カロッツェリアナビ装着のブラックフォレスター(SH5)の納車前点検
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の石川です。フォレスターの納車前点検を行いました。SH5型のフォレスターは価格がお手頃でいながらも4WDで使い勝手がよく、NAエンジンでもグレードによってはパワーシート、クルーズコントロール、シートヒーターなども装着されていてとても快適にドライブできる車です。さて、そんなフォレスターの点検整備をご紹介します。
フォレスター(SH5)納車前点検
エンジンルームから点検していきます。こちらはエアフィルターの画像です。とても綺麗なフィルターなのでまだまだこのままでだ丈夫そうです。 こちらは点火プラグです。全部で4本装着されていて、すべて点検させていただきました。焼けの状態や端子の状態など特に問題はありませんでした。エンジンルーム内ではゴムホースやパッキン類の劣化、各種フルード漏れがないかやベルト類の状態などもチェックしております。どれも大きな劣化は見受けられませんでした。
それでは、リフトアップしてハブベアリングのチェックをします。上下左右に揺すってガタがないかチェックします。ガタがでると最初の方はそこまで気にしなくても大丈夫ですが、ガタが大きくなると曲がる際に異音がし始めて、もっとひどくなるとハブベアリングが焼き付いてしまい走行不能になってしまいますので要注意です。下回りの点検では、ロアアームのブッシュが少しヒビ大き目という感じでした。まだブッシュは切れていないのでこのまま使えますが、早めの交換おすすめですね。あとはロアアームのボールジョイントブーツが破れていました。これらのブーツ、ブッシュ類は年式を考えると普通のことなので、メンテナンスしながら乗っていければよいかと思います。タイヤの残量をチェックします。タイヤは前後ともまだ半分以上残っているのでまだまだこのまま乗れそうです。スペアタイヤの空気圧をチェックして、発煙筒の期限が切れていたので交換して納車前の点検は終了です。
フォレスター(SH5)納車前油脂類交換
続いてオイル類の交換をしていきます。まずはエンジンオイルを抜きます。オイルフィルターも同時に交換します。
こちらはフロントのデフオイルです。オイルの汚れは少なくまだ透明度が高いですね。ドレンボルトの鉄粉付着は少ないです。こちらはリアのデフオイルです。リアデフオイルは少し汚れが多い感じなので、ちょうど交換タイミングでした。リアのドレンボルトも鉄粉は少ないです。スポーツカーで激しい走りをすると鉄粉が多く付着することもあるのですが、SUVなので日常使いで乗られていたのでしょう。デフオイルは前後ともワコーズのギアオイルを注入します。続いてブレーキフルードを交換します。フルードはDOT4を使用します。ブレーキフルードは頻繁に交換しなくてもいいのですが、車検毎くらいの交換がおすすめです。最後に上からエンジンオイルとフロントのデフオイルを入れて油脂類の交換は終了です。
フロントロアアームブーツ交換
点検で破れているのが確認できたフロントロアアームブーツを交換します。こんな感じでパックリと行っちゃっています。こちらが取り外したブーツです。新品との比較でもわかるようにかなり劣化してつぶれています。ブーツは単体で数百円しかしないので破れる前に交換してあげるのがおススメです。こちらが交換した画像です。力がかかってつぶれるブーツなので劣化してきたら早めに交換した方がいいですね。画像はないのですが、このロアアームブーツ以外にエアコンフィルター、エアコンコンプレッサーリレー、フロントワイパーラバーの交換もさせていただきました。以上で納車前の点検整備は終了です。K様、この度はご契約ありがとうございました。ぜひフォレスターをお楽しみください。