HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。先日の富士テストにてブレーキの前後バランスが悪そうだということで、フロントにアクレの4podキャリパーを入れているのですが、これを純正に戻そうとなりました。ブレーキングでノーズダイブが大きく、ブレーキで止まり辛いのとコーナリング初期にリアが出やすくてコーナリングスピードを稼げないというところを改善できたらと思っています。
CSOの前後ビッグローターキットを投入
たまたま中古でストックのあったCSOさんのビッグローターキットを使ってアクレキャリパーから純正キャリパーへ戻そうと思います。ブレーキパッドはアクレさんに純正キャリパー用でフォーミュラ800Cを用意してもらいました。
では早速交換していきます。作業はメカニックのモリヤマです。まずフロントから作業します。
こんな感じでCSOさんのローターに変わりました。どちらも2ピースでローター径は330パイで一緒なので特にここでのプラスポイントはありません。ホイールを装着していますが、こんな感じでフロントは純正キャリパーに戻りました。ちょっと見え辛い写真ですね。
続いてリアです。リアはメカニックがしっかりと写真を撮ってくれました。
これで前後純正キャリパーにCSOビッグローターキットという組み合わせになりました。試乗した感じのフィーリングは、アクレキャリパーの際はレーシングパッドを装着していたので街乗りレベルでの効きはいまいちだったのですが、今回は街乗りにも対応している800Cパッドなので初期から効きがいい感じですね。ただ、これがサーキットでどうなのかはまだわかりません。
助手席にレカロRS-Gを投入
続いて、助手席にレカロRS-Gを装着しました。もともとレカロのSR6が装着されていたのですが、助手席に誰か座ることはなくなったので、フルバケにしようと思いストックしていました。
なかなか作業する時間を取れなかったのですが、こんな感じで両席ともにレカロフルバケットシートにすることができました。タイムは何も変わりませんが見た目の印象はかなり変わりましたね。
J’sracingのクラッチスレーブシリンダー装着
最後に、先日の富士テストで死んでしまったクラッチスレーブシリンダーの交換です。
たまたま別の車両に使おうと発注していたJ’sracingの強化クラッチスレーブシリンダーがあったので、これを装着することにしました。
主に社外の強化クラッチを装着した際に、その重たさを軽減するためのパーツです。耐久性などは純正と同じです。なので、デモカーのS2000はSPOONのクラッチで全く重くないので必要はないんですけどね。
さて、それでは交換していきます。こちらが死んでしまった純正のクラッチスレーブシリンダーです。
フルードを抜いていきます。
取り外しができました。
中を見てみるとサビていましたね。クラッチフルードは水分を吸収するので定期的に交換しないとその水分によってシリンダー内部が錆びてしまいます。半年に1度は交換していたのですが、デモカーで普段乗らないためにシリンダーが動くことが少なくて錆びてしまったんでしょうね。
こちらがJ’sracingのスレーブシリンダーです。見た目は純正と同じです。
新品純正クラッチスレーブシリンダーをボーリング＆ホーニングし、表面積で約３５％大口径の専用ピストンを採用しているそうです。
取り付けていきます。
こんな感じで取付け完了です。見た目には純正と何も変わらないですね。
最後にフルードのエア抜きをして終了です。
今回、ブレーキの前後バランス改善とクラッチスレーブシリンダーの交換を行い、これでまたテストにいけます。ブレーキを踏んだ際に前後とも水平に沈み込んでくれるといいですね。写真はないのですが、この後コーナーウェイトで前後重量バランスは50:50に合わせました。富士でのテストが楽しみです。また、結果は報告します～。
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