- 1 WTCC開幕に向けて、初代シビックSB1型からEG6型シビックまで歴代レーシングシビックが展示されました
- 2 マイナーツーリングで活躍した初代レーシングシビックSB1型
- 3 グループAレースで格上マシンを向こうにした無限MOTULシビック
- 4 VTECエンジンを初搭載したEF9型レーシングシビック。出光MOTION無限シビック
- 5 グループAレース最後のレーシングシビック、JACCSシビック
- 6 JTCC向けに作られたレーシングシビックフェリオ、Castrol無限シビック
- 7 終わりに
- 8 シビックタイプRの買取相場はこちら
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WTCC開幕に向けて、初代シビックSB1型からEG6型シビックまで歴代レーシングシビックが展示されました
HMR_HONDA sportsのイシケンです。HONDA好きならよく足を運ぶ、HONDAウェルカムプラザ青山に行ってきました。2017年1月28日(土)~2月5日(日)の間、「CIVIC Racing History~FF最速ツーリングカーの系譜~」と題し、歴代のレーシングシビックが展示されていました。道上龍選手のWTCCワークスドライバーとして日本人初のシリーズ参戦ということで、このような展示が催されました。2月5日(日)には道上選手が登場しての「CIVIC Racing History トークショー」も開催されます。WTCCテストの様子なども話してくれるとのことで、もし明日時間のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。普段のHONDAウェルカムプラザ青山とは違い、場内はシビック一色。フロアから壁に至るまでシビックだらけです。そして、ホンダレーシングの象徴であるレッドを基調としたカラーリングが髄所に施されており、ホンダ好き、シビック好きにはたまらない仕様になっています。
マイナーツーリングで活躍した初代レーシングシビックSB1型
富士グラチャンシリーズの前座レースとして開催されていたマイナーツーリングレースで大活躍した初代レーシングシビック。今回展示されていたのは、ホンダ研究所の社内クラブであるチームヤマトの車両です。このシビックは、81年、83年にシリーズチャンピオンを獲得した実績を持っており、当時はニッサン・サニーが圧倒的多数でを占めている中での王座でした。研究所の社内クラブという位置づけのため、車両を制作する時間は基本的に業務時間外で活動していたことでしょうし、予算もそんなにない中での活動だったのかと思います。そのような環境でもシリーズチャンピオンを獲得できるのは、ホンダ研究所の技術力の賜物でしょう。
グループAレースで格上マシンを向こうにした無限MOTULシビック
ワンダーシビックと呼ばれたシビックをベースに、重量は780kgまでシェイプアップし、180psを発揮するハイパワーエンジンを搭載したレーシングカーでした。85年からスタートしたグループA規定の全日本ツーリングカー選手権に、シーズン途中から参戦を開始しました。参戦当時、排気量が倍以上の格上クラスを走るBMWやスカイラインRSターボを向こうにまわしてポールを獲得することもあったほどでした。87年には中子修/岡田秀樹選手を擁して全6戦全勝。ディビジョン3完全制覇を成し遂げた車でもあります。
VTECエンジンを初搭載したEF9型レーシングシビック。出光MOTION無限シビック
グループA全日本ツーリングカー選手権の90年開幕戦から登場したのが、出光MOTION無限シビックです。通称グランドシビックと呼ばれるEF9型は、VTECエンジンであるB16Aを初搭載したモデルでした。エンジン屋としてのホンダをさらに印象付ける1台となりました。重量は800kg。エンジン出力は180psを誇っていました。レース結果は、ディビジョン3で年間2勝を挙げ、Hondaのメーカータイトル獲得に貢献したマシンでした。
グループAレース最後のレーシングシビック、JACCSシビック
通称スポーツシビックと呼ばれたEG6型のシビックSiRをベースに開発されたレーシングシビック。グループAレースとしては最後のレーシングシビックとなり、当時トヨタのレビンと激しい争いを繰り広げていく中で、エンジン出力は230psまで引き上げられていました。搭載されるエンジンはEF9型と同じB16A VTECエンジンでしたが、かなりのチューンナップが施されていたものと思われます。93年の最終年は4勝を誇り、見事シリーズチャンピオンを獲得しました。メーカー部門としては、なんと7連覇を達成しました。最終年のドライバーは、服部尚貴/金石勝智選手と今でも名前を聞いたら分かる名ドライバーでした。
JTCC向けに作られたレーシングシビックフェリオ、Castrol無限シビック
グループAレースが93年をもって終了し、翌年から開催されたのがJTCCと呼ばれるFF4ドアのツーリングカー選手権。発祥はイギリスのBTCC。FIAのツーリングクラスⅡ規定のレーシングカーになります。この規定に合わせて制作されたのが、シビックフェリオをベースにしたカストロールシビックでした。グループAではメーカーズタイトル7連覇を達成してきただけに、ホンダ陣営としてはJTCCも勝利を納められると踏んでいましたが、蓋を開けると想像以上に苦戦を強いられました。ライバルである日産やトヨタは、早くからBTCCに参戦していたため、ホンダ陣営とは経験値が違ったのです。そんなホンダも、JTCC最強のレーシングカーであるカストロールアコードを後に誕生させますが、そのアコードの原点はこのカストロールシビックであったと言われています。
終わりに
いかがでしたでしょうか。都内でこれだけの歴代レーシングシビックを見られることも少ないので、ホンダ好きはぜひ足を運んでみてほしいですね!!HONDAウェルカムプラザ青山は、ASIMOのステージイベントも1日に3回やっています。お子様ずれでも楽しめるコンテンツもあるので、家族連れで行くのもおススメです。
TEL 03-3423-4118
開館時間 10:00~18:00
休館日 GW、夏季休業中、年末年始
また、都合により臨時休館する場合があります。
最寄り駅 東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線
→「青山一丁目」駅、下車5番出口すぐ
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