ホンダスポーツカー専門店のHMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。初めてこのブログにたどり着いた方もいると思いますので、はじめに当社のご説明をします。当社はホンダスポーツカー専門店で、特にシビックタイプRに関しては主力の販売車種であり、メンテナンスにも力を入れている車種です。
私(イシケン)もシビックタイプRには思い入れが強く、過去にEK9を購入し、半レストアしてB20Bエンジンに載せ替えたり、B18Cエンジンを積んだりしてサーキットを走り込みました。そんなホンダ好きのスタッフが運営しているホンダスポーツカー専門店だからこそわかる、歴代のシビックタイプRを高価買取してもらうための売り方を伝授します。今回はEG6からEP3までの相場についてご紹介します。FD2からFK8までは次の回にご紹介します。なお、はじめに言っておきますが、高く買い取ってもらいたいなら買取店には出さない方がいいでしょう。
【2020年8月】 シビックタイプRの買取査定の相場
まずはじめにシビックタイプRの2020年8月現在の買取査定相場をお伝え致します。この相場は他社が出しているような小売市場から逆算で出したような統計的なデータではなく、弊社が日々仕入れをしている際に見ている実際の取引きデータを元に算出しています。そのため、よりリアルな相場データになります。なお、状態やカラーリング、装備品により価格は大きく変わるため、ある程度幅がある相場データとなっています。
EG6 シビックSIRⅡの買取査定の相場
1991年から1995年まで生産されていたEG6型シビックの買取査定相場になります。「タイプR」グレード登場はEK9型からになりますが、それに相当するグレード「SiR Ⅱ」はリッター100馬力を超える高性能VTECエンジン「B16A」を搭載しており、現在でも中古車市場でも人気を維持しております。相場の条件としては修復歴なしです。なお、車両状態とカスタム内容によってEG6は買取相場が大きく変動します。
■EG6モデル
・走行距離8万〜10万kmの買取相場:40万〜80万
・走行距離10万km以上の買取相場:20万〜40万
EK9 シビック タイプR(前期)の買取査定の相場
1997年から2000年まで生産されていたEK9型シビックタイプR(前期)の買取査定相場になります。「タイプR」は1997年に追加され、コンパクトボディにハイパワーVTECエンジン「B16B」、ダブルウィッシュボーンサスペンションを搭載した最後のホットハッチバックタイプRとして現在でもその人気はとどまるところを知りません。
■EK9前期モデル
・走行距離5万〜8万kmの買取相場:150万〜200万
・走行距離8万〜10万kmの買取相場:100万〜150万
・走行距離10万〜15万kmの買取相場:80万〜120万
・走行距離15万km以上の買取相場:50万〜100万
EK9 シビック タイプR(後期)の買取査定の相場
1998年9月にマイナーチェンジが行われ、後期モデルになったEK9型シビックタイプR(後期)の買取査定相場になります。外装はフロントフェイスとリアテールレンズの変更、内装は2DINパネル対応のオーディオスペースに変更されるなど改良・変更がありました。走行性能に変化はありませんが、後期フェイスの方が好みという方が多く、買取査定相場は高めの傾向にあります。高価買取の条件としては修復歴なしであることが望ましいです。また、イエローはかなり相場が高い傾向にあるので、以下の相場には当てはまりません。
■EK9後期モデル
・走行距離5万〜8万kmの買取相場:180万〜220万
・走行距離8万〜10万kmの買取相場:140万〜180万
・走行距離10万〜15万kmの買取相場:120万〜160万
・走行距離15万km以上の買取相場:90万〜130万
EP3 シビック タイプR(前期)の買取査定の相場
2001年から2005年まで販売されたEP3型シビックタイプR(前期)の買取査定相場になります。EP3型シビックタイプRは、欧州仕様のシビックがベースになっています。英国生産ということもあってなのか、日本市場での販売台数は多くなく、中古車市場に流通する台数も少なかったです。しかし、搭載されている2.0L VTECエンジン「K20A」はリッター100馬力を超える超高性能ユニットで一定の人気を維持しています。
■EP3前期モデル
・走行距離0〜5万kmの買取相場:80万〜130万
・走行距離5万〜8万kmの買取相場:60万〜80万
・走行距離8万〜10万kmの買取相場:40万〜70万
・走行距離10万〜15万kmの買取相場:10万〜40万
EP3 シビック タイプR(後期)の買取査定の相場
2004年にイモビライザー追加やフロントフェイスのデザイン変更、6灯式ヘッドライト、リアコンビネーションランプのデザイン変更が行われました。走行性能に変化はありませんが、前期モデルの一部に発生していたエンジンオイルの減りが解消され、よりサーキットを楽しめるモデルとなりました。
■EP3後期モデル
・走行距離0〜5万kmの買取相場:100万〜150万
・走行距離5万〜8万kmの買取相場:80万〜130万
・走行距離8万〜10万kmの買取相場:40万〜80万
・走行距離10万〜15万kmの買取相場:20万〜60万
今回ご紹介した相場はあくまで概算となり幅は出てしまいます。お車の状態によって大きく前後することはご理解ください。より正確な金額を知りたい場合は、お車の情報と画像をLINEに送っていただくだけで簡単に査定できます。
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シビックタイプRの高価買取ポイントとマイナスポイント
カラーではEK9とEP3はチャンピオンシップホワイトがどのモデルでも一番の人気色となり、買取相場は高くなる傾向にあります。その他、シルバーやブラックなどは買取価格は低い傾向にあります。ただし、EK9でイエローだけはぶっちぎりで高いです。例の漫画の影響ですかね。EG6に関してはカラーリングよりも程度によって価格が大きく変わるため、カラーリングの影響はほぼありません。
チューニングのプラス査定としては、EK9やEP3はそこまで大きくプラスにはなりません。純正のタイプRが好みという方が多く、ノーマルで乗りたい需要が一定数あります。ただ、車高調・マフラー・RAYSや無限ホイールが入っているとプラス査定です。また、アフターパーツで無限製品はどのモデルでもプラス査定になります。逆によくわからないメーカーのパーツが装着されていたり、バランスの悪いチューニングをしているとマイナス査定となります。それと、クラッチやLSDなどの駆動系だけ社外品が入っているというのもマイナスポイントです。バランスよくカスタムされている状態か、フルノーマルという状態が好ましいです。
そして、メンテナンス履歴がきっちりと残っている車はプラスです。油脂類の交換を定期的に実施しているのは当たり前で、ブッシュ類やパッキン類などの消耗品も定期的にメンテナンスされているとプラス査定となります。逆にメンテナンスが行き届いていないシビックタイプRはかなりマイナスになります。
シビックタイプRを買い取りしてもらうための3つの手段
車を売る際の手段として一般的には車買取専門店に売却するか、次の車を購入するお店で下取りしてもらうのが一般的かと思います。ただ、この方法は正直あまりお勧めしません。シビックタイプRという特殊で趣味性の高いスポーツカーの場合、一般的な買取店や一般車両を販売している販売店はより正確な査定をすることが出来ません。フルノーマルでしたらいいでしょうが、カスタムしている場合はまず評価されないと思ってください。例えば、「SEEKERさんでクスコのLSDを組んでもらっているんです!」とか、「SPOONのリビルドミッションが入っているんです!」などと伝えても、ホンダ車に詳しくないスタッフでは「???」です。 では、シビックタイプRを高く売るためにはどうしたらいいのか。
シビックタイプRを高価買取してもらうならスポーツカーを販売する専門店へ持って行くのが1番
車を売った後の流通構造を知るとよく分かるのですが、買取店やディーラーなどで下取りに出した場合は、買取りしたお店はその車を業者向けのオートオークションに売却します。オートオークションには全国の中古車販売店が仕入れに来ており、買取店が出品した車を買い付けに来ているのです。勘がいい方でしたらピンと来たかもしれませんが、買取店はこのオートオークションに出品して利益を得ているため、オークションの相場を元にそこから利益を考えて逆算して買取金額を算出しています。
上記の図のようにオートオークションに買い付けに来ている販売店に買い取ってもらった方が高く買い取ってくれるのではないか?って思いますよね。その通りです。弊社のような中古車販売店はオークションで買い付けているため、ユーザーから直接オークションと同じ金額帯で仕入れても何も問題ありません。買取店はそれをしてしまうと利益が出ないのでそこまでの金額は出せないのです。(たまに相場を無視して金額を出すところもありますが)
どの販売店に査定に出すのがいいのか
シビックタイプRを売るならシビックタイプRを数多く取り揃えている販売店に査定してもらいましょう。色々な販売店やスポーツカー専門店がありますが、シビックタイプRをより多く販売しているお店の方が買取りしたシビックタイプRを販売する力があるので、買取でも希望額が出やすいです。ただ、このような販売店のデメリットは世の中に数多くないということです。査定してもらいたくても車を持ち込む必要があり、遠方で持っていけないということもあるかと思います。なお、当社は無料で出張査定を行なっています。遠方の場合は事前に写真にて査定させていただだき、ある程度条件面の折り合いを付けさせていただいてから出張査定に対応しております。
スポーツカー専門店でも希望額が出ない!そんな時は委託販売
こだわりと愛着を持って所有して来たシビックタイプRは、専門店でも希望額に届かない場合があります。当社でも何度もそのようなお客様に出会って来ました。チューニングがかなり施されたシビックタイプRであったり、メンテナンスがかなり行き届いたシビックタイプRなど、とてもお金をかけて維持されて来た車の場合は希望額も必然と高くなります。
そのようなシビックタイプRの場合は、委託販売というスタイルがお勧めです。これは、その販売店に販売を委託して、売れた際にお金をもらう手段です。販売店によって手数料は異なりますが、希望額に手数料を上乗せして販売してもらい、売れれば希望額を手にすることができるのです。個人では出すことのできない中古車媒体などにも掲載してもらえるところもあります。何よりもシビックタイプRを買いたいユーザーが来店するため、販売金額にもよりますが売れる可能性は高いです。どこの販売店でもやっている訳ではないので、売ってもらいたいお店があったら電話で相談してみましょう。なお、当社は委託販売も受け付けております。いいことばかりの委託販売かと思いますがデメリットもあります。それは売れないため資金がすぐに必要な方には向いていません。また、金額設定が高いとずっと売れない可能性もあります。また、車を販売店へ預けることになるため、普段の足として使っている場合は委託販売ができません。
委託販売でも売れないなら最終手段は個人売買?!
最近ではヤフオクをはじめとする車の個人売買サービスが多くなって来ています。個人間で売り合うので税金はかからず手数料も最小限となるため、買う方も売る方も金銭的メリットが大きいのがポイントです。一昔前のような個人売買でのトラブルというのも専門サービスを使うことで解消されつつあります。比較的安心して個人売買ができる環境は整いつつあります。
しかし、中古車を購入する方々にとっては大手の中古車媒体を見て車を選ぶことが多く、個人売買サービスに掲載されている車にたどりつかないケースがあります。世の中に認知されているサービスはヤフオクが最大手となり、そこ以外のサービスはまだまだ掲載しても反響がない状況です。ヤフオクも価格帯が安い車の流通が主流のため、シビックタイプRを売ろうと思ってもなかなか買い手がつかないという場合もあります。そして、ヤフオクはまだ個人間での取引に重きを置いているため、金銭のやり取りと車や書類のやり取りでは不安が残る部分もあります。その意味では委託販売の方が安心と金銭面でのメリットは大きいかもしれませんね。
HMR HONDAで買い取りしたシビックタイプRはまた好きな方に乗ってもらえる
最後に少しだけ弊社のプロモーションをさせてください。ホンダスポーツカー専門店のHMR HONDAではシビックタイプRを多数展示して販売しております。弊社にご売却していただいたシビックタイプRは綺麗に洗車して、また好きな方に大事に乗って頂けるように店頭販売いたします。下記のような動画も撮影してYou tubeでもプロモーションしております。
このような動画を内装とエンジンルーム、そして試乗動画も撮影してプロモーションさせて頂いております。
また、ホンダスポーツ専門誌である「VTEC SPORT」にも取り上げられ、ホンダ専門店として認知されております。シビックタイプRをお探しの方が全国からお問い合わせ・ご来店頂いております。当社では全国無料出張査定を行なっております。LINEでの査定も受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。委託販売も受け付けております!
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