エクシーガ(YA9)の納車前整備を行いました。
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の森山です。今回はエクシーガ(YA9)の納車前整備をさせて頂きました。7人乗りで少し大きな車体ですが、2.5リッターボクサーエンジンで余裕の走りを楽しめます。
エクシーガ(YA9)納車前整備
エアコンフィルターをチェックします。エクシーガはダッシュボード裏にエアコンフィルターがあります。かなり汚れていますね。エアコンフィルターは取り込んだ外気の塵やゴミを集めるフィルターです。つまりエアコンの風はここを通過して車内に吹き出します。そう考えると怖いですね…最近エアコンの風量が弱い、埃っぽいなと思うオーナー様は点検をおススメします。新しいものと交換します。新旧で比較すると一目瞭然ですね。続いてエンジンルームの点検です。まずはエアクリーナーの状態を確認します。先ほどのエアコンフィルター同様に汚れていますね。新品に交換します。これだけ汚れているとエンジンも本来の性能を出せないかもしれませんね。エアクリーナーの汚れは燃費の悪化やエンジンの不調につながることもあるので、定期的に交換したい部品です。ラジエターを点検します。ここではアッパータンクのひび割れ、カシメ部分からの漏れの確認をします。ラジエターホースは劣化してくるとブヨブヨと膨らんできます。冷却水の漏れはエンジンのオーバーヒートを招いてしまうので、年数の経った車両では要チェックです。こちらも劣化もなく綺麗な状態です。続いてスパークプラグを点検します。こちらも良い状態ですね。スパークプラグは種類によってメンテナンス方法が変わるため、整備工場にお任せいただくのが確実ですね。あとはエンジンや補機類に異常がないか確認してエンジンルームの点検は終了です。続いて車両をリフトアップして、下回りの点検とオイル交換をします。まずは冷却水を交換します。ラジエターのロアータンクのドレンボルトをプラスドライバーで緩めていきます。冷却水を浴びずに外すのが大変なタイプです。無事冷却水が抜けました。続いてエンジンオイルを抜きます。こちらは結構汚れていますね。エンジンオイルの汚れが溜まっていくと、エンジン内に汚れが蓄積され各部の動きが悪くなり、エンジン出力の低下やオイル上がりによる白煙の発生などの症状が出ます。こうなるとエンジンオーバーホールなど多額の修理費がかかるため、こまめな交換をおススメします。オイルフィルターも交換します。オイル交換2回に1回は交換したい部品ですね。8&Bでは納車前整備のオイル交換で全車交換しています!続いてフロントデフオイルを交換します。こちらは綺麗な状態ですね。フロントデフオイルは4万キロ毎の交換です。リアデフオイルも抜きます。こちらも綺麗な状態ですね。フロントとリアのデフオイルの交換は同じ4万キロ毎の交換ですので、4WDの車両では同時交換をおススメします。新しいオイルを入れます。デフオイルはワコーズの75W90を使用します。フロントデフオイルはエンジンルームから給油します。エンジンオイルはワコーズのプロステージSです。ブレーキの点検をします。ブレーキローターやブレーキホースは異常ありませんね。ブレーキパッドは摩耗していますね。こちらは新品に交換します。リアブレーキも同じく点検します。ブーツやピストンの状態、スライドピンの動きも確認します。後ろのブレーキパッドも摩耗しています。こちらも新品に交換します。新品のブレーキパッドを取り付ける前に、特殊工具でブレーキのピストンを押し戻します。あとは逆の手順で元に戻してブレーキの点検、整備は終了です。これで安心してドライブできますね♪最後に下回りの点検です。各部の締め付けやブーツ類の確認します。ドライブシャフトブーツやタイロッドエンドブーツなどは破れていると車検に通りません。こちらの車両は綺麗な状態ですね。ブッシュの状態も確認します。ひびは浅く切れもないので問題ないようです。ブレーキフルードの交換をします。ブレーキフルードは劣化すると、べーパーロック現象が起きやすくなってしまいますので、こちらも定期的に交換したいですね。最後にエアチェックをして、タイヤを取り付けて作業は終了です。こちらの車両はタイミングベルトの交換がありますので、後日アップします!H様ご納車までもう少しです。お楽しみにお待ちください。