更新日時:2022/10/10
HMR(エイチエムアール)のイシケンです。先日の筑波テストで感じたアンダー対策として、RG-OのタイプSリップ用アンダーパネルを取付けることにしました。RG-Oの大住さんとは実は昨年このマシンを作るところから色々と力添えをしていただいていて、いくつかのパーツではRG-Oさんの物を導入させてもらっています。何と言ってもRG-OのデモカーS2000が同じカテゴリーで筑波2秒台を記録したので、大住さんに助言をもらえるのは一番の近道ですね。ということで、アンダーが消えるこのアンダーパネルを導入することにしました。
このアンダーパネルはタイプSフロントリップ用にRG-Oさんが何度も鈴鹿サーキットでテストをして製作した製品です。実際に走らせてそのフィーリングや強度などなどしっかりと計算されて作られた物なのでその性能は間違いないでしょう。アンダーパネルはカーボンで作られており、剛性がまずしっかりと確保されつつ、軽量に作られています。軽量と言ってもそれなりの重さはあります。この点は強度とのバランスでしょうね。そして、強烈なダウンフォースが発生するためボディからしっかりとステーが伸びて装着するように作られています。この点も実走行で得たデータから各部強度を計算してこのような部品構成になっていることがうかがえます。
では早速取り付けて行きましょう。まずはフロントバンパーを取り外していきます。
バンパーが外れたので続いて純正のアンダーカウル類を取り外していきます。この辺りのカウルはアンダーパネルが装着されたら使わなくなります。フロント周りがごそっと外れたので、アンダーパネルのステーを取り付けていきます。左側は純正で空いているフレームの穴を使ってこの大きなアルミ板を着けます。
右側は穴あけが必要です。
空けた穴にナットの受けを打ち込みます。
続いて中央部分のステーを取付けします。そして左右を補強するステーを取付け。
中央のステーは少し曲げないと角度が合わないので微調整です。
続いて左右のインナーライナー兼アンダーパネルのアンダーパネル部分を切り取ります。 こんな感じで切り取りました。純正のフロントストレーキも邪魔になってしまうので取り外しました。 さて、いよいよアンダーパネルの装着です。まず仮当てをしてみました。このGTマシン雰囲気がいいですね。これだけみると凄いアンダーパネルを装着しているように見えます。 続いて、切り取ったインナーフェンダーとの隙間やグラグラを無くすための部品を装着します。こちらは後ほどインナーフェンダー側に穴を空けてクリップ留めしました。
続いて、フロントバンパー側の加工です。各部ステーに干渉しないように切り取って行きます。
切り取ってみたら仮組みして接触箇所を確認します。で、また接触しているところを切り取っていきます。
いよいよ接触箇所がなくなったのでバンパーを取付けます。
RG-Oアンダーパネルの装着完了です。取り付けてみるとすごくさりげなくて純正のタイプSバンパーからそんなに変わらない意匠です。フロントリップ部分の延長は数センチのレベルです。
正面から見ても付いていることがわからないくらいさりげないです。でも裏を見るとしっかりとカーボンのアンダーパネルが装着されているのがわかります。この何も装着していない感じがたまらないですね。
続いてトランクスポイラーの装着です。このスポイラーは純正のハイマウントストップランプを取り外して装着するタイプです。トランクスポイラーによって空気を内側に巻き込まずに後ろに流してあげることでリアのダウンフォースを生み出す製品です。では、まずハイマウントストップランプを取り外します。
ハイマウントストップランプが取り外せたので仮組みしてみます。特に加工は必要なくポンで付けられそうですね。サクっと取付け完了です。未塗装なのでこの後同色塗装に出そうと思いますが。そこそこ後ろに伸びていますね。
正直なところ、見た目はカッコ悪い(笑)でも性能重視でここはいきます!
以上でRG-Oのアンダーパネルとトランクスポイラーの取付は完了です。