ホンダスポーツカー専門店のHMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。前回の「【シビックタイプRの買取相場】EG6からEP3までの査定相場と売り方を伝授!!」の続編になります。
【2020年8月】 シビックタイプRの買取査定の相場
まずはじめにシビックタイプRの2020年8月現在の買取査定相場をお伝え致します。前回の記事でもお伝えしましたが、この相場は他社が出しているような小売市場から逆算で出したような統計的なデータではなく、弊社が日々仕入れをしている際に見ている実際の取引きデータを元に算出しています。そのため、よりリアルな相場データになります。なお、状態やカラーリング、装備品により価格は大きく変わるため、ある程度幅がある相場データとなっています。
FD2 シビック タイプRの買取査定の相場
2007年から2010年まで販売されたFD2型シビックタイプRの買取査定相場になります。3代目になるFD2型からボディが4ドアセダンとなります。エンジンはEP3型と同じ「K20A」ですが、吸排気系の見直し、圧縮率の向上でパワーアップを果たしています。セダンになったことで剛性がアップ、更に足回りもブレンボ製キャリパーやブレーキ冷却ダクトが装備されるなどサーキット走行を想定した装備が充実しており、幅広い世代に人気があります。
■FD2モデル
・走行距離0万〜3万kmの買取相場:250万〜300万
・走行距離3万〜5万kmの買取相場:220万〜270万
・走行距離5万〜8万kmの買取相場:200万〜250万
・走行距離8万〜10万kmの買取相場:160万〜210万
・走行距離10万〜15万kmの買取相場:120万〜170万
FN2 シビック タイプRの買取査定の相場
FD2型と時同じくして、2007年から生産されたFN2型シビックタイプRの買取査定相場になります。FN2型は、欧州仕様がベースとなっている3ドアハッチバックモデルです。エンジンは2.0L i-VTECエンジン「K20Z型」を搭載。FD2型と比べて扱いやすさを重視しています。日本では2009年に「タイプR ユーロ」という名称で2010台限定で販売されました。さらに2010年10月に1500台が限定販売されています。「人とは違うタイプR」として人気があります。FD2型と比較すると相場はやややすい傾向にあります。FD2型よりも装備品やエンジンパワーは抑えられていますからね。
■FN2モデル
・走行距離0万〜3万kmの買取相場:130万〜170万
・走行距離3万〜5万kmの買取相場:110万〜150万
・走行距離5万〜8万kmの買取相場:90万〜130万
・走行距離8万〜10万kmの買取相場:60万〜100万
・走行距離10万〜15万kmの買取相場:40万〜70万
FK2 シビック タイプRの買取査定の相場
2015年から2016年まで販売されたFK2型シビックタイプRの買取査定相場になります。ドイツにある1周20kmになる超ロングサーキット「ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ」のFF最速タイムを目標に開発されたクルマです。エンジンが今までNA(自然吸気)だったのが環境・高性能化を兼ね添えた「直噴ターボ」に変更され310馬力を発揮する「K20C」を搭載しています。750台限定であっという間に完売しています。まだ新しいモデルになるため、3万km以上走っている市場データがありません。また、このモデルはFK8型の発売によって大きく値を下げたため、中古車媒体に掲載されている価格と買取金額には大きな差があることを理解しておいた方いいでしょう。FK8の納車が進めば更に買取相場は落ちて行くので、売りたい方は早めに見切りを付けた方がいいでしょう。
■FK2モデル
・走行距離0万〜3万kmの買取相場:250万〜300万
※3万キロ以上は流通データーがありませんのでお問い合わせください。
FK8 シビック タイプRの買取査定の相場
2017年から販売しているFK8型シビックタイプRの買取査定相場になります。これまでのタイプRと違って、車体の開発から「タイプR」と「シビック」は分けられて進められたことで、高性能化と実用性の拡大を両立しています。シチュエーションに応じたドライブモードが選択できることで幅広い層に受け入れられています。現在もホンダディーラーで新車で購入できますが、あまりの人気で納車までは1年近く待たなければならないのが実情。なのでいち早くほしいユーザーは中古車市場で新車に限りなく近いコンディションの車両を買い求めます。中古市場での取引はかなり少なく、買取相場もあって無いようなものです。オーダーしているユーザーへ納車がされて行くにつれ相場は下がって行くことでしょう。中古車は即納できるとうことで、新車価格よりも少し高い相場で取引されています。その影響で買取相場も高めとなっていますが、この相場は毎月下がって行くことになると思います。売るなら早めがいいです。
■FK8モデル
・走行距離0万〜1万kmの買取相場:300万〜350万
※3万キロ以上は流通データーがありませんのでお問い合わせください。
今回ご紹介した相場はあくまで概算となり幅は出てしまいます。お車の状態によって大きく前後することはご理解ください。より正確な金額を知りたい場合は、お車の情報と画像をLINEに送っていただくだけで簡単に査定できます。
LINE@の友達からスタート!!
※HMR HONDAのLINE@は、LINE認証済み法人アカウントです。安心してご利用ください。
シビックタイプRの高価買取ポイントとマイナスポイント
カラーではチャンピオンシップホワイトがどのモデルでも一番の人気色となり、買取相場は高くなる傾向にあります。その他、シルバーやブラックなどは買取価格は低い傾向にあります。FD2型シビックタイプRでは、ブルーやパープルなどの特殊なカラーリングもありましたが、基本的にはチャンピオンシップホワイトが一番です。その傾向はFN2も同じで、FK2やFK8もきっと同じ傾向になって行くことでしょう。
チューニングのプラス査定としては、FD2とFN2はバランスを崩さずにカスタムされている方が高価買取できます。ノーマルで乗りたいというニーズはありますが、中古車市場にノーマルが多いこともあり、チューニングされていると目立ちます。特に車高調・マフラー・RAYSや無限ホイールが入っているとプラス査定です。逆にバランスの悪いチューニングをしているとマイナス査定となります。それと、クラッチやLSDなどの駆動系だけ社外品が入っているというのもマイナスポイントです。バランスよくカスタムされている状態か、フルノーマルという状態が好ましいです。
FK2とFK8についてはまだ新しく値段も高い傾向にあるため、次に購入するユーザー層を考慮するとノーマルか純正オプション、無限くらいまでのパーツ装着が望ましいです。
シビックタイプRを買い取りしてもらうための3つの手段
車を売る際の手段として一般的には車買取専門店に売却するか、次の車を購入するお店で下取りしてもらうのが一般的かと思います。ただ、この方法は正直あまりお勧めしません。シビックタイプRという特殊で趣味性の高いスポーツカーの場合、一般的な買取店や一般車両を販売している販売店はより正確な査定をすることが出来ません。フルノーマルでしたらいいでしょうが、カスタムしている場合はまず評価されないと思ってください。例えば、「SEEKERさんでクスコのLSDを組んでもらっているんです!」とか、「SPOONのリビルドミッションが入っているんです!」などと伝えても、ホンダ車に詳しくないスタッフでは「???」です。 では、シビックタイプRを高く売るためにはどうしたらいいのか。
シビックタイプRを高価買取してもらうならスポーツカーを販売する専門店へ持って行くのが1番
車を売った後の流通構造を知るとよく分かるのですが、買取店やディーラーなどで下取りに出した場合は、買取りしたお店はその車を業者向けのオートオークションに売却します。オートオークションには全国の中古車販売店が仕入れに来ており、買取店が出品した車を買い付けに来ているのです。勘がいい方でしたらピンと来たかもしれませんが、買取店はこのオートオークションに出品して利益を得ているため、オークションの相場を元にそこから利益を考えて逆算して買取金額を算出しています。
上記の図のようにオートオークションに買い付けに来ている販売店に買い取ってもらった方が高く買い取ってくれるのではないか?って思いますよね。その通りです。弊社のような中古車販売店はオークションで買い付けているため、ユーザーから直接オークションと同じ金額帯で仕入れても何も問題ありません。買取店はそれをしてしまうと利益が出ないのでそこまでの金額は出せないのです。(たまに相場を無視して金額を出すところもありますが)
どの販売店に査定に出すのがいいのか
シビックタイプRを売るならシビックタイプRを数多く取り揃えている販売店に査定してもらいましょう。色々な販売店やスポーツカー専門店がありますが、シビックタイプRをより多く販売しているお店の方が買取りしたシビックタイプRを販売する力があるので、買取でも希望額が出やすいです。ただ、このような販売店のデメリットは世の中に数多くないということです。査定してもらいたくても車を持ち込む必要があり、遠方で持っていけないということもあるかと思います。なお、当社は無料で出張査定を行なっています。遠方の場合は事前に写真にて査定させていただだき、ある程度条件面の折り合いを付けさせていただいてから出張査定に対応しております。
スポーツカー専門店でも希望額が出ない!そんな時は委託販売
こだわりと愛着を持って所有して来たシビックタイプRは、専門店でも希望額に届かない場合があります。当社でも何度もそのようなお客様に出会って来ました。チューニングがかなり施されたシビックタイプRであったり、メンテナンスがかなり行き届いたシビックタイプRなど、とてもお金をかけて維持されて来た車の場合は希望額も必然と高くなります。
そのようなシビックタイプRの場合は、委託販売というスタイルがお勧めです。これは、その販売店に販売を委託して、売れた際にお金をもらう手段です。販売店によって手数料は異なりますが、希望額に手数料を上乗せして販売してもらい、売れれば希望額を手にすることができるのです。個人では出すことのできない中古車媒体などにも掲載してもらえるところもあります。何よりもシビックタイプRを買いたいユーザーが来店するため、販売金額にもよりますが売れる可能性は高いです。どこの販売店でもやっている訳ではないので、売ってもらいたいお店があったら電話で相談してみましょう。なお、当社は委託販売も受け付けております。いいことばかりの委託販売かと思いますがデメリットもあります。それは売れないため資金がすぐに必要な方には向いていません。また、金額設定が高いとずっと売れない可能性もあります。また、車を販売店へ預けることになるため、普段の足として使っている場合は委託販売ができません。
委託販売でも売れないなら最終手段は個人売買?!
最近ではヤフオクをはじめとする車の個人売買サービスが多くなって来ています。個人間で売り合うので税金はかからず手数料も最小限となるため、買う方も売る方も金銭的メリットが大きいのがポイントです。一昔前のような個人売買でのトラブルというのも専門サービスを使うことで解消されつつあります。比較的安心して個人売買ができる環境は整いつつあります。
しかし、中古車を購入する方々にとっては大手の中古車媒体を見て車を選ぶことが多く、個人売買サービスに掲載されている車にたどりつかないケースがあります。世の中に認知されているサービスはヤフオクが最大手となり、そこ以外のサービスはまだまだ掲載しても反響がない状況です。ヤフオクも価格帯が安い車の流通が主流のため、シビックタイプRを売ろうと思ってもなかなか買い手がつかないという場合もあります。そして、ヤフオクはまだ個人間での取引に重きを置いているため、金銭のやり取りと車や書類のやり取りでは不安が残る部分もあります。その意味では委託販売の方が安心と金銭面でのメリットは大きいかもしれませんね。
HMR HONDAで買い取りしたシビックタイプRはまた好きな方に乗ってもらえる
最後に少しだけ弊社のプロモーションをさせてください。ホンダスポーツカー専門店のHMR HONDAではシビックタイプRを多数展示して販売しております。弊社にご売却していただいたシビックタイプRは綺麗に洗車して、また好きな方に大事に乗って頂けるように店頭販売いたします。下記のような動画も撮影してYou tubeでもプロモーションしております。
このような動画を内装とエンジンルーム、そして試乗動画も撮影してプロモーションさせて頂いております。
また、ホンダスポーツ専門誌である「VTEC SPORT」にも取り上げられ、ホンダ専門店として認知されております。シビックタイプRをお探しの方が全国からお問い合わせ・ご来店頂いております。当社では全国無料出張査定を行なっております。LINEでの査定も受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。委託販売も受け付けております!
シビックタイプRの買取相場はこちら
シビックタイプRの中古車一覧はこちら
HMR HONDA店舗情報
TEL:042-568-1388
FAX:042-568-1389
contact@hm-r.co.jp
〒190-1222
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎東松原11-5