更新日時:2022/11/26
HMR(エイチエムアール)の柏崎です。今回は1オーナー 6MT 純正SDナビ装着 86(ZN6)の納車前点検整備を行いました。作業担当はメカニックの渡辺です。
まずはエンジンルームから見ていきます。
バッテリーテスターで劣化具合のわかる健全性を見てみます。テスト結果は良好でした。補充電を行っておきます。インテークホースを見てみます。インテークホースに割れやヒビはありませんでした。インテークホースに亀裂があるとエアクリーナーを通さない空気を吸い込んでしまい空燃比が狂ってエンジン不調の原因なります。インテークホースに割れやヒビはありませんでした。定期的な点検をしましょう。つづいてエアクリーナーを見てみます。エアクリーナーが汚れているとエンジン本来の性能を発揮できなくなります。破損していると異物を吸い込んでエンジンが不調を起こしたり、最悪壊れてしまいます。こちらもよく確認しましょう。ラジエター廻りを見ていきます。ラジエーターホースの状態は良好でした。ラジエタークーラント液はエンジンを冷却する役割があります。液漏れでクーラント液が不足するとオーバーヒートを起こす可能性があります。クーラント液の量は定期的な確認をおススメいたします。補機ベルト廻りとテンショナーを見ていきます。ベルトの張り具合や劣化、プーリーから異音がないかを確認しましたが問題ありません。ベルトが切れると発電やクーラントの循環ができなくなり最悪走行不能になります。定期的に点検しましょう。スパークプラグを見ていきます。電極が摩耗したり汚れているとエンジン不調の原因となります。エンジンの調子が悪い時にまず疑う場所の一つです。点検の結果、問題ありませんでしたが、イグニッションコイルと合わせてリフレッシュすると良い頃合いになっております。フロントサスペンションアッパーサポートを見ていきます。路面からの衝撃をサスペンションと一緒に吸収する役があります。経年劣化でヒビが入っています。異音の原因となりますので、劣化が進行したら交換すると良いでしょう。室内のエアコンフィルターを確認します。エアコンフィルターは花粉やダスト、排気ガスなど不快な臭い等を除去します。 フィルターは集塵した微粒子などで汚れので定期的な交換をおすすめしています。ヒダをめくると…汚れが多数ありました。後で交換していきます。つづいてリフトアップしてタイヤを動かしてガタつきや回転具合を見ていきます。点検の結果は問題ありませんでした。ハブベアリングやナックル&ボールジョイントに問題があるとハンドリングにガタつきが出ます。ベアリングがへたっているとスムースに回転しなくなります。そのまま走行続けるとベアリングが焼き付いて最悪走行できなくなります。走行中に異音やハンドルがガタついたりした場合には当店に早めにご相談ください。タイヤを外してブーツやブッシュの状態を見ていきます。ブーツが切れていると中に封入されているグリスが漏れてボールジョイントがスムーズに動かなくなります。ブッシュが劣化するとサスペンションが正常な動作をしなくなり不安定な乗り心地となります。左フロントハブボルトが2本折れています。後ほど交換します。フロントスタビライザーリンクのブーツが切れていました。後ほど左右とも交換していきます。リアアッパーアームとロアアームのボールジョイントブーツにヒビがありました。現時点では問題ありませんが交換をおススメさせていただきます。タイロッドエンドブーツ切れていました。後ほど左右とも新しいものに交換します。。デフマウントブッシュにヒビが入ってました。ヒビが進行したらリフレッシュしたいですね。つづいてブレーキ廻りを確認します。ブレーキパッドを取り外してキャリパーおよびピストン&シールの状態を確認していきます。キャリパーシールやピストンに問題はありませんでした。ブレーキパッドを見ていきます。ブレーキパッド残量が2~3mm程度になると交換をおススメいたします。フロント6mm・リア6mmでした。しばらく交換しなくても大丈夫ですね。外したタイヤの溝残量を見ていきます。溝の深さが1.6mmを下回ると交換をおススメします。フロント4mm・リア4mmでした。問題ないですね。つづいて各タイヤの空気圧を確認します。空気圧が不足したまま走行すると最悪タイヤがホイールから外れたりバーストする可能性があります。ガソリンスタンドなどで簡単に入れられますので、月に一度程度は確認しましょう。さらにリフトアップして下廻りを見ていきます。目立つサビや腐食はなくキレイな状態です。
HMRでは納車前整備でエンジンオイル・オイルフィルター・ブレーキフルード・ミッションオイル(MT車のみ)・デフオイル・ラジエタークーラント液(スーパークーラントの場合は量調整)を新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑・洗浄・冷却・防錆の役割があります。劣化したエンジンオイルは性能を発揮できずエンジンを痛める原因になります。エンジンオイルは乗らなくても酸化して劣化します。走行5,000kmまたは半年での交換をおススメします。エンジンオイルを抜いていきます。ミッションオイルを抜いていきます。厳しい状態にさらされるトランスミッションギアを保護するオイルです。保護性能が劣化したオイルを使用するとギアを痛めてしまいます。エンジンオイル交換2回に1回のサイクルで交換をおススメいたします。ギア同士の摩耗で発生した鉄粉です。オイルの保護性能がしっかりしていれば鉄粉は少なくなります。ここに大きな金属塊が付着していたらギアが欠けていますが問題ありませんでした。デフオイルを抜いていきます。ミッションオイルと同様にデフギアを保護するオイルです。エンジンオイル交換2回に1回のサイクルでの交換をおススメします。こちらはデフギア同士の摩耗で発生した鉄粉です。オイルの保護性能がしっかりしていれば鉄粉は少なくなります。鉄粉カスが多めなので定期的なオイル交換することをおススメいたします。新しいデフオイルWAKO’S MG90 75w‐90を入れていきます。新しいミッションオイルWOKO’S MT-75を入れていきます。新しいエンジンオイル WAKO’S PROSTAGE-S 0w-30を入れていきます。新しいブレーキフルードに入れ替えします。ブレーキフルードはDOT4を入れます。次は部品を交換していきます。リモコンのバッテリーを新しいものに交換しました。スマートキーが気が付かないうちに電池が切れて車に入れない、、、とならないように気を付けたいですね。つづいて駐車時に頼りになる、コーナーセンサーモニターしっかりと固定しました。ナビロック解除し使用可能にいたしました。写真を撮り忘れたのですが、折損していた左フロントのハブボルト2本交換・タイロッドエンドブーツ・フロントスタビライザーリンク・エアコンフィルター・ワイパーラバーを新しいものに交換しています。ご注文いただきましたオウルテック2カメラドライブレコーダーを取付いたしました。これで作業完了です。A様、この度は86(ZN6)ご契約ありがとうございました。低重心で走る楽しさを追求した86のドライブを楽しんでください。
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