HMR(エイチエムアール)のイシケンです。1月8日のレースに向けて、デモカーS2000のクラッチとミッションをリフレッシュしました。どちらもSPOON製品です。ミッションはSPOONの精密OH済みに交換し、クラッチはノンアスタイプ。フライホイールやベアリングもSPOONです。このS2000は6万km時に(今は8万km)中古で購入しているので、前オーナーがクラッチをどうしていたかは不明です。距離としてはそろそろやっておこうと思い交換となりました。それでは、ミッション下ろします。(作業はメカニックのティーです)
S2000ミッション&クラッチおろし
S2000のミッションをおろすには、実はエンジンを少し傾けないと緩められないボルトがあります。そこのボルトを緩めるために、エアクリーナーボックスやオルタネーターなどを取り外す必要があります。オルタネーターも取り外したところで、メカニックのティーからノックセンサーが割れているよとのこと。通常こんなところで外れないのですが、プラスチック部分がパックリと割れてしまっていました。振動の多いS2000では仕方ないですね。追加で部品発注です。そのまま作業を進め、室内のシフト周りを取り外しておきます。リフトアップして触媒、エキマニ、プロペラシャフトなどを外していきます。ミッションオイルもこの時点で抜いておかないとですね。触媒とエキマニを取り外し、プロペラシャフト外し、デフ側は外れたのですが、ミッション側のプロペラシャフトのボルトが緩みません。。。六角のボルトを使っているためとても緩めにくいところなので、ミッション一体で下ろして、その後取り外すことにしました。ミッションとクラッチハウジングのボルトを緩めます。ゴリゴリとバールを使って切り離していきます。
こんな感じでおりました。こちらがこれまで頑張ってくれたミッション。SPOONに返却する必要があリます。そして、ミッション内部にダメージがあるとその部品代も払わないといけないので、ブローする前に早めに交換するのがおすすめですね。クラッチを取り外します。もともともSPOONのノンアスクラッチにSPOONフライホイールでした!
S2000クラッチの取り付け
SPOONのフライホイールに付属している新品のパイロットベアリングを打ち込みます。ここのガタが出ると、エンジン始動時にジャダーが出たりします。クラッチ交換時には同時に交換するのがおすすめなので、SPOONのフライホイールにもセットされています。
車体にフライホイールを取り付けます。こんな感じでフライホイールの取り付け完了です。続いてクラッチ。ベアリングもSPOON製品を発注しておきました。そしてカバーの取り付けです。きっちりと規定トルクで締めます。SPOONクラッチの取り付け完了です!
S2000ミッションの取り付け
こちらがSPOONから送られてきたOH済みのミッションです。取り外したミッションを返却するので、S2000ミッション用にきっちりと梱包材が入っていました。
OH時の写真が入っているあたりがSPOONらしさですね。計測した時の写真などが複数枚入っています。取り外したミッションからシフトブーツを移植します。ブーツは綺麗な状態だったのでこのまま使います。OH済みのミッションをミッションジャッキに載せて、シフトフォークにグリスを塗ります。ブーツを移植します。ミッションマウントを取り付けます。ここまで取り付けたら車にミッションを搭載します。クラッチのレリーズフォークも新品にしました。いよいよドッキング♪装着完了です!!取り外した部品を元に戻します。ミッションオイルを入れて終了です。ここから慣らし1000kmほどやってまたオイル交換です。リフトアップするとミッションがとても綺麗ですね。これで駆動系はプロペラシャフトを除いて今年全てリフレッシュできました。次はSPOONのプロペラシャフトを入れたいですね〜。ちなみに、今回の作業でスターターも新品に交換しました。同じタイミングで作業するととても効率的です。割れていたノックセンサーも新品で装着完了です。以上、S2000のSPOONミッションとクラッチ交換でした。これから慣らしなのでシフトフィールはまだなんともですが、慣らし終わったら楽しみですね♪♪