HMR HONDA(エイチエムアール ホンダ)のヤナギです。今回はアコードSiR(CD6)の納車前整備を行いました。この型のアコードは昔、JTCCというツーリングカーレースに参戦していました。今回の車両はそのJTCC仕様のエクステリアで、とてもレーシーに仕上がっています。この型のアコードはJTCCに出ていたJACCSカラーのレースカーが有名ですね♪作業はメカニックのムラシタです。
アコードSiR(CD6)納車前点検整備
エンジンルームの点検から行います。バッテリーの固定、端子の締め付けを行います。固定が甘かったり、端子が締め付けられていないと外れてショートしてしまう可能性があり危険です。インテークホースも亀裂などなく問題なしですね。劣化してしまうと亀裂などが入ってしまい、そこからエアクリーナーを通さないゴミなどを吸ってしまう可能性があります。ラジエーター廻りの点検です。アッパータンクのひび割れはなく問題有りません。冷却水漏れはエンジンのオーバーヒートの原因になるので要注意です。ラジエーターホースも劣化はなく問題なさそうです。補機ベルトも問題なしですね。補機ベルトが切れてしまうとオルタネーターやウォーターポンプ、パワステなどが作動しなくなってしまいます。プラグの焼け具合は問題なしです。冷却水を交換するので古い冷却水を抜きます。劣化している冷却水は冷却効果が弱くなったり、ラジエーター内の錆の原因になります。続いて油脂類の交換です。エンジンオイルは定期的に交換することによってエンジンの調子を維持することができます。長く愛車に乗りたい方は油脂類はこまめに交換したいですね。エンジンオイルは3000~5000キロまたは交換から6ヶ月のどちらか早い方で交換することをおススメしています。エンジンオイルフィルターも同時に交換を行います。エンジンオイル交換2回に1回の交換を推奨しています。続いてはトランスミッションオイルの交換です。トランスミッションオイルはエンジンオイルより容量が少なく酷使される部分です。こちらはエンジンオイル交換2回に1回の頻度で交換することをおススメします。トランスミッションオイルはホンダ純正を使用しています。エンジンオイルはワコーズのプロステージSを使用しています。100%化学合成油のオイルなので安心です♪冷却水はしっかりとエア抜きを行います。エアが入ったままだと冷却水の効果を存分に発揮できなくなってしまうので、オーバーヒートの原因に繋がってしまいます。。。ブレーキ廻りの点検作業です。ブレーキパッドはフロント8mmリア7.5mmと残量は問題有りませんでした。フロントとリアブレーキキャリパーのチェックです。キャリパーピストンの固着や、シール類の状態をチェックします。前後左右問題ありませんでした。ブレーキフルードの交換作業です。ブレーキフルードは吸湿性が高いので水分を含んだフルードを長期間使用しているとキャリパーの内部にサビが発生してキャリパーピストンの固着の原因になります。1年に1回の交換、最低でも車検毎の交換をおススメします。発煙筒は期限が切れていたので新しいものに交換させていただきました。
アコードSiR(CD6)クラッチマスター交換
点検時にクラッチマスターシリンダーからフルードのにじみを発見しました。完璧に漏れてしまうと、クラッチがいきなり切れなくなってしまうことがあります。にじみのうちに交換しておきたい部分です。車内の足元を覗くとこんな感じで滲んできているのが分かりますね。クラッチマスターごと交換を行うので、まずは滲んでいるクラッチマスターを取り外します。新品のクラッチマスターと比較すると明らかに違いが分かりますね。。。年式が古いのでこういった部分にガタが出てしまうのは仕方がないですね。新品を取り付けて、エア抜きを行って納車前の点検作業は終了です。N様、この度はご依頼いただきありがとうございました。納車までもう少しお待ちください♪
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