更新日時:2022/10/29
HMR(エイチエムアール)の栗原です。今回は無限マフラー ZEAL車高調を装着したインテグラタイプR(DC5)の納車前点検整備を行いました。担当メカニックはホリグチです。
まずエンジンルーム周辺をチェックしていきます。最初にバッテリーの健全性をチェックしていきます。この健全性が低いとバッテリーが劣化している判断となり交換が必要となります。バッテリーテスターで確認しましたが、問題ありませんでした。 シガーライターソケットからの便利グッズ使用などで負荷が高くなりバッテリー上がりが多くなります。マメにエンジンを掛けて充電したり、カー用品店などで購入できる充電器を用意しておくといいでしょう。 続いてエアフィルターの点検を行います。汚れもなく問題ありませんでした。フィルターが汚れで目詰まりを起こすと燃費悪化やエンジン本来の性能を発揮できなくなります。定期的にケースを開けて目視で確認し、お早めの交換をおススメいたします。 続いて水廻りの点検をしていきます。ラジエターホースに亀裂やクーラント漏れはありません。ラジエター本体からもクーラント液の漏れ跡も見受けられません。クーラント液はエンジン本体を冷却する役目を担ってます。定期的な点検と交換をおススメいたします。 補機ベルトの状態およびオートテンショナーの異音やヒビ、ささくれ、ガタのチェックをしていきます。チェックを行いましたが問題ありませんでした。ベルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなるだけではなく、バッテリー充電ができなくなりエンジンが停止してしまいます。定期的な点検をおススメいたします。 VTECの切り替えを行うスプールバルブ周辺をチェックしました。この箇所はオイル漏れが起こりやすいのです。今回は特に問題ありませんでした。 フルードの漏れをチェックしましたが問題ありませんでした。 続いてプラグの点検を行いました。4本とも特に問題ありませんでした。ただ、少し焼けもあるのでどこかのタイミングで交換を視野に入れておいていただくと良いかと思います。先端の部分がひどく汚れてしまうとエンジンが掛かりづらくなったり、走行中に失火が起こり故障の原因となります。 続いてリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初にハブベアリングとボールジョイントのガタがないかチェックしていきます。特に問題ありませんでした。消耗が進んでいくと、ハンドリングが安定しなくなり、最悪ベアリングが焼け付いて走行できない恐れもありますので定期的な点検をおススメいたします。 続いてリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初に下回りをチェックをしていきます。下廻りに突き上げて凹みキズがありますが走行上に支障はありません。 足廻りのブッシュ・ブーツをチェックしていきます。ブッシュ・ブーツにヒビが入ってしまいそのままにしておくと、そこからグリスが漏れ出したり、異物が侵入して足廻りの機能に支障をきたすだけではなく、車検を通過できなくなってしまいます。またそれ以外にもダンパーのオイル漏れがないかを点検していきます。 写真ではわからないですが、フロントのスタビリンクブーツが左右とも切れていましたので後ほど交換させていただきました。 ブレーキ廻りの点検をしていきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。長期間乗り続けていると、雨など水分や汚れでピストンにサビが侵食します。 そのまま放置してしまうとキャリパーが固着してブレーキの動作不良を引き起こして事故に繋がりますので定期的な点検をおススメいたします。 ブレーキパッドの残量をチェックしていきます。フロント3mm・リア9mmでした。フロントの残量が少なくなってきているのでお早めの交換をおススメします。
HMR HONDAでは納車前点検でエンジンオイルやオイルフィルター、ブレーキフルード、ミッションデフオイルを新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。まずはエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な点検を行わず走り続けるとエンジン不調の原因となります。使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。ミッションオイルも抜いていきます。ミッションオイルが劣化していくとギアの入りが悪くなったり、最悪ミッションのギアを痛めてしまいミッションブローに繋がります。 クーラント液も抜いていきます。 新しいミッションオイルを入れていきます。ミッションオイルはホンダ純正のMTF-3を使用しています。 エンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルはWAKO’SプロステージS 100%化学合成油 10W-40を使用しています。 新しいクーラント液を入れていきます。 ブレーキフルードを交換していきます。スポーツタイプのDOT4規格を使用しています。 タイヤ溝の残量をチェックしていきます。フロント6mm・リア7mmでした。 タイヤの空気圧チェックをしています。タイヤのエアはゆっくり少しずつ抜けていきます。ガソリンスタンドで簡単に入れられますので1ヶ月に1度のチェックをおススメいたします。 サンフレアの有効期限が切れていたので交換します。サンフレアは有効期限が切れていても車載されていれば車検は問題ありません。但しいざとなった時に使えるとは限りませんのでHMRでは有効期限が切れたものは交換させていただいております。 エアコンフィルターを交換していきます。エアコンフィルターにホコリや細かなゴミなどが目詰まりしてしまうと車内の不快な匂いの原因につながったり、エアコンの効きが落ちてしまいます。 以上で完了です。K様、この度はインテグラタイプRご契約いただきありがとうございました。インテグラタイプRとの快適なドライブを楽しんでください。
LINE@の友達からスタート!!
※HMRのLINE@は、LINE認証済み法人アカウントです。安心してご利用ください。