもなく良好です。
下廻りの点検では各部のブーツ類に破れ等がないかや、キャリパー取り付けボルトなどの緩みもないか点検します。
下回りの点検が終わったら、ブレーキフルード交換をします。ブレンボキャリパーは、フルードが付着したりすると塗装が剝がれたりするのでフルードが垂れないように気をつけます。
最後に、エンジオイルを入れ、スペアタイヤの空気圧をチェックします。それと発煙筒の期限が切れていたので新しいものと入れ替えておきます。
基本の納車前点検と油脂類の交換作業は終了です。
インテグラタイプR（DC5)リヤスタビリンク交換
続いて下廻りの点検時に、リヤのスタビリンクブーツが切れてたので新しく交換します。
新しいスタビリンクを取り付けて完了です。
インテグラタイプR（DC5)スプールバルブパッキン交換
続いてエンジンルーム内点検の際に、定番ですがスプールバルブからのオイル漏れが確認出来たので、パッキンの交換をします。スプールバルブは、エンジンルーム内の後方についているので若干やりにくいですが、カプラーを外して本体を止めてるボルトを外せば取れます。
本体を外せばパッキンの交換は、新しいものと変えるだけです。
後は、取り外しの逆手順で戻します。最後に、エンジンをかけ漏れチェックを行い納車前整備は終了です。S様ご契約ありがとうございました。インテグラでの走りを楽しんで下さいね♪
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