パールホワイトのBRZ納車点検を行いました。
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)メカニックのムラシタです。今回はパールホワイトのBRZの納車前整備を行いました。STiのフロントスポイラーが装着されていて走行距離も9万キロ台とまだまだ走れる余力がたっぷり残っている1台です!作業は、メカニックのワタナベが担当しました。
BRZ(ZC6)納車前整備
まずはエンジンルームの点検からしていきます。エアクリーナーは綺麗な状態ですね。汚れの溜まったエアクリーナーは吸入空気の妨げになるため燃費の悪化やエンジンの不調につながることもあります。交換時期、もしくは汚れが酷い場合は交換することをおススメします。
次にスパークプラグの点検です。こちらも碍子の焼けや電極の異常な摩耗などもなく正常ですね。
エンジンルームの点検が終了したら、車両をリフトアップしてオイルパンからエンジンオイルを抜きます。結構汚れていますね。トランスミッションオイルを抜きます。こちらも焼けて劣化していますね。エンジンオイルに比べて少ない量で仕事をしなければならないオイルなので、定期的に交換したいですね。デフオイルを抜きます。こちらも劣化していますね。新しいオイルでリフレッシュしましょう♪デフやトランスミッションなどのドレンボルトはマグネットになっていて、オイルの中の鉄粉を吸着してくれます。こちらもきれいにクリーニングします。新しいトランスミッションオイルを入れます。オイルはワコーズのMT-75を使用します。
デフオイルを入れます。
次に下回りの点検です。ブレーキの点検をします。ピストンブーツの劣化やキャリパーピストン、スライドピンの動きをチェックします。ブーツに劣化もなく、キャリパーの動きもスムーズで良好です。もちろんブレーキパッドの残量も確認します。
下回りの点検をします。ブーツやブッシュの劣化、各アームやロッド類の取り付けが緩んでいないかなど確認していきます。こちらの車両ではリアのスタビライザーリンクのブーツが劣化により破けていたので、後日交換します!下回りの点検が終わったら、車両を下げてオイルフィルターの交換をします。86/BRZではエンジンルーム上にオイルフィルターが設置してあるので、メンテナンスしやすいです♪車両を下げて新しいエンジンオイルを入れます。オイルはワコーズのプロステージSを使用します。ブレーキフルードの交換&エア抜きをします。ブレーキフルードも空気中の水分を吸って劣化してしまうので、1年ごとの交換をおススメします。
86(ZN6)スタビライザーリンク交換
下回りの点検時に、スタビライザーのリンクのブーツが破れていました。ブーツ類の破けは車検に通らないのでこちらは交換します!スタビライザーリンクはコーナリング時に横揺れを抑えるスタビライザーを支える重要な部品です。ブーツの破れを放置するとやがてジョイント部が傷んでしまい乗り心地が悪くなったり、コトコトといった異音が発生することも。いずれにしても不快な現象なので交換しておきたい部品ですね。以上で納車前整備作業は終了です。K様ご成約ありがとうございました!BRZの走りを楽しんで下さいませ。