更新日時:2025/09/22
こんにちは。HMR広報の小川です。今回ご紹介するのは、日産が誇るFRスポーツの伝統を受け継ぐ6代目フェアレディZ「Z34型(Version S)」です。 「ただカッコいいだけじゃない」その心臓部には国産最強クラスの大排気量NAエンジンを搭載し足回りも徹底的に鍛え上げられた、走る楽しさを凝縮した一台です。
Z34のデザインは、一目で「Z」とわかる伝統と、空力性能を突き詰めた現代的な機能美が見事に融合しています。ロングノーズ&ショートデッキのZ伝統シルエット、初代S30型から続くスポーツカーの黄金比率ともいえるフォルムを継承し、誰が見ても美しいと感じる普遍的なスタイリングです。
力強く張り出した前後フェンダーが生むワイドスタンス 先代Z33型からホイールベースを100mm短縮しつつ、全幅を拡大。これにより圧倒的な安定感とコーナリング性能の高さを予感させる、踏ん張りの効いたワイド&ローなフォルムを実現しています。個性的なヘッドライトやテールランプは、デザイン性だけでなく空力にも貢献しています。
初代S30のDNAを受け継ぎつつ走行性能を第一に考えた現代的な機能美を備えたスタイリングは、今なお色褪せることがありません。
Z34の心臓部には、日産の技術の粋を集めたV6 3.7L自然吸気エンジン「VQ37VHR」が搭載されています。最高出力:336PS/7,000rpm、最大トルク:37.2kgm/5,200rpm。このエンジンの真骨頂は、世界で初めて搭載された「VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)」にあります。アクセル操作に瞬時に反応する鋭いレスポンスと7,500rpmのレブリミットまで淀みなく吹け上がる官能的なフィーリングは、ターボエンジンでは味わえないNAエンジンならではの魅力です。
さらに、6速マニュアルトランスミッションには、シフトダウン時にエンジンの回転数を自動で合わせてくれる「シンクロレブコントロール」を世界初搭載。ヒール&トゥが苦手な方でも、プロドライバーのようなスムーズでショックのないシフトチェンジが可能です。※引用元→https://history.nissan.co.jp/Z/Z34/1409/performance.html
NA好きにはたまらない、アクセルとエンジンが直結したかのようなリニアな反応は一度味わうと病みつきになります。
「Version S」および「Version ST」には、標準グレードとは一線を画す本格的な足回り装備が与えられています。サスペンション形式:前 ダブルウィッシュボーン / 後 マルチリンク 高い路面追従性と剛性を両立する理想的な組み合わせで、高速走行からタイトなコーナーまで常に安定した接地感を生み出します。※引用元→https://history.nissan.co.jp/Z/Z34/1409/performance.html
曙ブレーキ工業製 対向ピストンブレーキキャリパー(前後) 強力なストッピングパワーと優れたコントロール性を誇る大径ブレーキシステムを搭載 。「NISSAN」ロゴの入ったこのキャリパーは、ブレンボ製と誤解されがちですが世界に誇る日本の曙ブレーキ工業製です。またRAYS製 19インチ鍛造アルミホイール 軽量かつ高剛性な鍛造ホイールは、バネ下重量を軽減しシャープなハンドリングと乗り心地の向上に大きく貢献しています。
コーナリングでの接地感と安定感は、当時のメディアで「ポルシェに匹敵する」と評されたほどのレベルです。
ドアを開けた瞬間から走りへの期待が高まる、ドライバーオリエンテッドなコックピットが広がります。初代S30を彷彿とさせる「3連サブメーター」 ダッシュボード中央には、電圧計・油圧計などを配置した伝統の3連メーターを装備。Zの歴史を感じさせると同時に、車両コンディションを直感的に把握できます。
ブラック基調に赤ステッチを組み合わせたコックピット シートやドアトリム、ステアリングなど、細部にまでこだわったデザインがスポーティな雰囲気を演出します。
ステアリングと連動して動くメータークラスター ステアリングのチルト調整に合わせ、メインメーターが一体となって動く機構を採用。どんなドライビングポジションでもメーターの視認性が確保される、走りへのこだわりが詰まった設計です。
Zの伝統を随所に残しつつ、現代のスポーツカーとして最適なドライビング環境にアップデートされています。
Z34 フェアレディZは、その魅力の全てを走りのために捧げたピュアスポーツです。希少な大排気量NAエンジン × 6速MT × FR駆動という黄金の組み合わせ。Version S/STに与えられた豪華な足回り装備で、サーキットやワインディングを楽しめる懐の深い絶妙なバランス。スペックだけでは語れない官能的な走りのフィールは、まさに「スポーツカー好きなら一度は乗るべき」一台です。