MINIのゴーカートフィールは楽しい!!
HOT Hatch HMR(ホットハッチ エイチエムアール)のヤナギです。今回はミニのゴーカートフィールについてお話します。ミニの代名詞であるゴーカートフィールですが、目指して作られたものではないのはご存じでしょうか?実はミニが誕生した1959年当時に遡るのですが、小さいボディに大人4人が乗れるボディを作るために、かなり極端なボディプロポーションをしていました。スペース確保のため量産車として初となるFFを採用し、足回りもコンパクトにするためゴム製の「ラバーコーン」というサスペンションを採用しています。タイヤも10インチと極端に小さく、ボディの四隅に設置されています。小さいボディながら室内を広くするという目的で生まれた「広いトレッド」、「小さいオーバーハング」、「小さいタイヤ」はゴーカートとの共通点が多く、ステアリングも非常にクイックになっています。ラバーコーン特有の引き締まった乗り心地も相まって、かなりクイックなハンドリング特性が生まれました。2001年登場の初代BMWミニ(R50)はかなり初代ミニを意識したハンドリングになっています。ですがボディやサスペンションの設計はローバーミニとは大きく異なります。特徴的なのはリアサスペンションで、フロントは一般的な「ストラット」なのに対しリアは「マルチリンク」を採用しています。BMWミニはコストが高くなったとしてもアライメント変化が少なくコーナーでも接地性が保てるマルチリンクサスペンションを採用し続けています。半面、トランクルームの両端のスペースが犠牲になるのですが、居住性よりも走り味を優先するあたりはBMWの強いこだわりを感じるポイントですね。この様にミニのゴーカートフィールはBMWに代わっても引き継がれています。初代ミニにまだ乗ったことがないのでいつか乗ってみたいですね♪