デモカーBRZで富士スピードウェイに行ってきました
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の石川です。今日は富士スピードウェイにBRZのテストで行ってきました。今日の富士は梅雨の合間の曇りという感じで今にも雨が降りそうな分厚い雲がありましたが、午前から午後まで天気はもってくれました。チューニングカーレースである8BEAT出場に向けてオートファクトリーさんにてロールゲージが組み上がり、ECUの現車セッティングもしてもらいました。そして県外への外出制限も解除されたのでようやく走りに行けました。
テストメニューを着実にこなしながらタイムアップ
今回のテストメニューは以下です。
・フロントの減衰力をセット値から少しずつ上げてフィーリングチェック
・リアの減衰力をセット値から少しずつ上げてフィーリングチェック
・リアウィングを少しずつ寝かせてフィーリングと最高速度チェック
・ガソリンの消費量チェック
ピットも借りて色々とセッティングする準備も万端です。1本目の走行では、まず2月から走っていなかったので感覚を取り戻すのに5周程走りピットイン。内圧を調整してそのまま出て行きこの時点でのタイムを出しておきます。1本目は2:06.399でした。2本目はフロントの減衰力調整を少しずつ行っていきました。1ノッチ硬くして走り出すとフィーリングはかなりよくなって行き、一旦この時点でのベストを更新。2:05.974でした。その後フロントをもう1ノッチ硬くして走るとさらにフィーリングはいい感じに。ただ、うまくアタックできるスペースがなかったのでここでのタイムは刻めず3本目に。
昼休憩の時間だったので、各部取り付けした部品に緩みがないかチェック。 そして、午後1発目から全開走行です。昼ごはんを食べたので少し眠くなってしまいましたね。。。3本目は、リアの減衰力をと思っていましたが先にリアウィングを起こす方向のセットをテストしました。1段階起こして走るとストレートスピードで約2〜3kmほどプラスになりました。そして、ストレートスピードが上がることは想定していたものの、それ以上にフロントの入りがとても良くなったことにビックリしました。リアが効きすぎていたようです。とても走りやすくなりました。さらにもう1段起こしてこれで全開に起こした状態で走行してみると、最高速度は変わらないもののフロントの入りはさらによくなりかなりクイックに動いてくれるようになりました。装着しているウィングは翼端板レスの富士仕様でローダウンフォースなんですけどね。フィーリングがかなり良かったのでこの時点で一度タイム出しをして、本日のベストである2:05.609をマークしました。その後、リアの減衰力を1ノッチ硬くして走行。リアにしっかり感が出てより走りやすくなったのですが、少しアンダー傾向になりました。ピットに戻って空気圧を測定するとフロントが想定の値まで上がっていないことがわかり、ここでフロントの減衰力を1ノッチさらに硬くする方向で調整。アンダーは少し消えてフィーリング的にはいい感じで今日の中では一番のセットな感じでした。ただ、ここでチェッカーが出てしまい本日の走行は終了です。このセットでアタックしてどのくらいアップするかチェックしたかったですね。
8BEATに参加している方々は2分3秒台で走っているので、あと2秒削らないとです。まだレース用のタイヤを履いていなく、今日はディレッツァのZ3で走行したのでタイヤだけでも1秒はアップするとのことで、残りの1秒はセットアップと腕を上げて行きたいですね。
次の対策は、ブレーキの初期制動が大きいのでパッドを変更します。ローターも今より大きいタイプに変更予定ですでにオーダー済みなので、これでブレーキの調整がもっとやりやすくなる予定です。あと、後期型のパワステCPUに改装です。前期型はフロントの荷重が多くなるとパワステが効かなくなる時がありとても運転し辛いのです。特に第3セクターではほぼそれが出ます。これらの対策をして次回のテストに臨みたいと思います。
8BEATの初戦はコロナで延期になり8月1日です。まだ時間があるので何度かテストに行きたいと思います。
本日のベストラップのインカー
走行枠でのチェックになるので、全てのテストを行ってタイムアタックとは行きませんでしたが、そこそこいいフィーリングとタイムが出せて次のテストメニューも見えてきました。